ウワミズザクラ


本当に美しいと思います。



こちらは、とても可愛く見えます。


 


この季節、山の中は次々と木の花が咲いています。
そして新緑が濃くなるに連れ、白い花が目立ちます。
私の好きなホウの花も、早い所ではもう咲き始めています。
今年、ちょっと狙いを付けている所があって、そちらはまだ蕾です。
今年は、久々にまたホウの花の写真が撮れるでしょうか・・・。


それで、今日は仕事が早めに終わったので、犬の散歩に付き合って近くを歩き回っていると、ウワミズザクラが咲いているのを見つけました。
でもかなりの大木で、花はずーっと高い所にあって、写真を撮るには遠すぎます。
そうしたら上の娘が、別な所でずっと低い位置に咲いていて、写真を撮るのにちょうどいい場所があると教えてくれました。
早速途中から分かれて、その場所に行って見ました。

聞いたとおり、絶好の場所です。
道路沿いの藪にちょっと入っただけで、ご覧に入れたような写真が撮れました。
ちなみに、これは2枚ともノートリミングです。

それで実は、ウワミズザクラには類似した種類がいくつかあって、本当にこれがウワミズザクラかどうか、図鑑で調べてみました。
こういう時、図鑑の写真って結構微妙なんですよね。
もうちょっと、ここのところをよく見せて!と思うところが写っていなかったりします。

そんな時、我が家の取って置きの虎の巻は、「原色牧野植物大図鑑」です。
写真よりも、説明入りのスケッチの方が、はるかに正確で頼りになります。
その結果、これはウワミズザクラかシウリザクラのどちらかだと思われるが、ほぼウワミズザクラに違いないという結論に達しました。

遠くから眺めると、枝に無数のタンポンか毛ブラシのようなものが付いているように見えますが、近寄って見ると小さい花が房状に集まったものであることが分かります。
そして、どんなに小さくても、ちゃんと桜や梅などと同じくバラ科の花の特徴を備えているのが見て取れて、ここでも自然の営みのサプライズに感激する私でした。


そうそうちょっと余談ですが、散歩しながらまた娘に教わりました。
イタヤカエデのイタヤの名の由来は、大きな葉がびっしりと重なっていて水も通さない、つまりこの木の下に入れば雨に濡れないで済む、まるで板の屋根のようだ言うところから「板屋根」・イタヤと呼ばれるようになったとか・・・。
今日は、先日にも増して緑が濃くなっていました