Milladoiro

 


今日は、久しぶりにまた音楽の話です。
スペインの西部、ポルトガルと国境を接し、ヨーロッパの先住民とも言われるケルト民族の血の濃い地域「ガリシア」、そこにはアイルランドによく似た音楽があります。
そしてガリシアを拠点に活動しているルーツミュージックのグループ、それがMilladoiro(ミジャドイロ)です。
来日したこともあるので、このブログをご覧の方の中には、実際にライブステージをご覧になった方がいらっしゃるかも知れませんね。
私が初めてMilladoiroの音楽を聴いたのは、8年くらい前で、友人からプレゼントとしていただいた、カセットテープにダビングされた音源でした。
何を隠そう、これを聴いた時から、私のルーツミュージックへの探求が始まったと言っても過言ではありません。
それまでに、FOLK、COUNTRY、JAZZ、ROCK、BLUESなどアメリカ系の音楽からワールド系と呼ばれる、少しルーツのにおいのする音楽に辿り着いていた私は、強い衝撃を受けると同時に、すっかり納得してしまったことは、今でもよく覚えています。
その後、アイルランドや北欧へと興味は広がり、次々といろいろな音楽に出会いました。

さて、Milladoiroはミジャドイロと発音するそうで、それはメンバーの多くの出身地であり、カトリックの巡礼の地でもあったサンティアゴ・デ・コンポストラという町に、巡礼者たちが残していった古い石碑のことを意味しているそうです。
そしてMilladoiroは、一度は廃れかけたガリシアの伝統音楽の発掘と再創造という、音楽の歴史に残る偉業を成し遂げたグループでもあるのです。
さらに、「音楽は世界共通の言葉。」と宣言するとおり、世界中の音楽を柔軟に受け入れ、共演も実現してしまう彼らの音楽を、多くの人に知って欲しいと思います。

では、そのMilladoiroのホームページをご紹介しておきます。
音楽はもちろん、視覚的にも美しいホームページには、ライブステージのビデオが4本も公開されています。
これだけでも素晴らしいプレゼントですが、YouTubeサイトで、さらに何本ものビデオクリップを見られます。
お正月のお休みに、ちょっと変わった、でも素晴らしい音楽の世界に興味を広げたい方、ぜひご覧になってください。

ミジャドイロのオフィシャルホームページは<こちら>

YouTube Milladoiroの検索結果は<こちら>