今日、ふっと思い出して、古い音源を掘り返していたら、昔録音したお宝が見つかりました。
前に一部をご紹介したと記憶していますが、今回、フルライブバージョンということで、全編ノーカットでアップロードいたします。
その場に居合わせた皆にとっても、私自身にとっても、本当に良い時代でした。
コロナ禍の下、ステイホームで時間がある方、約1時間半のフォークロアライブをどうぞ。
井上憲一フォークロアライブ1974.10.mp3
月別アーカイブ: 2021年6月
今朝は、熊
今朝と言っても時間にすると午前10時頃の話です。
すぐ近所の方から電話があり、すぐ下のカーブのところ(道路)を子熊が横切るのを目撃したとのこと。
昨年秋に柿の木に熊が上り下りしたあたりです。
二時間ほどたって一仕事終えてから、直接詳報を聞きました。
どうやら一週間前5/28に国道を横切るのを目撃されたあの子熊のようです。
推測の域を出ませんが、まずほとんどのところ今年親から離れて独り立ちしようとしている子熊です。
では、どうして山の中ではなく、わざわざ人里を選んで子を放すのでしょう・・・?
その理由は、たぶんこうです。
山の中には、大きくて強い雄熊がすでに縄張りを持っていて、入り込む隙がないのです。
子熊にとって一番の敵は、大人の雄です。
大きく強い雄熊が、子熊や若い熊を襲って喰ってしまうことは、何も珍しいことではありません。
そこで母熊は、危険な雄熊が近寄って来ない人里に子熊を放します。
と言うことは、人は熊から見てさほど恐れる必要のない存在になっているということです。
分かりやすく言えば、舐められているのです。
今時、大方の人間が熊を恐れていることは、熊の方ではとっくの昔に感づいています。
ですから、時には山の中から大きな雄熊が母子連れを狙って人里にやって来ます。
彼らもまた、もはや人は恐るるに足りない存在だと自覚している可能性が濃厚です。
さてでは、この子熊をどうしましょう・・・。
近年、人間にとって悪い学習ばかりをし続けている熊たちですから、どこかでそれを断ち切らなければ、私たちが安全に生活出来る場所は、そのうち無くなります。
何とかして、人間は手強い存在だと言うことを思い知らさなければなりません。
それも、一時的なものでなく継続的に、日々私たちの側の努力によってのみ成し遂げられるものであることを、銘記しておきたいと思います。
そして生存は、常に命の危険とせめぎ合い闘うことであると。
正直落ち着かない毎日
麦畑が実りの季節を迎えています。
開花の時期を過ぎ、少しずつ実が熟し始めています。
まだ緑色をしていますが、気が気ではありません。
と言うのは、イノシシがうろついているからです。
彼らは、穀物が大好物です。
量当たりのカロリーが高くて、栄養豊富ですから。
そこで圃場の周りをネットで囲う作戦なのですが、被害に遭う前に囲い切れるかどうか、そこを心配しているわけです。
否、何とかして囲い切りたいものですが、一方、何か別な方法でイノシシが近づかないような作戦は立てられないものかと思うのですね。
あるいは、捕獲して殺処分するとか。
圃場の周りを囲うなんてのは、いちばん受け身で消極的な対応ですから。
役場には駆除願いを出していますが、いつ対応してもらえるのか、今のところ動きはありません。
これは、ある意味命がかかっているのですよ。
昔の農民の気持ちが分かります。
大事な作物を餌食にされるくらいなら、その前に撃ち殺して肉を食いたいと。
この生ぬるい社会の中で、多分こうした命のやり取りを理解してはもらえないであろうことに、釈然としない思いばかりが募る私です。
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晴天の下、作業は続きます
今日は定休日、朝から晴天に恵まれ、屋外での作業に汗を流しました。
麦畑の周りをネットで囲う作業です。
まず初めに、まわりの草刈りをして、作業がしやすいように準備をします。
これは、数日前から進めていましたので、すでに終わっていました。
次に地面に2~3m間隔に穴を開けて細い竹の棒(2.5m長)を差します。
それからネットを張ります。
圃場の周りをぐるっと一周、すき間が無いように囲います。
張り巡らしたネットの高さは約1.8~2.0m、裾は固定せず地面に這わせています。
1m以上幅を取っています。
写真があれば分かりやすいのですが、その余裕がなくて写真を撮っていません。
一見頼りないこのネットも、獣たちから見ると、突破して大丈夫かどうか、相当戸惑うはずです。
近づくと、まず最初に足元に網が絡まり付くので、先へ進むことをためらいます。
下からくぐろうとすれば、尚のこと体全体に網が纏わりつきますから、それもしないと思います。
結局入れるところを探して、グルグル周りを回っているうちにあきらめるざるを得ないだろうと言うのが、私の作戦です。
実は昨年、かぼちゃとさつまいもを植えた圃場をこの方法で囲ったところ、熊、猿、イノシシ、その他の小動物も一切侵入がありませんでした。
今年も上手く行くかどうか分かりませんが、勝算は大きいと思っています。
ただ、作業が間に合うかどうか・・・、それが問題です。
何しろ膨大ですから。
まあでも、やるしかないのですね。
今の法律では、獣たちの数を減らしてはいけないことになっていますから。
何とも歯痒い思いはありますが、致し方ありません。