「わるまめひろい」と読んでくださいね。
アクトウではありません。
今日は、午前中はマフィンとスコーンを焼いて、午後からは「悪豆拾い」とコーヒー焙煎で終わりました。
コーヒーの生豆というのは、ご覧のとおり緑色をしていて、別名「グリーンコーヒー」とも言うのです。
農作物ですから、当然出来不出来があります。
粒の大きさ、乾燥具合などのバラツキを、完全に無くすことは出来ません。
一番困るのは、腐敗醗酵した豆とカビが生えた豆、それから虫食いや割れの入った豆です。
これらは確実に風味に影響しますから、バットに広げて一粒一粒目で確かめながら、悪い豆を見つけたら拾い出します。
手選別ともハンドピッキングとも言いますが、うちでは悪豆拾いと言っています。
これがまた大変な手間で、しかしこれをやるかやらないかで、そこのコーヒーの価値が決まってしまうほど重要な作業なので、絶対に手を抜くわけには行かないのです。
大方は現地で出荷前に選別してくれていますが、輸送中、保管中に悪くなってしまうものがどうしても少しはあるのです。
この悪豆拾いをしながらいつも考えるのは、現地の人は多分、こちらの何十倍も手間がかかる選別の仕事を一日中やっているんだろうなぁ、ということです。
食工房で取り寄せているものの内、一銘柄だけ多分無選別と思われるものがあるのですが、これの悪豆拾いはさすがに音を上げたくなります。
約20%のロスが出る上、一人でやると1㎏分の豆を選別するのに小一時間かかります。
でも、この豆がどうにも捨て難い風味の良さを持っているので、止めるわけには行かないのです。
さておかげさまで、あさってのカフェクラブの準備もどうにか間に合ったようです。
近所なら ボランティアで、わるまめひろいに行きたいです!カフェクラブに一度は参加したいなぁ…
Sanaeさん、お気持ちだけいただいておきます。
わるまめひろいは、他の人にはさせられません。
きつとあとで恨まれますから・・・。