お客さまが来なくても忙しい一日

今日はまた週末だと言うのに、開店直後にお一人、閉店少し前にお一人お見えになっただけで、店先は全く静かな一日でした。
売り上げももちろん・・・。
でも中では一日中、パン焼きやお菓子づくりの支度で忙しくしていました。
造っているということは、売れてなくなったから、あるいは注文が入っている、のどちらかなのですから、実は大変結構なことなのです。
ところが商売初心者の頃は、その日にお客さまの出足が悪いと、何となく不安になって落ち着いて仕事に集中出来なかったりしたものです。
翌日は、仕事への意欲が湧かなかったり・・・。
店に来るお客さまの数なんてものは、本当に波があって、まるで何か申し合わせでもあるかのようにピッタリとお一人も見えないなんてことがあるかと思うと、今日は一体何の日?と思うくらい沢山いらっしゃることもあります。
ですから、最初からそういうものだと思って、一ヶ月とか一年間というような長い時間の中で見ていないと、お客さまの数は判断出来ないわけです。
大事なことは、毎日の細々した状況に左右されて、仕事への意欲に波が生じないようにすることです。
これがなかなか難しかったですね。
5年やってやっと、状況に一々一喜一憂しないで、コンスタントに仕事が出来るようになりました。
「商いは、『飽きない。』」と言われるそうですが、まさに自営業の極意ですね。
さて、明日はどんなことに・・・?
作業の方は、目一杯の予定です。

お客さまが来なくても忙しい一日」への2件のフィードバック

  1. arz2bee

    mikioさん こんにちわ
     五年くらいでお客さんの数が気にならなくなったとはさすが。当方は十年くらいたってようやく、暇な日も、こんなものかと思うようになりました。何せ、必ずうまくゆくとは限らない仕事なので、ひょっとして悪い評判でもと心配したものです。
    波があるといってもたかだか二,三倍の動きですから、Mikioさんに笑われてしまいますね。
     まだ二回目のコメントでちょっと失礼かもしれませんが、福島県のご出身でしょうね。文章にはなまりがないので、わかりませんが東海関西ご出身とは思えません。
     喜多方良さそうなところですね(失礼ながら結構文化の香りの高い)。二十年前知り合いのお嬢さんが喜多方へ嫁がれると聞いて、すぐ言葉が出てこなかったのを思い出して反省しています。

  2. Mikio

    arz2beeさん、コメントありがとうございます。
    >五年くらいでお客さんの数が気にならなくなったとはさすが
    と言われても、実はその5年の前も、堅い勤めをしたことはないのです。
    そのへんは、お時間がある時にでも、このブログをほじくり返してみてください。
    それから、驚かないでくださいね。
    何を隠そう、私は土佐の高知の出身です。
    「よそ者の会津考」という表題でいくつか記事を書いていますので、それも良かったらご覧ください。
    まあ何ぶん、よろしくお付き合いのほど、お願いいたします。

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