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明日と明後日は定休日です

明日は11月23日は国民の祝日「勤労感謝の日」ですね。
食工房は、毎週火曜日と水曜日が定休日となっておりますので、休業しております。
お間違えのございませんよう、よろしくお願いいたします。

ところで、勤労感謝の日は、以前は皇室の新嘗祭が行われる祭日だったのですね。

その名残りでしょうか、農村部のこの集落では、この日新穀感謝祭という祭事が出雲神社にて行われ、集落内にいる社総代の方が出向きます。
帰りには、申し込み世帯分のお札を与って来て、その足で各世帯に配ります。

こうした祭事は他にも年数回あって、集落内には熊野神社、古峯神社、おんば様など社や祠があちらこちらにあります。
また各家の屋敷内にもお稲荷様の祠があります。
村人は皆氏子であり、その中から社総代3名が選ばれ、行事の数々に役目を果たします。

こうした信仰は、人々の暮らしの背景となっており、アニミズムに結び付いていると言えます。
私には、とてもしっくり来る自然な感覚です。

集落の会計にも、ちゃんと祭典費という科目が設けられており、年間そこそこの額の支出が行われます。
もちろんそこで、宗教の自由がどうのこうのと目くじら立てる人などいません。

こうしたことが、ここでの暮らしの居心地の良さの源だと、私は思っています。

会計監査

私が、集落の会計役をやっていることはすでにご報告申し上げていますが、今日は本年度上期の会計監査を受けました。
そのための準備などで、昨日はブログも休みました。

今日は、夜7時から集会所で監査が行われ、先ほど終わって帰って来ました。

小さな集落の会計ですから、膨大と言うほどの規模ではありませんが、煩雑さにおいて規模は関係ないのですね。
食工房の仕事もしながら、ちょっと余計な仕事もしているわけで、今日はいささかのミスもあり時間がかかってしまいました。

今期で4年目ですから、来年度は是非とも交代してもらいたいと思っています。
小さい集落、少ない人口、何をやるにも引き受け手がいないという事情もありますが、いつまでも同じ人間が担当するのは良くありません。

それは置いて、ただ今シュトレンの製造がどんどん進んでいます。
先に製造した分がほど良く熟成して来ましたので、もう間もなく試食品を差し上げられると思います。

コロナ以前には、店頭にて試食していただき、それに合わせてコーヒーサービスもやったものですが、そうしたことも全く出来なくなってしまいました。
ご来店のお客さまには、予め小さくカットしたシュトレンを小袋に包装して用意して置き、それをお渡ししたいと考えています。

こんなちょっとしたことでも、コロナ禍の影響は大きいですね。
お客さまとのコミュニケーションが、疎遠になってしまうような気がします。

昨年の店舗改装以前と比較して、お客さまの滞留時間は確実に短くなっていますし。
コロナ禍が完全終息した時、また店舗改装して元に戻しましょうか・・・、そんなこともチラッと頭の隅に浮かびます。
出来る出来ないは別にしてですが。

明日もう一日営業して、明後日は祝日ですが定休日休業です。

明日のご来店、お待ちしております。

コロナ禍、今後の行方

日本国内では、このところずっと減少傾向の新規感染者数です。

しかしながら、もうこれで安心かと言うと、そうも言い切れない不安要素が残っています。
世界では、再び感染急拡大の状況になってしまった国がいくつもあって、予断を許しません。

ワクチン接種が済んでいても、なお感染のリスク(ブレークスルー感染)もあるわけで、諸外国の例を見聞きするにつけ、やはりそこは個々人の基本的感染対策のレベルが物を言うのだと思います。
その点、日本は、日本人は、うまく切り抜けて来ていると言えるのじゃないでしょうか。

でも、ここで油断してはいけないのですね。
今盛んに警告されている第6波の到来を未然に防ぐためには、もうしばらくの間個々人の基本的感染対策は継続していた方が良いと思います。
その上で、行動の自粛や制限は、少しずつ解除して行っても良いのではないでしょうか。

福島県では、今日まで8日連続で新規感染者0が続いています。
この流れを確実なものにしたいですね。
そうなれば、より多くの方が安心して来県されると思います。

経済も回して行かないと生活が破綻してしまいますから、広く世界の状況を見つつ自分の足元だけは救われないように、慎重且つ大胆に。

本当の豊かさ

近所のおばあちゃんたちから、野菜をいただくことがよくあります。
今頃なら、白菜と大根、カブにネギなどです。
もちろん我が家でも、大根も白菜も植えています。
でもおばあちゃん曰く、「いっぱい出来て始末に困るから、良かったら食べてくなんしょ。」と。
大根と白菜は、保存して置いて冬の間ずっと食べられますので、ありがたくいただきます。

それにしても、そんなに沢山あるなら売ればいいのにと思いますが、市場に出荷するほどの量があるわけでは無く、自分で売るにしても手だてがありません。

そしてまた曰く「おらぁ、野菜なんの買ったことねえから、値段も何も分かんねぇ!」と。

そうなんです、野菜だけじゃありません。
お米も豆も芋も、口に入るものはほとんど自分でつくるか、山から採って来るかして間に合っているのです。
そして、漬物も味噌も自分でつくります。
つい先日も、大根漬けをいただいばかりです。
また昨日は、息子さんが山で採って来たという天然なめこ(なめ茸)をいただきました。

そうかと思うと、このあたりの農家さんは、皆さん自分で作付けした蕎麦を自家製粉して、自分で手打ち蕎麦を打ったりするのですね。
本業の蕎麦屋さんもびっくりの腕前、そば粉100%でつなぎは使いません。
私も、このうまい蕎麦を、もう何度もご相伴に与っています。

自給自足なんていう前からすでに自給自足なのですね。
そして、どれもこれもがハイクォリティー!
「本当の豊かさ」って、こういうことを指して言うのですよね。

ちなみに、我が家では麦ですね。
これが、パンになりお菓子になり稼ぎにもなりますが、ご近所の方々に日頃のご恩返しに番外メニューのお菓子を焼いて振る舞ったりして、皆さんのお仲間に入れていただいています。

冬の到来を告げる時雨降る

昨夜から今朝にかけて、生暖かく湿った南風が吹き時折雨も降っていました。

明けて今日は風向きが変わり、西寄りの強い風に乗ってザザーッと冷たい雨が吹っかけて来ました。
これが真冬の頃なら、吹雪なのでしょうね。
お天気は目まぐるしく変わり、時折雲間から日の光が差す瞬間もありました。

夕方、冷たい風と時折落ちて来る雨粒の中を外に出て見ました。
これからやって来る冬の一瞬前の、小休止みたいな時間を感じました。

このひんやりとしてたっぷり湿り気を含んだ空気と静寂は、今人生の黄昏時を過ごしている私にとっては、死までにはこうした静かなひと時が何度かあるから、その度に少しずつ旅支度をするようにと言われているような気になります。

小春日和もいいけれど、やがてそれも過ぎ去り必ず冬はやって来ます。
でも、時雨降る黄昏時に、より深い安堵の感情が湧くことを、この歳になって知りました。
歳をとることも、また喜びだと。

明日と明後日は定休日です

食工房の営業の一週間が終わり、明日と明後日は定休日です。

一方、私たちは、休日返上で製造仕事をすることになっています。

というのは、お天気の流れで明日は雨模様、今年最後の畑仕事が出来そうもなくなったため、今日の晴天を活用しない手はないと決断し、シュトレンの仕上げ仕事を朝と日没後に振り分けて行い、日中を農作業に割り当てることにしました。

かぼちゃあんぱん用のかぼちゃや柚子きんとん丸用のさつまいもなどを収穫した圃場の後片付けが、実はまだ終わっていませんでした。
草ぼうぼうになってしまった圃場をきれいにして、一度耕耘して来春まで休ませる、その作業を今日終わらせることが出来ました。

これで今年の農作業は、すべて終了です。
素直に、嬉しいです。

明日は、クッキーを焼きます。

ちょっと頭を冷やします

昨日は、ちょっと頭に血が上ってしまったかと思う内容になってしまいました。

私も、もとはと言えばエンジニアの卵でしたから、脱炭素・・・、本当はカーボンニュートラルと言わなくてはなりませんが、その意味するところは理解しているつもりです。

気候変動や地球温暖化に対して、カーボンニュートラルが無関係だとは思いませんが、どうもこのカーボンニュートラルが声高に言われる裏には、いろいろな利害が絡んでいるようで、私なんかが首を突っ込んでも収集が付かない話だと思い至りました。

もちろん、環境問題はずっとずっと広範な大きな課題であり、エネルギー問題もその中に含まれていることは確かですが。
もっと問題を整理してから、また触れたいと思います。

私には私の地平があり、そこから地球が見えている、だからちよっと言いたくなったのだと、それだけご理解ください。

ではまた。

環境問題を単純化するな

飯豊の空の下から・・・

人為無くして生まれ得ぬ風景です。


飯豊の空の下から・・・

子どもの頃、走り回って遊んだ時と同じ風景が、ここにもある安心感。


麦ラボ

中島第2圃場のライ麦
周りが枯れ葉色になる頃、鮮やかな新緑を見せるのが麦です。

近年、自然災害が甚大化していると言われます。
降っても照っても、吹いても凪いでも、いつも何かしらの災害を招いています。

その原因は気候変動に、それも温暖化にあるとし、その原因は人類の活動による温室効果ガスの排出にあり、その筆頭が二酸化炭素であり、それは主に化石燃料の消費によって排出されるものであり、その中の一番の悪玉が石炭だと、世界の論調はもはやそこまで突き抜けてしまっています。

化石燃料業界は、先の見通しが暗いことから、石炭だけでなく石油に関しても、もはや新たな投資は行われない動きになりました。

一方で、再生可能エネルギーへの期待は、異常なまでに過熱気味で、太陽電池パネルと風車、本当にこんなものでエネルギー問題が解決すると思っているのか!こちらも愚かな暴走だとしか思えません。

それより、環境問題という大きなテーマをエネルギー問題にすり替えてしかも単純化して、脱炭素がすなわち世界を救うのだと信じるなんて、私には出来ません。

地球は、それ自体が一つの大きな生命体です。
だから、自らバランスを取っています。
人類がいて何かすることもその中に含まれています。

もっともっと、地球のお母さんの声に耳を傾けなくては。

・・・とここまで、ちょっと時間切れとなりましたので、明日以降に続けます。

選挙は祭り!?

選挙は祭り、最大の娯楽だと、そんなことが言う人がいるのですね。
テレビの盛り上がり様は、もうただ事ではありません。
尤も、私たちにとって、最大の関心事であることだけは確かです。

しかしそれにしても、投票締め切りが過ぎた途端、まだ開票も始まっていないうちに、大勢が発表されるのには驚かされます。

これは、すでに選挙期間中に綿密な調査による情勢分析が済んでいること、投票当日の出口調査が半端ない規模で行われ、迅速に分析が行われていることによるものらしいですね。
調査力、分析力、全くすごいものだと思います。

それによれば、これまでと概ね変わることなく自民党と公明党の連立政権が継続されるようです。
今度の選挙は、政権選択選挙だ!未来選択選挙だ!と騒がれましたが、その実、多くの方々は政権が変わるほど大きな変化を望んではいなかったということになります。

まま、明日の朝になれば、すべて結果は確定しています。
この国の先行きがどうなるのか、何かしらの見通しがもたらされることは間違いありません。

で、私は・・・ですか?
もちろん選挙には行きました。

いやいや、こんなところで誰に投票したの何党を指示したなど言いません。
私、政治には距離を置いています。
積極的に支持する人も、政党もありませんので。
どうぞ、勘違いのございませんように。

いや、くたびれました!

おかげさまで、おいしいパンが焼けました。
沢山焼いたので、さすがにくたびれました。

どんどん荷造りして出荷、お店に買いに来られた方も三々五々、それは良かったのですが、今日はまた久しぶりに猿の軍団がやって来ました。

いやー、本当に久しぶりです。
そうしたら、中の一匹が仕掛けてあったイノシシ用のくくり罠にかかっているではありませんか。

あぁ・・・そうか!囮に置いたさつまいもに手を出したなと、合点が行きました。
周りには、30とも50とも分からない数の猿どもが去り難くうろついていて、警戒の声や威嚇の声を上げています。

とりあえずもこの現状では、私にはどうすることも出来ませんので、役場に連絡して獣害対策担当の方に来てもらいました。

猟友会の方々も駆け付けましたので、私は途中にしていた仕事に戻りました。

その後、その猿は駆除したということで一件落着。
居残っていた猿どもも、その場を去って遠くに行ったようです。

後に、遠くの方で追い払いの煙火を打ち上げる音がしていました。
あぁ、猿、行ったナと。

久しぶりの大捕り物、こちらもいささかくたびれました。