獣たちの動きが変わって来た

<未公開映像> 9/14深夜 民家の軒下に侵入するクマ

クマの冬眠体制への移行により、出没状況が変わって来ています。
そしてその影響を受ける形で、他の獣たちの動きも変化しています。

我が藤沢集落、中島地区においては、クマは10/14の撮影を最後に以後トレイルカメラで捕捉出来ていません。
これまでとは通り道や出没場所が変わったということになります。

もう少し先まで様子を見る必要がありますが、多分、この先はクマの出没は減ると思っています。
代わりに、イノシシが出没するようになるでしょう。

カメラの設置場所も、今後、電気柵の撤去に合わせて見直す必要も出て来ます。
雪の季節は、電気柵は効果を発揮出来ませんし、雪に埋もれて損傷する可能性が高いので、撤去するしかありません。

その間は、圃場は無防備です。
電気柵に代わる防御も併用する必要があります。

と言うか、本当は、冬場は狩猟によって数を減らしつつ、獣たちに厳しく圧力をかけるチャンスなのですね。
それがなかなか出来ない状況なので、我々も悩むというわけです。

思い返せば若い頃、山暮らしの最中は、私も変な平和主義者で狩猟を野蛮視していました。

今になって、それがとんでもない大きな間違いであったことに気づいたわけで、当時、あれだけ自然主義に徹して暮らしていながら、どうして狩猟に目が向かなかったのかと、後悔の念に捕らわれる私です。

自然に対し最も深い洞察力を持っているのは、実は狩猟者です。
私も、さすがに今から狩猟者にはなれないとしても、狩猟者の物の見方を少しくらいは学ぶことは出来ると思っています。

70も過ぎて、獣害対策に知恵を絞ることになるとは思いませんでしたが、しかしこれは案外一番良いボケ防止にもなるに違いないと思う私です。

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