食工房の裏ワザ

 スパイスワークの楽しみ
食工房の焼き菓子類には、スパイスを好んで使っています。
ことさらスパイスの名前を冠していませんが、ほとんどの製品にスパイスが入っています。
焦げ味に深みを与えるために、控えめな糖分でも甘さを楽しめるように、焼くことで失われる香りを補うために、素材の風味を強調したり逆にクセを和らげたりするために、スパイスワークにはいろいろな目的があります。
「何だか分からないけれどいい香りがして気になる。」そんな効果を演出することが、食工房のスパイスワークの先ず一番の目的です。
そのため例えば、度が過ぎるとまるで台無しになってしまうようなクセの強いスパイスを、粉1㎏に対して耳掻き1杯など、とてもデリケートなレシピになっています。


私とスパイスの付き合いは、実は私が20代の頃から始まっています。
その頃は趣味でカレースパイスのブレンドを試していました。
それまでカレーが複数のスパイスの調合品であることも知らなかった私は、いろいろなスパイスが合わさることで、魔法のように新しい風味が生まれることに、すっかり興味をさらわれてしまったのでした。
その頃からずっと、練りに練った私のオリジナルレシピのカリーマサラは、今、食工房のメニューの一つとなって皆さんに喜んでいただいています。


 どろんこクッキー
本日はの焼き仕事は、「どろんこクッキー」。
無加糖のカカオマスのフレークとミックスナッツとラムレーズンが入っているクッキーです。ここにも、スパイスの粒を包丁で刻んだものが入っています。

食工房の裏ワザ」への3件のフィードバック

  1. 窯爺

    こんばんは青木さん、ご無沙汰してます。blog開設ネットデビューお目出度うございます。酵母の世界は摩訶不思議、奥は深いですネ。パンつくりも同じく深い! 終りはありません。先週土曜日はほんと久しぶりに石窯パンを焼きました。勿論酵母は野生酵母を育てた?パン種です。裏磐梯高原で採取した山葡萄からかけ継ぎを行った酵母です。 時間が作れたときにお伺いします。自然体で頑張ってください。

  2. たけ

     手紙も書かずに申し訳ありません。
    毎日元気に暮らしてます。子供も3歳と2歳になり家の中は賑やかです。
     機会があればそちらに行きたいのですが、子供が成長してから方がいいのかなぁ、等と嫁と話をしています。
     お互いに体に気を付けて程々に頑張りましょう。
    それではお元気で。

  3. Mikio

    釜爺さま、コメントありがとうございました。
    ご来店、楽しみにお待ちしております。
    そちらのパンも、味わってみたいです。
    たけさん
    一瞬どなたかと思いましたけど、分かりました。
    キーワード「藤原新也」「レンガ通りの百姓市」で、OKですか。
    いつでも遊びに来てください。

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