続、小麦の話


昨日の記事に、オリオリさんから貴重なコメントをいただきましたので、小麦の話、もう少し続けてみたいと思います。
会津産の「ゆきちから」の話は私も聞き及んでいます。
ラーメンで全国的に有名になった喜多方市ですが、どうせなら「地元で取れる小麦でつくるラーメン」を売りにしたいと考えて、栽培が始まったとか・・・。
実際、ゆきちからのラーメンも売り出されているようですが、喜多方ラーメンの主流にはほど遠い現状です。
うどんにしようというプロジェクトもあったようですが、これも今一つ成功していません。
まだまだ研究の余地が残されているというのが、本当のところなのでしょう。
会津にはもう一つ、「あおば」という品種が定着していて、こちらは一時パン向きの国産小麦としてもてはやされた経緯があります。
食工房でも、開業当初2年間くらいブレンドで使いましたが、納得が行かず止めました。
本当なら、会津産の小麦100%でパンづくりが出来れば最高なのですが、今一つです。
そう言えば以前、東北を中心に「ハチマン」という品種の小麦が奨励されていたと覚えていますが、その後どうなったのでしょう。
パン用にも使えると聞き及んで興味を持ちましたが、当時千葉に住んでいた私は、実際にお目にかかることが出来ませんでした。
その他、「鴻巣25号」とかいう品種が、パンに最適だという解説記事を読んだこともありますが、これも私には幻の小麦です。
結局私の結論は、「南部」と「ゆきちから」のブレンドに落ち着いています。
まず今のところ、これが変わることはないと思っています。
ところで余談になりますが、小麦には大別して二つの種類があるのですね。
一つはパン小麦、もう一つはマカロニ小麦(別名、デュラム小麦)です。
パン小麦の方は、私たちが普段何にでも使っている普通の小麦。
マカロニ小麦は、専らパスタ用ということになっていますが、マカロニ小麦でも、黄色い色合いのおいしいパンが焼けるそうです。
一方、パン小麦の強力粉でパスタをつくることも出来ます。
食感は大分ちがいますが、風味は悪くないです。
北海道産「はるゆたか」のスパゲティーは、実際に商品化されています。
けっこうイケますので、どこかで見かけたら、ぜひお試しを!

最後に、オリオリさんコメントありがとうございました。