人間が何もしなくて良いのが機械だと・・・、そうは行きません。
機械というものは、意外に世話が焼けるものなんですね。
でも、その辺は私の一番得意とするところなので、本業と違って気楽に楽しんでやっています。
モノづくり商売は、道具や機械が生命みたいなものですから、そちらも込みでモノづくりの技術だと考えた方が、無理がないと思います。
高価な機械を、それもやっとの思いで中古で手に入れて使っているわけですから、手入れをサボって壊してしまったら、それこそいくら悔やんでもどうにもなりません。
今日は、年内最後の製造仕事を終わらせた後、一部の機械の手入れをしました。
一番よく使うパンこね機(ミキサー)の各所に、グリースや機械油を補給し、空回しして十分に油を馴染ませました。
日常的にも必要なところには油を注していますが、今日は点検を兼ねて掃除をしながら、いっそう念入りにやりました。
何と言っても、人手の何倍もの仕事をするわけですから、各部分品には相当な負担がかります。
当然消耗するパーツもあるわけで、それを長持ちさせるためにも、適切な使い方と手入れが肝心です。
そして、これは私だけの感じ方かも知れませんが、機械と言えど人の気心が通じるような気がします。
愛され大切に扱われる道具や機械は、人の信頼に応えて良い仕事をするものだと・・・、まずこれは間違いありません。
そしてもう一つ、道具や機械を大切にする者は、悪い仕事は出来ないと・・・、それも本当です。