冬の二倍働く

昨日、日が長くなったと申し上げましたが、気温も上がり軽装でずっと外にいられますから、暗くなるまで外で作業することが可能です。

早朝からパン焼き作業して一部片付けも終え、午後に配達に回って、夕方からは残りの片づけ作業を手早く終わらせ、それから外で暗くなるまで農作業をします。

近頃は、午後7時過ぎまで明るいので、すべて終わって夕食をいただくのが午後8時過ぎにもなります。

前に申し上げたかも知れませんが、雪国会津では、冬は地面は全て雪に覆われて外では雪かたし以外何もすることが無くなります。
もちろん日も短く、夜明けは遅く夕方はすぐ暗くなります。

その分、春から夏まで、外が明るい季節は二倍働いて取り返すということになります。
今日の私は、まさにそんな感じの一日でした。

明日は、出来れば早朝に外作業をして、朝食の後食工房の仕事、夕方からまた外作業、こんな流れになると思っています。

尤も、もう若くは無いので、これを毎日では体が持ちません。
どこかで朝寝をしたり昼寝をしたり、夕方早くに切り上げたり、バランスを取りながらやっています。

デスクワークは、その上で余った時間に・・・ということになりますが、時間が余るなんてことがあるの?ですよね。
今日は、ここまで。

日が長くなりました

Do it yourself

ソーラーパネル
一日の発電量も最大になる季節です

5月もあと一週間で終わり、夏至が近づいています。
この頃は日没後暗くなるのは、午後7時も過ぎてからです。
朝は、午前4時には早や薄明るくなっています。

いきおい、一日の活動時間も長くなります。
体力維持に留意する毎日です。

それで明日は、またパン焼きの土曜日で、午前3時起床です。
尤も、途中で仮眠するタイミングもありますから、何とか一日持ちます。
配達で車の運転もするので、寝不足は避けなければなりません。

今日はこの後、早めの就寝です。
こんな風に、パン焼きの前日は早寝、それ以外の日は遅くまで起きていることも多々、不規則な生活になっているように思いますが、一週間で見ると決まったリズムになっていて、体はそれを覚えて対応するみたいです。

毎週水曜日と金曜日は早寝、木曜日と土曜日は早起き、これがいつの間にか身についていて、あまりストレスになりません。
全くうまくしたものです。

というわけで、明日もおいしいパンを焼いて、皆さまのご来店をお待ちしております。

またクマ!

獣害対策

19:12 この季節、外で農作業などしている人もいる時間帯です。



№4カメラが、またクマの姿を捉えました。
と言うか、この場所、決定的な獣ポイントのようです。
捉えたのはクマだけではなく、イノシシも数回捉えています。

で、クマに関しては、昨夜から今日の早朝未明にかけて、2回カメラの前を通過しています。
そしてこれが、前回、前々回の出没も合わせ、多分同一個体です。
このクマが、どこから来てどこに向かったのか、どのあたりを居場所にしているのかなど、今のところ分かりません。

それにしても、1回目がまだ明るさの残る19時過ぎだったのも驚きです。
実は、カメラの動作時間を19時~翌朝5:30までにしているのですが、それ以外の時間帯も出没している可能性がありそうですね。

これは、明るい時間帯では、近くの草木が風に揺れるだけでも動体検知が働いてカメラが作動し、電池を消耗するのでそれを防ぐため。
夜間は、赤外線感知のみ有効となりますから、体温のある動物が近づいた時だけ反応するのです。
そうやって電池の消耗を節約しているわけです。

しかし、今度から24時間稼働にしなければならないかも・・・。
そして、驚愕の結果を見ることになるかも知れません。

気持ち良く仕事が出来ます

飯豊の空の下から・・・

中島第1圃場 今年は、さつまいもととうもろこしと里芋を植えます。


飯豊の空の下から・・・

私の散歩コース
麦畑が見えて来るあたりがお気に入りです。

今日は、明日のための仕込み作業の途中、畑の作業も少しやりました。
ここ何回かの作業で、中島第1圃場をきれいに整備することが出来ました。

ここには、柚子きんとん丸のためにさつまいもを、それから自分たちのお楽しみのためにとうもろこしを、それからご飯のおかず用に里芋を植えます。
この圃場は、一番最初はライ麦を作付けしましたが、その後はかぼちゃとさつまいもなどを作付けするようになりました。
今もさつまいも、かぼちゃ、とうもろこしなど、野菜畑になっています。

今日は、圃場の整備が完了しましたので、とても良い気分で食工房の仕事が出来ています。
明日も、おいしいパンを焼きます。
そして、皆さまのご来店をお待ちしております。

ライ麦畑

麦ラボ

ライ麦畑の中に入ると、こんな感じです。


麦ラボ

今年は、第2圃場、第5圃場、第8圃場がライ麦畑になっています。


ライ麦は、成長して穂が実る頃には、人の背丈を優に超える高さになります。
だから、ライ麦畑の中に隠れたら、外からは誰も見つけることが出来ません。

娘たちがカラスノエンドウを抜き取りに、ライ麦畑の中に入っています。
どのあたりで作業しているのか、さっぱり分かりません。

「いる?」・・・「いるよ!」と返事が聴こえますが、どのあたりなのか見当もつきません。
麦を倒したり傷めたりしないよう気を付けながら、妖精のように麦畑の中を音もたてずに歩き回っています。

一方、風が吹いて穂が煽られ、外から見ていると大海原にいるような錯覚を覚えます。
でも、しゃがみこんでいると、中は別世界のように静か。
不思議な不思議なライ麦畑です。


再び、クマ現る

獣害対策

№4カメラ設置場所に、2週間ぶりに現れたクマ


今日、トレイルカメラをチェックしていたら、№4カメラがクマの姿を捉えていました。
5/6以来2週間ぶりです。
同一個体だと思われます。

今回は、役場の獣害対策担当に報告しました。
どういう対応になるのか、まだ定かではありません。

田植えも終わったようです

当集落の農家さんたちは、この季節田植えで忙しいのですが、ほぼすべて終了したようです。
今は、田植え機で植えた後の補植をする人の姿がちらほら見えます。
それから、電柵を張っている人もいましたね。

田植えが終わるまでは、作業の邪魔になるので線は張らないのです。
もちろんイノシシが侵入して来ることもないわけではありませんが、何とか辛抱して田植えが終わってから張るのです。

こちら中島地区の水田は、電柵が邪魔にならないような配置にしているのですが、設置作業のタイミングが結局田植え後ということになってしまい、今日それをやりました。

私の麦畑は、皆さんと一緒に共同設置する電柵ルートの一部になっていますが、麦畑だけを私が単独で先行して設置していました。

なので、今日は残りの部分を繋げるだけ。
と言っても、距離がそこそこあるので、今日のうちに完了出来ず、また別の日に残りをやります。

で、今後の計画として冬の間も撤去せずに置き、そのまま雪に埋もれさせるつもりです。
それでも概ね支障が無いことを、この冬一部区間でテストしたのです。

それで興味深かったのは、イノシシは通電していない時も、電柵には近寄らないのですね。
もちろん、いつまでも通電しないまま時間が過ぎれば、やがて無害だと学習する機会を得て突破されるはずですが、降雪期直前から雪融けまでの間に見破られることはありませんでした。

そもそも、そのエリアにやって来なくなりましたし、PP紐を2~3本電柵を模して張っておくだけでも、イノシシは近寄ろうとしません。(子イノシシは 別)
本物の電柵に一度でも感電した個体は、よほど怖くなるらしいのですね。

こうした対策により、昨年より防衛線を押し出すことに成功しているとすれば、これは大きな一歩です。
夏を過ぎる頃までには、それが分かるのではないかと思っています。

晴天が続きそうです

昨日の雨そして今日の風、荒れ模様の昨日今日でしたが、明日からまた数日晴天に恵まれそうです。

5月というのは、1年のうちでも過ごしやすく夏至に向かって日差しも高く明るく晴天にも恵まれ、とても良い季節だと思います。

そういう季節に収穫期を迎える麦は、何か特別エネルギーに満ち溢れた作物だという気がします。

今日、強い風の下、ライ麦畑は荒れた海原のように穂波がうねっていました。
じっと眺めていると、一瞬、船酔いしそうな感覚に捕らわれました。

しかしどんなに風に煽られても、それで倒れるということはないのですね。
これでかえって茎が丈夫になって、雨が降った時などに倒れにくくなってくれればありがたいが・・・と思ったことでした。

動画を撮りたかったのですが、とりあえず撮影手段を用意していなかったので、今日はお見せ出来ません。
また別な日にお見せ出来るかも知れません。

それより何より、もしよろしかったら、ぜひ実物をご覧になってください。
明日も明後日も、チャンスではないかと思います。

明日は、パン焼きの土曜日です。
皆さまのご来店をお待ちしています。
麦畑も、見て行ってください。

№4ポイントは、獣たちの通り道

獣害対策

最近見かけなかったカモシカの映像が撮れました。


獣害対策

親イノシシ? どこかで泥浴びしたらしく、半身水に濡れて黒っぽく見える


獣害対策

子イノシシ(2年子)4頭


獣害対策

こちらも親イノシシか? 泥浴びで全身黒っぽく見える


獣害対策

№4カメラポイントカメラ側からみた撮影エリア


獣害対策

№4カメラポイント 被写体側からカメラ方向を望む

昨日申し上げた通り、国道459号線から外れた山道の交差点は、獣たちにとって重要な通り道になっているようです。

昨夜から今朝までに、カモシカ1頭、イノシシ計6頭が通過して行きました。
これまでに、クマ、ニホンジカも出没しています。
イノシシは、複数回数え切れないほど、この他野ウサギ、キツネ、タヌキなども出没しています。

歩きやすいところは人も獣も同じで、お互いが鉢合わせないよう時間をずらして通ります。
日中は、人がやって来るので、獣たちはまず滅多に現れることはありません。

ただし、油断は禁物です。
いざという時のために、大きな音がする紙火薬のピストル(運動会の時などに使うやつ)と例のロケット花火を携行しています。

このエリアでは、今イノシシの捕獲罠が設置されています。
まだ捕まったという報告は聞いていません。

すぐ下が国道459号線なので、これが一つの防衛線になって、集落内には今のところ侵入の証拠を確認していません。
侵入すればまず一番最初にやって来るであろうルートに、別なカメラをセットして待ち構えています。

とまあ、こんなことに手間暇かけて非生産的な事この上ありませんが、国家でも個人の生活でも、安全保障は欠くことの出来ない重要事項ですから、一定割合の負担は仕方ないものと受け止めています。

ま、これはこれで、ゲームなんかするよりよほど面白い側面があります。

さて、明日朝までにまた何が現れるでしょうか?

おいしいパンが焼けています

季節がちょうど良いのですね。
この季節、パン生地を管理するドゥコンディショナーの設定温度と室温が、ほぼ同じくらいになっています。

もちろん時間によって変動するのですが、成形作業する間なども生地の温度が大きく変動せずに済みますので、安定した醗酵が保たれます。
当然、無理なく一定品質のおいしいパンが焼けます。

明日も、いつものようにパン焼きの日です。
お天気も安定して晴天に恵まれそうです。
皆さまのご来店を、お待ちしております。

話はかわりますが、先日盗難に遭ったトレイルカメラのポイントに、別なカメラをセットしました。

もう一度盗られることは多分ないでしょうし、その地点は獣たちの動向を把握するためにとても重要なポイントだからです。

獣たちも状況に合わせて動きを変えますから、今シーズンは今シーズンの対応で行かなくてはなりません。

昨年とは、ずい分動きが変わったことは、すでに把握しています。
昨年までのポイントで、ほとんど何も捉えることが出来なくなっています。
どこか別の方面に出没しているものと思われます。
それを早く掴みたい。

獣たちと人間、どちらでも、先に見つけた方が勝ちですから。

今年の麦刈りは何時?

この冬、異常なほど雪が少なかったのは、すでに皆さまご存じのとおり。
そのおかげで、春の麦の生育のスタートが早まりました。

例年よりも一週間以上早い出穂、そして開花、その後の生育も足早に進んでいます。
大きな違いは無いとしても、収穫時期が幾分早まることは多分間違いありません。

昨日、雨に打たれて倒伏したライ麦でしたが、今日の晴天で8割方起き上がりました。
尤も、これで安心と言うわけではありません。

今後ますます穂が重くなって来ますから、次の雨でまた倒れることは確実。
何度か繰り返すうちに、とうとう起き上がれなくなる可能性の方が大きいのです。

一番良い方策は、少し早めに刈り取って稲架にかけ、天日乾燥することです。
これにより、追熟の効果で収量も品質も上がります。

問題は、丈の長いライ麦をかける稲架を作るのが大変な事です。
人の背丈よりも高い位置にかけないと、穂先が地面に触ってしまいます。
それでは乾燥しないどころか、下手をするとカビが生えてしまいます。
鳥たちによる食害にも遭いやすくなります。

また、風を受けて倒れやすく、その分頑丈にしなければなりません。
これがまた大変なのです!

それでも、出来れば稲架かけしたいと思っています。
それは、もう一つの大敵「カラスノエンドウ」が大繁茂しているからです。
その種の混入を避けようと思うと、コンバインで収穫することは出来ません。

一旦稲架にかけて置いて、脱穀時にカラスノエンドウを避けながら作業するのです。
恐ろしい手間がかかりますが、収量の増加と品質の向上というご褒美もありますから、何とかして実現したいものです。

収穫が終わった後は、圃場全体を焼き払いし藁と一緒にカラスノエンドウも燃やしてしまいます。
少しでも熱がかかれば種は死滅するので、その他の雑草なども諸共に退治することが可能です。
そして翌年は、雑草の少ないきれいな圃場になります。

しかし、分かっていてもなかなかそれが出来ないのですね。
近年、畑で藁などを燃やすなと、圧力が凄いですから。
全く、何とかならんか!と憤る私です。

話が広がってしまいましたが、収穫期はもうそんなに先の話ではありません。

さあ、どうする!?