歳の神(さいのかみ)

今日は、当藤沢地区で小正月の祭礼行事「歳の神(さいのかみ)」が催されました。
食工房を夕方5時で閉店し、家族全員で出かけました。



右側のご神体の炎の中に「顔」が現れています。


餅とスルメを焼いています。
来年は、パンを焼いてみましょう!


稲藁でこしらえた、高さが4~5mにもなる大きな二つのご神体に、用済みとなった正月飾りや去年の古いお札を納めて、夕方も過ぎてあたりが真っ暗になった頃、年男がたいまつで点火します。
火が回ると、ご神体は二つの大きな火柱となって天に昇って行きます。
漂う煙は、集う人々を浄めます。
ご神体が燃え落ちて火が落ち着くと、各々竹の棒に餅やスルメを挿してかざし、焼いて食べます。
お神酒をいただき、この餅とスルメを食べると、この一年の無病息災が約束されるのです。

歳の神(さいのかみ)が無事終わると、翌日は「団子さし」です。
会津には、古風な行事がちゃんと残っていて、いいなと思います。
楽しくて、私のようなよそ者には、部落の方々のお顔を覚える良い機会でもあります。
それに私は、とても厳粛な気持ちにもなります。



どなたが召し上がったか?
このお行儀の悪さ!


それで今日の日中、暮れにお稲荷さまにお供えしたお餅を下げに、雪の中を漕いで辿り着くと、お餅はありませんでした。
みごとに、一かけらも残さず、食べられていました。
この餅を食べてくれた「ヒト」がいたことに、私は正直嬉しかったです。

歳の神(さいのかみ)」への2件のフィードバック

  1. やなぎ

    わ、あの日は5時閉店だったんですね。
    すみません、慌ただしい時間帯にお邪魔してしまいました。
    歳の神も、雪のなかで囲んでこそ、ですね。
    今日のランチは黒パンでいただきます。
    そう、実はブラウニー狙いでうかがったのに、
    買って帰るのを忘れてきちゃいました。
    自分はなんてまぬけなんだと、帰りの車中で悔やんだ次第。
    またうかがいますね。

  2. Mikio

    やなぎさん、東京からわざわざお立ち寄りいただいたのに、慌しくてすみませんでした。
    ブラウニーの件は残念でしたね。
    ちょっと話題にすれば思い出していただけたかも・・・、気が利かなくて申し訳ありません。
    またお会いできるのを楽しみにしています。

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