今日は、先日このブログでもご案内申し上げたカトリン・パウルさんの個展を見に、連れ合いと共に西会津町へ出かけて来ました。 <参照>
今日は、例のカトリンさんの東京のお友達もいらっしゃるとかで、滞在中一緒に食べるためのパンをご注文いただいていたのでそれを携えて、先ずは二つある会場の一つ西会津町の道の駅「よりっせ」に向かいました。
「よりっせ」とは、会津の方言で「寄ってらっしゃい」の意。
山間の町にお似合いの木造の外観で統一された建物の中に入ると、地域の物産が所狭しと並べられていました。
その奥に個展の会場が・・・。
打ち合わせどおり、カトリンさんが待っていてくれました。
こちらの会場では、町のお年寄りのポートレートが展示されていました。
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、西会津町は「健康で百歳まで長生き」を宣言して、先ずは食べ物からと有機野菜のプロジェクトを展開していたりするユニークな町です。
ポートレートは、いずれもお婆ちゃんばかりでしたけど、最年少の方でも98歳、他は皆百歳以上の方ばかりという顔ぶれです。
どなたのお顔も、子どものように可愛く写っていたのは不思議でもあり、当然でもあるような気がしました。
聴いてみたら、皆さんお元気な方ばかりだそうです。
カトリンさんがこのポートレートで最も留意したことは、百年間を見つめて来た「目」だそうです。
カメラを見つめるその眼差しの中に、きっと何かが見えるはずと、最大限アップにしたそうです。
しばらくそこで過ごした後、今度は二つ目の会場の西会津町国際芸術村へ回りました。 <こちら>
この会場に展示されている作品は、カトリンさんのアートのもう一つの世界、見えないものを形にして見せることや、光と影と言ったとても内面的なものがテーマになっています。
正直私には、ここの作品群はとても楽しかったです。
難解だと言う人もいるかも知れませんけど、理解しようとするより先ずは無邪気に感じて楽しむというスタンスで接すると、すんなり彼女の世界に入って行けるような気がします。
廊下の天井に吊り下げられた100枚余りのボールペン画(その日の気持ち)の下をいろいろな角度で見上げながら歩いたり這ったり走ったりするのが楽しくて、すっかり興奮してしまいました。
連れ合いも、久しぶりに自分の中のアートを刺激され触発されて、静かに興奮していたみたい・・・。
カトリンさんと一緒に写真に撮られる
というので興奮気味の我が連れ合い。
カトリンさんのブログNishiaizu Venture は <こちら>
今月いっぱいで会津を去るというカトリンさん、名残惜しいので今は先のことは考えたくないと仰っていました。
私たちも良いご縁をいただいたと、名残惜しい気持ちでいっぱいです。
でも、新たな環境での彼女の活躍を念願し、会津の地より声援を送りたいと思っています。
春、めっけ!
毎年、何度カメラを向けても新鮮な発見と驚きがあります。
つくづく可愛らしい花だと思います。 福寿草
こちらは、ウバユリの新芽。大きく育つと、迫力が勝って決して可愛いとは言えませんが、
新芽のこの時期はどんな植物だろうかと楽しみに思わせる可愛さです。
今年は雪が少なくて、雪解けも早くて、福寿草は二週間以上も早く咲き始めました。
あまり早く咲いたものは、その後に霜に当たってクシャクシャに萎れてしまったりして、ちよっと可愛そうです。
今朝は早くから日が差して暖かく、咲いたばかりの福寿草が金色に輝いていました。
そうしたらすぐ近くの地面に、ウバユリの新芽を見つけました。
けっこう早くから芽吹くことは知っていましたが、それにしても早いです。
また霜にやられなければいいがと、心配になります。
本当に、早すぎる春はその後の天候不順を予告していることもありますから、自然界の様子をことさら注意深く観察して、畑の作業の目安を付けなくてはと思っています。