先日の、冬将軍の別れの挨拶かと思える大嵐の後、また一段と暖かさが増しています。
明日はまた少し荒れるとの予報ですが、昨日も今日もここらはいいあんばいでした。
雪もすっかり消えて、田畑の準備も始まっています。
今日はすぐ前の畑で、近所のばあちゃんが野焼きをしていました。
枯れ草を燃やして灰にすると、畑のいい肥料になるのです。
うちの畑も、写真の画面からちょっと外れていますが、そのあたりにあります。
家庭菜園にちょうどいいくらいの畑を、この家と一緒に貸していただいています。
今までずっと、息子に任せっきりでしたが、今年は私も、畑仕事に関わりたいなと思っています。
会津は、いよいよ本格的に何もかもが動き始める季節になりました。
ところで昨日、ちょっとの合間にまた川原に行きました。
冬の間ずっと見なかった「顔」を、探しながら歩き回りました。
その結果、無事な姿だったのが写真の三人でした。
この三人には、何かが宿っているみたいです。
ちょっと顔を整えて、まわりもきれいにして来ました。
川は今、雪融け水で増水していてすごい水量です。
でも、大雨の後の洪水とちがって、濁っていません。
それが、これから一ヶ月あまりは続きます。
「雪は天然のダム」とはよく言ったものです。
川に下りていくと、まさにそれを実感出来ます。
太平洋側の地方で、春先、土ぼこりが風に舞っているのとは大違いです。
この水があるからこそ、生命の爆発を思わせる劇的な春の風景が見られるのですね。
会津は今、一年の内で最高の時を迎えています。