赤い屋根が食工房、後ろが住居にしている母屋、
そして裏手の杉林が昼なお暗いヒグラシの森。
青いタルが置いてある畦から耕運機よりこちら側の
範囲が我が家の菜園です。三畝約90坪の面積。
定休日の今日、一日中おおむね曇り空で気温も低く湿気の少ない風が吹いて、ちょっと秋の気配を先取りしているようなお天気でした。
早朝、夜明け前は少し寒いくらいで、タオルケットと毛布1枚では足りませんでした。
そのせいだったかどうか分かりませんが、いつものヒグラシの声は、ぴったりと途絶えて耳にすることが出来ませんでした。
その代わり日中ずっと、裏の杉林でヒグラシの鳴き声が聞こえていました。
そんな具合で今日は涼しかったので、大方一日中、畑の手入れと庭の草刈りなど外仕事をして過ごしました。
パン屋の仕事だけだと、どうしても運動不足になって体力が落ちてしまいますので、休日はただ休んでいるよりも、逆に体を使って過ごす方が気持ちが良く、後々調子も良いのです。
それで先週、一週間に一回では草取りが間に合わないので、出来る時に少しずつでもと決意したものの、ついに手を出せず丸一週間が過ぎて見ると、期待のサツマイモは、もう凄まじいほどの草の海の中に埋もれており、棚にはとり遅れて馬鹿でかくなったキュウリが、重そうにぶら下がっていました。
そういうわけで今日は、娘二人も借り出してとにかく草取りでした。
サツマイモなんか、まるで発掘作業のように、作物を傷めないよう注意しながら雑草だけを抜かなくてはならず、娘たちは「芋掘りしてるよ!」と笑いながらやっていました。
涼しかったおかげでずい分はかどりましたが、でもまだまだ。
また一週間先にはどんなことになっているものやら・・・。
8月に入れば直に、秋に向けて種蒔きをしなくてはなりません。
でもでもそのおかげで、このところ野菜は自家菜園の物と知り合いからいただいた物で間に合っています。