寒さ到来

昨日あたりから、グンと冷え込んで来ました。
会津の冬らしい、湿気をおびた冷たい風が吹いて、気温は日中もずっと一ケタでした。
これでシュトレンづくりも、ずっと安心です

そして、夏は地獄の暑さだった作業場は、こんどは暖かくて天国のようです。
今、私のいでたちは、上は下着の上に白衣を一枚だけです。
作業中は、袖もまくっています。
オーブンの前にいる時は、ちょうど心地良く暖かいのですが、何かの用で作業場から出る時が大変です。
特にトイレの時は、上に一枚羽織って行きたいところですが、忙しい時には脱ぎ着がめんどうなので、気合いを入れてそのまま飛び出して行きます。
この時の温度差は、なかなか体に効きます。
聞いた話しですが、こういうのが血管の鍛錬になるそうですね。
戻って来ると、寒さのあまりオーブンのフロントパネルに背中を当てて暖まろうとするのですが、こんどはじきにカチカチ山のタヌキ状態です。
まあそんなこんなで、冬場は出来るだけ作業場から出たくないので、作業ははかどります。
おかげさまで、年毎に年末の忙しさが増しているように感じられ、今年は年末まで体が持つかどうか、上手にスタミナ配分しなくてはなりません。
途中で風邪でもひいたら、おしまいです。
とにかく私一人、替えの利かない稼業ですから、沢山注文を抱えて、その緊張感はお察しいただけると思います。
さて本日の食工房は、木曜日よりさらに忙しい一日となりました。
一通りのパン焼きの他に、シュトレンづくりがあり、さらに明日の仕込みもありました。
娘たちには手仕事の時間をと思いつつ、朝から夜まで目いっぱい手伝わせてしまいました。
でも今日は、プッラ(シナモンロール)をつくる時、娘たちが余った生地でリンゴ入のプッラをつくり、焼き立てを食べて幸せな気分を味わいました。


ところで、これから年末まで、いよいよ忙しくなりそうです。
ブログの更新が、予告なく途絶えることがあると思います。