月別アーカイブ: 2015年8月

WindowsXp → Windows10 DELL Vostro1000 の場合

Vostro1000

DELL2008年製のXPマシンです。
XPのロゴシールをそのまま残しておくことに・・・。

先日の「Windows10入れました」の記事に、沢山のアクセスをいただいています。
まだご報告していない事もありますので、続きをレポートしておこうと思います。
これは、一つは自分のための備忘録でもあります。

うちのVostro1000は、元は2008年購入のWindowsXP機でした。
それを2012年にWindows7に入れ替えた経緯があり、Windows10への移行は予約することが出来ました。

しかし、メーカーのDELLがWindows10用のドライバーをサポートしないため、移行しても作動しない可能性がありました。
それでも先日のご報告の通り、アップデートで上手く行ったわけです。

そこで、さらに本格的に快適に使えるようにするために、デバイスの強化を計りました。
ハードディスクのSSD化と容量アップ、さらにメモリーの増設です。

そもそもVostro1000でどのくらいのハードディスク容量までサポートするのか、調べてみましたがいろいろな情報が行き交っていて、今一つ確実なことが分かりませんでした。
結局、500GBくらいまでは行けるだろうと察しを付けて、そこから割り引いて半分の250GBにしました。

SSDへの換装は、ハードディスクをコピーする専用の機械を買いました。
新旧二台のハードディスクを機械に挿入して、クローンコピーのスイッチを押すだけで30分ちょっとで完了。
すぐにセットして電源を入れると、何も変わることなくWindows10が起動しました。

ちなみにこの機械は、サポートOSの中にWindows10が記載されていませんでしたが、動作には何も問題が無かったことを報告しておきます。

この後、ディスクの管理ツールでパーティションを拡張し、残っている領域も全てCディスクにしました。
これで余裕のなかったディスク領域が一挙に3倍の容量且つ高速になり、実戦で使えるマシンになりました。

一方メモリーの方は、公称では2GBまでのサポートとなっていましたが、4GBまで認識したという報告がありましたので、それを信じて2GB×2のデュアルチャンネルメモリーセットを購入しました。
こちらも問題なく4GBが認識されていました。

ただし、OSが32bitバージョンなので、利用可能なのは2.6GB止まりになっているようです。
余った領域をRamディスクにする活用法もあるのですが、もう少し研究してからと思っています。
それでも、空き領域が増えた分動作は幾分軽くなったようです。

今回のチューンアップのおかげで、XPで使っていた頃に比べても決して重くないどころか、調子良く動いています。
Windows7の時よりも断然快調です。
以下写真と一緒に解説します。


★すべての作業の前に、バッテリーを外して完全に電源を落としておくこと!

先ずは、ハードディスクの取り出しからです。

Vostro1000

ハードディスクは、本体裏面の2本のビス(赤丸印)を外すと、トレーごと引き出せます。


Vostro1000

旧ハードディスク(80GB)・規格はSATA
下に敷いてある紙は、はがきです。
厚みは、9.5mm

次にクローンコピーを作ります。

クローン

クローンディスクを作るための機械。
後ろのスロットに元のディスク、前のスロットに新しいディスクを挿入します。

★玄人志向・KURO-DACHI/CLONE/U3の解説

クローンコピーの終わったSSDを取り付けます。

Vostro1000

SSDを差し込み用トレーに2本のビスで留めます。

★Crucial SSD 2.5インチ MX200 ( 250GB / SATA 6Gbps )の解説

Vostro1000

Vostro1000のハードディスク用スロットは、9.5mmの厚さに対応しているので、スペーサーを上に乗せた状態で差し込みます。


Windows10

Windows10のハードディスク管理画面
とても分かりやすくて親切

次は、メモリーの交換です。
本体裏側中央部にメモリースロットがあります。

Vostro1000

裏側中央部分のフタは、2本のネジを緩めて外すだけで簡単に開けられます。
メモリ交換は、ほんの数分で完了。


Vostro1000

システムのプロパティー画面の一部
メモリ4.00GB認識しています。


Vostro1000

タスクマネージャーの画面・メモリの使用状態を表示しているところ。

他のメーカーのPCのことは、今一つ分かりませんが、Windows7以降のPCなら間違いなくWindows10の方がパフォーマンスが良くなります。
XPやVistaは無料でアップデート出来ないので、それぞれの事情に応じて判断してください。
Vostro1000の場合は、やる価値はあると思います。
以上、備忘録を兼ねてご報告まで。


★食工房 明日と明後日は定休日となっております。お間違えのありませんように。

ビール、終わりました

夏のお楽しみにと仕込んで皆さまに差し上げました自家製ビールは、めでたく全部配り終えました。
少なからぬ方々から絶賛をいただき、気を良くしましたので、この後また仕込んで年末のプレゼント用にと目論んでいます。
どうぞお楽しみに。

ビールでお分かりの通り、パン酵母はいい仕事しますねェ!
このように、おいしいパンを焼くために、おいしいビールの研究も怠るわけに行きません。

というところで、引き続きIIDEの編集が待っています。

8月もあと1日でおしまいです。

大麦を使う

大麦パン

間違えると困るので!通常のピストーラより短く成形。


大麦パン

製粉が微粉だったので、きれいに混ざってしまって、見た目からは大麦の混入は判別出来ません。

つい先日、同じ喜多方市内高郷町の農家さんが訪ねて来られ、大麦を作っているのだがパン屋さんで使い道はありませんか?と、大麦を粉に挽いたものを差し出されました。

小麦、ライ麦、燕麦(オートミール)と使いこなして来た食工房ですが、大麦だけは未経験でした。
しかし興味は以前からあって、実物が向こうからやって来るという計らいに、気持ちはググッと前のめりになる私でした。

で、今日のパン焼きで早速試してみたというわけです。

大麦は、小麦以外の他の麦と同じくグルテンが含まれていないので、水を加えてこねてもパン生地のようにまとまりません。
やはり、小麦をベースにその中に10~30%くらいまでの範囲で混ぜて使うことになります。

今日は、20%混入で食パンとピストーラを試しました。
とにかく食パンを焼いて見れば、粉の性質はほぼ完全につかめるのです。

ちなみに食工房のライ麦入り角食パンの場合で10%。
この割合ならまず失敗はないと思えましたので、敢て20%に挑戦しました。

結果、ピストーラスタイルなら問題なし。
角食パンの方は、今一つ生地の伸びが及ばず、角食パンになりませんでした。

さてそこで風味の方ですが、20%混入した割には大人しい・・・。
もう少し特徴のある風味を期待していましたが、今一つ。

これは、精麦度合が高めで、表皮と胚芽などが取り除かれていたためだと思われます。
もう少し精麦度合を下げて玄麦に近くすれば、大麦の特徴が出て来ると思います。

今日の大麦パンは、それでもほんのり甘みを感じるマイルドな風味で、ご飯のように食べられるかも知れないと思いました。

これから引き続き試作を重ねて、大麦のパンや焼き菓子を開発して行くつもりです。

熊命日

今日は8月28日、ちょうど一年前の今日でした、熊が一頭箱ワナに入り撃たれて亡くなりました。<参照>

止むを得ない事情であったとは言え、駆除をお願いしたのはこの私でしたから、人間の側の都合で命を落とした熊の霊に対し、以来ずっと弔いの気持ちを絶やしたことはありません。

今日は、現場に野の花を供えて祈りました。

この一年を思い返すと、熊騒動のおかげでいろいろな学びがありました。
野生動物との付き合い方、彼らの習性などについて、認識を改める機会となりました。

そのおかげもあると思いますが、今年は熊の出没をいち早く察知することが出来ていますし、畑への害もありません。
猿やシカも、現われません。
ただ一つ、アナグマ(地元ではマミと呼んでいる。)だけが畑を荒らしに来て、少し被害がありましたが・・・。

一方、カラスとは友だちになることが出来ました。
上の娘が特によく観察していて、鳴き声を聴き分けて10羽近くいる個体を識別しています。
熊の出没など、いつもと違う様子があると、すぐに上空で騒がしく鳴きながら旋回するので分かります。

野生の生き物たちと、もっと深く付き合いたいと、その気持ちがますます募る私です。

涼しくなって、食工房は大助かりです

ここ数日、めっきり涼しくなりました。
パン焼きの日の作業場も、暑さ(熱さと言っても良いくらい・・・)が全く気にならなくなりました。
楽です。大助かりです。

そしてもう一つ、涼しくなって、皆さまの食欲のスイッチが入ったのでしょうか、ご注文やお問い合わせが次々入るようになりました。
正直、真夏の間は、息も絶え絶えでしたから。
これも大助かりです。

IIDEの編集にも、力が入ります。
それもこれも、皆さまのご愛顧の賜物。
心より感謝を申し上げます。

明日は、スコーン焼きでがんばります。
ご来店、ご注文、お待ちしております。

どうぞよろしく。

IIDE編集中にて

ただ今、佳境です。
おかげさまで、今日一日で順調にはかどりました。

今回は、カミさんのイラストのスキャンがいい具合に取れて、印刷結果も原画に近いトーンを再現することが出来たので、カミさんも上機嫌です。

カミさんの機嫌が良ければ、私の方も、それだけでモチベーションが上がるというもの。
この後もう少しがんばって、テキストの入力を終わらせられるかどうかというところです。

ちなみに今日のBGMは、<こちら>
それでは、また作業に戻ります。
ではでは。


熊地図・更新!

食工房の週末

食工房、営業の一週間が終わりました。
明日と明後日は定休日となっております。

私は、月末が近づいておりますので、IIDEの編集に取りかからねばなりません。
このように私の休日は、たいてい何か仕事に絡んだ用事があることが多いのですね。
尤も、そんなことに嫌気がさすわけではありませんが・・・。

涼しくなってきたことだし、カミさんとどこかの美術館に行きたいなと思いましたが、休館日だったり、見たいと思う企画展が無かったりで延期に・・・。
まあその分ゆっくりとコーヒーを飲みながら、好きな音楽を聴きながら、IIDEの編集作業が出来そうです。

そうそう!一番最後に仕込んだビール(ナッツブラウンエール)が一番おいしく出来て、小瓶で50本ほどあります。
自分用に10本ほど残して、40本くらいを皆さまにプレゼントいたします。
先着順(通勤のご注文も含む)で、1000円以上お買い上げの方に差し上げます。

夏のビールは、これでおしまい。
次は、秋仕込みで年末に楽しめるようにしたいと思っています。

秋雨模様の日々

夏の間、ずっと晴天続きでカラカラに乾いていましたが、今度は一転涼しくなり曇り空から時々雨が降って来るお天気が続いています。
畑の土も少し湿り気を帯びていい具合になりましたので、これから大根の種を播いたり白菜を植えたりするのに好都合です。

食工房の作業場も、猛暑に苦しめられることは無くなりました。
これからしばらくの間、いい季節です。
そして、パンがおいしく食べられる季節でもありますね。

今年は、かぼちゃが、熊にやられることもなく順調に生育しましたので、ホクホクで甘みも十分です。
かぼちゃあんも、きっと良いお味になることでしょう。

かぼちゃあんぱんが、今から楽しみです。
9月に入ったらなるべく早いうちに再開しますので、皆さまもどうぞお楽しみにしていてください。

一手間かける・ナッツクッキーの場合

ミックスナッツ

左側がミックスナッツ、右は洗糖(モラセスシュガー)
ミックスナッツの粒度がお分かりになるかと思います。


ナッツクッキー

こちらは、出来上がったナッツクッキーです。

食工房のこだわりの一つ、それはどんな場合でも、もう一手間かける選択をするということです。

例えばナッツクッキーの場合、当然ナッツが入るわけですが、何を入れるか(例えばアーモンドとかクルミとか)どんな状態(丸ごと、荒砕き、粉)のものを入れるかによって、出来上がるものは全く違ったものになります。
どんな風味のどんな食感のクッキーをつくりたいのかによって、手法も変わって来ます。

で、食工房のナッツクッキーの場合、アーモンド、カシューナッツ、クルミの3種類のナッツを使っています。
それぞれ形状も風味も違いますし、食感も違います。
それらをミックスして製菓材料として出されているものはありませんので、自分で造ることになります。

アーモンドはローストされたホウル(原形)のものを、カシューナッツは生のホウルを、クルミも生のホウルを使います。
下処理として、カシューナッツとクルミを軽くローストしています。

最終的に荒く砕いた状態にするのですが、その際先にミックスして一緒に砕くことが出来ればどんなにか楽なのですが、それぞれ物理的な性質が違いますので一緒に砕くことは出来ません。
三種類それぞれ別々に砕いてからミックスします。

単純に荒砕きと言っても、こちらの望む加減があって、ある程度の範囲で荒いものから細かいものまでが不規則に混ざっているのを良しとしていますので、フードプロセサーで少量ずつ砕いては目の粗い篩で振るってまた砕いて、それを3種類別々に終えてからミックスするわけです。

ハッキリ言ってすごく手間がかかります。
だからこそ、どこにもない風味と食感が得られます。

このようにして出来た食工房のミックスナッツは、ナッツクッキーの他どろんこクッキーやブラウニー、ミックスナッツロールそしてシュトレンにも使われます。

健康づくりに貢献したい

食工房の仕事をしていて、何が一番の目的かと言われたら、今日のタイトル通り「自分も含めて、皆さまの健康づくりに貢献すること」と答えます。
もちろん食べ物だけで健康を保証することは出来ませんが、食生活のあり方は中では一番影響が大きいと申し上げておきます。
何しろ毎日のことですから。

どんなものを食べるかは、どんな体が出来るかに直結しています。
現代文明社会に暮らす者は、カロリーを摂ることよりも繊維質とミネラルをいかに多く摂るかに留意すべきだと思います。
その時に、野菜果物などもいいのですが、未精製穀物から摂るのが一番効率的と言うか、カサを食べなくても良いので、胃腸が細い方には都合がいいのです。

ただし、良く噛んで食べることは忘れないように。
これは習慣にするしかありません。

で、未精製穀物なら何がいいのか?と言うことになりますが、私の場合玄米食を30年以上もやって、その後パン屋を始めてからはライ麦全粒粉や小麦全粒粉を多く入れたいわゆる黒パンを中心に置いています。
前者、後者を比較して、玄米よりも小麦がさらにライ麦の方が繊維質が多いことは、食べてみてすぐに分かります。

どのくらい体にいいのか?それは私が自分の体で実験中です。
結論は、一生を終えてみないと分かりませんが、今のところVerry Good ! です。

黒パン、いいですよ!
ぜひ、お試しください。