アールグレーティーケーキ



アールグレーティーケーキ
駅カフェのメニューにも入っています。


ケーキと言うと、多くの方が、フワフワのスポンジケーキの土台にバタークリームやチョコレートクリームをコーティングし、上にもクリームでデコレーションしたり、イチゴやマロンが乗っていたりするものを思い浮かべることでしょう。
それで、このケーキ(Cake)という言葉(英語ですね。)の意味は、「固まり(あるいは塊)」です。
そうです。
化粧品の石けんに「〇〇ケーキ」というのがあるでしょう。
工業用語では、電子部品の素材であるシリコンの固まりを「シリコンケーキ」と言います。
そして、それを極薄の箔にスライスしたものは、「シリコンウェーハー」です。
こちらもお菓子の名前になっていますね。
話が脇にそれてしまいましたが、ケーキというのは、元々は塊状の焼き菓子の総称です。
だから、〇〇ケーキという風に名前が付いています。
また話が脇にそれますが、フランス語だと、ガトー・オ・〇〇、ドイツ語だと〇〇クーヘンといった具合です。
ちなみに、シュトレンはパンかケーキか?というと、ケーキという方が当りです。
小麦粉とバターと砂糖とドライフルーツのかたまりですからね。

さてさて、本題のアールグレーティーケーキです。
食工房のアールグレーティーケーキは、小さめのパウンド型で焼いた、小麦粉と卵とバターと砂糖が原料のスポンジケーキがベースです。
と言っても、よくあるようなフワフワの食感ではありません。
小麦粉も中力粉だし、添加物も無しですから、きっちりと中身の詰まったケーキです。
大事なところは、アールグレー紅茶の香りが生きているかどうかですが、こちらは自身を持っておすすめ出来ます。
オーブンの中で高温にさらされる焼き菓子は、香りを残すのが難しいのですが、スパイスワークの助けもあって、いい具合にベルガモットの香りが口の中に広がります。
このアールグレーティーケーキの中に入れている紅茶は、無農薬有機栽培の茶葉に、やはりオーガニックのベルガモットオイルをしみこませたもので、私が今までにお目にかかったどのアールグレーティーに比べても、断然上等の香りがします。
結局は、この紅茶の品質の良さが、ケーキの出来を決定しているのですね。
ハーブティーとは、特別いい相性です。
もちろん、紅茶でもコーヒーでもOKです。

食工房には、このアールグレーティーケーキの他に、ココアとチョコレートをアレンジした「エルフの焼き菓子」、アプリコットなどドライフルーツとヨーグルトをアレンジした「アプリコットケーキ」、そば粉にシナモンの香りをマッチさせた「そば粉入シナモンケーキ」があります。
そしてもう一つ、卵もバターも砂糖も使わないケーキ、「スパイスケーキ」というものが・・・。
それを明日焼きます。
こちらもメニュー表のために写真を撮って、明日のブログで詳しくご紹介いたします。

あ、それから忘れるところでしたが、「ブラウニー」もケーキの仲間でしたね。
バレンタインギフト用に、ずい分沢山ご注文をいただきました。
この場を借りて、一言お礼申し上げます。