今月は定休日から始まりましたので、食工房は今日から師走本番です。
昨日になって、パンのご注文がバタバタッと入って来て、けっこうな量の仕込みになりました。
午前中、娘たちに檄を飛ばしながら、自分もピリピリと緊張してスピードを上げていました。
宅配便の集荷の時間までには、焼き上がったものを包装梱包しておかなくてはならないからです。
今日は、どうやらセーフでした。
この前は間に合わず、後から宅配便の車を追いかけて、打ち合わせ場所まで出かけて行くはめになりましたからね。
そんなことが度重なったのではたまりません。
それにしても思い出すのは、山暮らしをしていた時のことです。
友人知人を相手に、パンやお菓子を焼いて宅配便で送って、現金収入の手段にしていましたが、焼いて一日、包装して一日、それから街に出かけるついでに出荷と、まあ何とものんびりとしたペースでした。
今は、荷物があってもなくても、毎日必ず集荷に回って来てくれます。
焼いたその日に出荷して、次の日にはもうお客さまの手元に届きます。
今時そんなの当たり前だよ!と言われそうですが、私は未だ適応し切れていません。
棚の向きが真っ直ぐになって、作業性が良くなりました。
ところで、店の方もちよっとした模様替えをやりました。
今まで使っていた、骨董品のような焼き上げラックを止め、収まりの良い寸法のワイヤーシェルフを、工房入口のガラス窓に向けて配置しました。
食工房のお店は、ご存じのとおり田舎の田園風景のただ中にありますので、ちよっと油断するとすぐに虫などが飛び込んで来ます。
街中でよく見かける、焼き上げ直売スタイルの売り方はとても出来ません。
全て一旦包装してから、売り場に出しています。
そこで、焼き上がりの様子が外から見えるようにと思ったわけです。
こんなことは、もっと早くに出来れば良かったのですが、開店6年も経ってやっと実現したというわけです。
さあ、忙しい上にも忙しい12月。
風邪を引かないよう注意して、がんばらなくてはなりません。