道具の楽しみ・エスプレッソ編

以前、「ドンミリとした暗褐色の液体・・・」という印象的なフレーズにまつわるお話をご紹介したことがありましたが、覚えていらっしゃるでしょうか?     <参照>
その液体とは、即ちエスプレッソコーヒーのことだったというお話です。

さて世界のコーヒーの中でも、エスプレッソは一際個性的に見えます。
まあ、イタリアではずっと前から当たり前のコーヒーだったのでしょうけれど、日本の私たちには今更ながら新鮮な魅力があります。
今日本での主流は、何と言ってもエスプレッソマシンを使うやり方だと思いますが、イタリアの家庭では直火ポット式が定着しているそうですね。
ちょうど日本のどの家庭にも急須があるのと同じように、エスプレッソポットがあるのだそうです。
それだけに、いろいろなメーカーの器具が出回っています。
今回、やはりイタリア製のものでとても出来の良いものを見つけましたので、珍しく衝動買いしてしまいました。
でも、その価値が十分ある素晴らしい道具です。
そこで皆さまにもご紹介申し上げる次第。



直火ポット式エスプレッソメーカー ILSA イルサ




何と言っても、美しい形に先ず目を奪われます。
上蓋が閉まっている時も、開いている時も、角度の感じがとても綺麗だと思いませんか。
取っ手が金属製なので、火にかけて使う時は熱くなって素手で掴まない方が良さそうですが、逆にプラスチック製だとすぐに熱で変形してしまいますから(これには実例を経験済み)、賢明な配慮だと思います。





今回6カップ用のものを購入しましたが、中にセットするバスケット部分には段が切ってあり、別物のスノコを入れて底上げすると半分の3カップ分が淹れられるようになっています。
本当に良く出来ていると思います。



 


もう一つ唸ってしまったのは、ガスコンロにかける時に安定するよう、アダプター(あてがいもの)が付属していることです。
直火ポットは小さいので、そのままだとコンロのゴトクに上手く座ってくれないのです。
今まで、餅焼き網を置いてその上にポットを乗せていましたので、この付属品には泣けました。


それから、ステンレス製であることもメリットです。
アルミニューム製のものが多いのですが、ちょっと手入れが悪いとすぐに黒ずみが出たり、白く粉を吹いたように錆が出てしまいます。


さてさて、今日届いたばかりなので、まだ実際に使って見たわけではありません。
来週は、このポットの使用感をリポートいたします。
どうぞお楽しみに。


ちなみに、食工房ではエスプレッソとカフェ・オ・レに兼用出来る、フレンチローストをご用意しています。
ペルー産オーガニック コチャパンパ フレンチロースト 450円/100g
どうぞよろしく。


なお、このポットの購入サイトは  <こちら>

道具の楽しみ・エスプレッソ編」への2件のフィードバック

  1. yasu

    ステンレス製というのが良いですね。
    僕の古いポットはアルミ製で、そしてプラスチックの取っ手です・・・
    その器具のデメリットは十分承知なのですが、だけど友人からもらったもので僕にとっては特別な道具となっています。
    あのポコポコポコっていう音がなんとも癒してくれるんですよねえ。
    もうすぐ山都に戻ります。食工房のエスプレッソを楽しみにしています!

  2. Mikio

    yasuさん、コメントありがとうございます。
    私も今まではアルミ製のポットでしたよ。
    熱の回りが速くて、それはそれでメリットもありますね。
    いずれにしても、いろいろ道具に凝る楽しみを与えてくれるエスプレッソですね。
    この次は、ミルクを泡立てる道具が欲しいです。

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