投稿者「mikio aoki」のアーカイブ

時事から拾う

私は、ほぼ毎日インターネットを通じてニュースを見ています。
ザッと見出しを見て、気になった項目があれば詳細記事も閲覧します。


今日の一番は、何と言っても例のビデオ流出事件でしょう。

私も見ることが出来ましたが、思うところはあってもとりあえず軽はずみなことは言わないでおこうと思います。
それに、世の中には雄弁な方が沢山いらして、いろいろに意見を公開していますから・・・。


今日、私の目を引いたもう一つの記事は、「100円ライター販売禁止へ・・・」というものでした。
その内容は、子どもがライターで火遊びをして事故になるケースが後を絶たないので、ライター自体とその販売に規制をかけるというものでした。


子どもが、100円ライターで火遊びねぇ・・・、火に対する好奇心があるのは、まだ人間の本性を失っていないってことなんじゃない・・・?と、妙な考えが頭の中を駆け巡りました。


もちろん、火事になって怪我したり死んだりは困りますが・・・。


それよりこの日本では、日常的に火を焚く風景を見る機会など皆無に近いのだなと、その状況に何やら愕然としてしまいます。


野火は原則禁止!
喜多方市の条例でも、定められています。
火の燃やし方を知らないのは、子ども達だけでなくもはや大人たちもすでにその範囲に入りつつあります。


この数年私が知っている範囲でも、野焼きをしていて山火事になり、消防が出動する騒ぎになったことが二度ほどあります。


私の世代の者は、子どもの頃に火を焚く風景がいつでも身近にあり、私も9歳の頃から親の言いつけで釜戸に火を起こして飯炊きをし、風呂焚きもしていました。


しかし、私たちの子どもの世代はどうでしょう。
しっかりと火焚きのノウハウを受け継いだ子どもが、どのくらいいるでしょう・・・。


ちょっと教えればすぐに出来るようになる!でしょうか・・・?


そうは行きませんよ!と申し上げておきましょう。


そして火を焚くことは、その中で自ずと物理と化学の基礎を学んでいるということも、知っていただきたいですね。


「危ないから止めさせる。」この一方向では、何も出来ない人間になるだけです。
やり方を教える、その機会を絶やさない、そういう生活の指向が大切なんだと思いませんか。
他のことはともかく、火と刃物は、使いこなせるようでありたい・・・。


余談になりますが、彼のフィンランドで、水難事故が多発して子どもが犠牲になった時、真っ先に取り組んだことは、子ども達に水泳を教えることであったそうです。


 過去記事もご参照いただければ幸いです。 <こちら> とか <こちら> 

ホッと一息

木曜日は、食工房にとっては定休日明けで一週間の始まりです。

パンの仕込みも多いので、いくら慣れていると言ってもやはり緊張しています。
朝が早いので、昼前くらいになるとドッと疲れを感じる一瞬がやって来ます。


今は手伝いの方に来ていただいていますのでずい分楽になりましたが、以前はオーブンの前で居眠りしそうになりながら、朝飯も昼飯も食う機会を逃してしまうことが時々ありました。


今日は、昼食に下の娘が気合いを入れてつくってくれた、スープスパゲッティが特別おいしくて、おかげさまで午後からまた元気が出ました。


夕方までに残りの仕事と配達を終えて、夕食もいただいて、今はホッと一息というところです。


毎日毎日、一日はとても長いと感じますが、一週間、一ヶ月はアッという間です。

おしらせ、あれこれ

  トマト丸・終了のおしらせ

発売以来ご好評いただきました「トマト丸」は、原材料のトマトの収穫がとうに終わり、ドライトマトに加工しておいたものも在庫がなくなりました。
来シーズンの再開までしばらくの間、製造をお休みいたします。
皆さまのご愛顧に、今一度感謝! ありがとうございました!


  麦畑通信・136を木曜日焼きに・・・

これまで土曜日のメニューにしていました「麦畑通信・136」を当分の間木曜日に焼きます。
タイミングが悪くて注文出来なかった方もいらっしゃいましたので、よろしかったらこれからしばらくの間ご愛顧いただきますようご案内申し上げます。


  賞味期間を延ばします。

このところすっかり寒くなって、製品の日持ちも良くなりました。
パン、焼き菓子ともに、賞味期間が長くなります。
お買い求めの際は、賞味期限ラベルをお確かめください。


「パンだより」 Adbe Illustrator バージョン、ご覧いただけます。

ファイルサイズが大きいので、通信環境が遅い地域ではダウンロードが大変かも知れません。
食工房のホームページ・ダウンロードのページをご覧ください。 <こちら>
なお、今回印刷配布しているのは、ほとんど Illustrator バージョンです。


  コーヒーパンフレット、更新いたしました。

「パンだより」58号の中でも触れていますが、食工房テイストの根幹であったホアキン豆が取扱い終了となりました。
代わって「セラード・樹上完熟・晩秋摘み」が入荷。
大変良好な品質で、食工房テイストに合致するキャラクターを持っています。


全取扱い品目と価格詳細は、コーヒーパンフレットpdf ファイルをご覧ください。<こちら>  


  シュトレン製造開始

いよいよ本番です。
今週末から製造開始!
来週からは、試食品も召し上がっていただこうと思っています。
どうぞお楽しみに。
なお、ご予約ご注文を引き続き承っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

命がけで喰う

この前、「ゆっくりと食事をする」という記事を書いて、ゆっくりと味わって感謝の気持ちで食事をいただくことの大切さを申し上げました。<参照>

それに自ら異論を唱えようと言うのではありませんが、ゆっくりと味わってものを食べているのは、全生物中、恐らくは人間だけなのだろうと思います。


食物連鎖の頂点に位置する大型肉食獣でも、脇から分け前を狙うハイエナが付きまとって、ゆっくり味わって食べている余裕は無いように見えます。
それに彼らも、本当に空腹になるまでむやみに獲物を追ったりはしないのですね。


そしてチータなんかは、全力で走って獲物を追いますが、もし捕まえ損なったら命に関わるほどエネルギーを消耗する、まさに命がけの狩りをしているのです。


一方呑気に草を食んでいるように見える草食獣も、一時の油断で肉食獣の獲物になってしまうのですから、子どもたちを守るためにも常に警戒を怠りません。
喰うか喰われるか、野生の生き物たちは、鳥も獣も虫たちも皆、まさに生きるために命がけで喰っているのです。


それに比べたら、人間たちの食事は何と優雅なことでしょう。


だからこそ、生きるために喰うという大原則とゆっくり味わえることへの感謝を、絶対に忘れてはならぬ!と肝に銘じる私です。

<パンだより 58 ・初霜号・2010年11月>公開

やっと出来ました。
印刷して発送するのは明日以降の作業になりますので、先にネット公開することにいたしました。
例によって pdf ファイルになっております。

カラーバージョンになった関係で、ファイルサイズが大きくなっています。
ダウンロードに時間がかかる場合があるかと思われます。

どうぞ、悪しからずご了解ください。

なお今回公開するのは、 Microsoft Word で作成したものです。
Adbe Illustrator バージョンも、追って公開いたします。


<食工房のパンだより 58・初霜号・2010年11月>


 


  今週のクッキーとマフィン


今週は、わらいごま、くるみびすけっと、森のパン屋のビスケットを焼いております。


マフィンは、ココリスとスィートハートの予定です。

この夏の暑さは、やっぱり災いしている・・・

今日は、沼ノ平の農家さんへ小麦原穀を受け取りに行きました。
そうしたら、待っていてくださった I さんが曇り顔で説明してくださるには、小麦粒の中に黒ずんだ粒が混ざっているのを発見し、これでは売り物にならないとおっしゃるのです。

突然のご報告に、私の頭の中はパニックになりかけました。
この小麦が使えないとなれば、飯豊山食パンも麦畑通信・136もみのりのパンもトマト丸も、皆造れなくなってしまいます。
とにかく、先ずは現物を見せていただきました。

・・・確かに、胚芽の部分が黒く変質してしまった粒が混ざっています。
一番気になるのはにおいなので、両手で掬った小麦の中に鼻先を押し当ててにおいをかいでみました。
・・・そんなに悪くはありません。否、全然大丈夫じゃないでしょうか・・・。
全粒粉はともかく、小麦麺に加工する分には全く支障はないと思えましたので、30kg1袋引き取って来ました。


さて、今回のトラブルの原因を農家さんとあれこれ詮索してみましたが、この夏の暑さがやはり一番効いているのじゃないか、という結論に達しました。
何にしても農業は、自然相手の仕事です。
年々気候の変動が大きくなる状況に、農家も頭を抱えています。


来年の収穫に向けて、ちょうど種蒔きを終えたところだということでしたが、増産をお願いした関係で、今年の収穫のかなりの割合が種用に回ってしまい、パンづくりに使用出来る分がずい分少なくなっていました。


加えて黒変のトラブルで、小麦は早々に無くなってしまいそうです。


先日の「農産物を相手にしている実感」<参照>の中でも申し上げましたが、電話一本で注文出来るものとは違う緊張感を、早速思いっ切り味わうことになりました。


これからどう対応して行くか、思案しなくてはなりません。
一部のメニューは、この後来年の収穫までお休みするしかないかも・・・。


  


  本日も、ご来場ありがとうございました。


連れ合いの個展二日目の今日は、オープニングのお茶会をやりました。
午後3時前から次々とお客さまがお見えになり、たのしいおしゃべりに花が咲きました。


私も2時間余りその場にいましたが、連れ合いの絵を見に、また本人に会いに、こんなに沢山の方がいらしてくださることに、我が事のような喜びを味わいました。


置いてあるノートに書かれたご感想やメッセージ、テーブルに並べられているお花、晴れがましい気持ちにさせていただいて連れ合いもつくづく幸せ者だと、私からもお礼を申し上げたくなりました。


皆さま、ありがとうございます。


まだ二日目。
先は長い・・・。
出来る限り毎日、会場に居たいと申しております。

続・パンだより編集中


表側・カラーバージョンは、ほぼ完成。


何だかんだと忙しくて、パンだよりの編集が進みません。
カラーになった片面はとっくに目途がついたというのに、裏面はまだ原稿を起こしてもいないという段階。

まあまあ!忙しいのは、結構、結構!
やりますよ。やるしかありません。

否、どちらかと言うと、新しいツールも覚えてやる気満々なのです。
しかしながら、何しろ時間がない・・・。


画像は、Illustrator の編集画面です。


道具は、使うためにある!ならば使わなくては・・・。
いくつになっても、新しいことを覚えるのにほとんど抵抗のない私です。


まだまだ当分の間、ボケないで済むかも・・・。


新しい紙面、どうぞお楽しみに。



   ご来場ありがとうございます。


私は行っていませんが、連れ合いの報告によると、個展初日の今日、早々から沢山の方々がお見えになったとのこと。
また、直接あるいは付け届けにて、沢山のお花を頂戴いたしました。


そして昨日までの不安はどこへやら、夕方にはうれしそうな笑顔と共に、ご来場くださった友人ご夫妻の車に送られて帰って来ました。


本日の皆さまのご厚情に対し、この場を借りて、連れ合い共々厚く御礼申し上げます。


なお本日は、迂闊にもカメラを持って行くのを忘れてしまい、皆さまと一緒に写真に写るのを楽しみにしていたのにと、悔しがっている我が連れ合いです。
明日は、必ず!

個展の準備完了


10月30日~11月14日まで 茶房「千」にて開催



作品をバックに 作者 近影


今日は夕方から、連れ合いの個展の準備に付き合いました。
いよいよ作品の展示です。


体裁良く、作品の雰囲気に合った展示をするのは、なかなか骨の折れる仕事でした。
いろいろ不満を言い始めたらキリがありませんので、オーナーさんにも少し無理を言って可能な範囲で最大限工夫をしました。


本人は、生まれて初めての経験と言うことで、緊張したりワクワクしたり、オロオロしたり、これはもうとても一人でやらせておいたら大変なことになってしまうという状態。


時々私に怒られながら、6人の子どもを産んだ時とは、また違う産みの苦しみを味わったようです。


あとはご覧になった方々のお心に、何か一つでも響くものがあるなら上々というものです。
やるだけやってホッとしたのか、写真に写っている顔がとても幸せそうに見えましたので、初公開です。


ではでは、皆さまのお出でをお待ち申し上げております。



私は、いつも通り土曜日のパン焼きです。



なお、個展の会場になる、茶房「千」への場所のご案内は<こちら>をご覧ください。

冷たい雨が降る夜は・・・

冷たい雨が降る夜は、鳥や獣たちのことを思います。

今日は、午前中から降り出した今にも雪になりそうな冷たい雨が、夜になっても降り続いています。

山暮らしをしていた時、雨の夜がどれほど暗いか、それを身をもって知った私は、夜更け方薪ストーブの火に当たりながら、寝床に着きながら、いつも鳥や獣たちのことを思っていました。

暗くなる前に雨に濡れない場所は見つけられただろうか、寒さはしのげているだろうか・・・。
自然の営みに寄り添って生きるということは、見方を変えれば、いつも命がけだということです。
乾いた暖かい部屋で安心して眠れるなんてことは、奇跡に違いないのです。
外の生き物たちは、「人間っていいな・・・」なんて思ったりしているのかな・・・?


もうじき雪の季節がやって来ます。
雪囲いもしなくては・・・。


とりあえずそれは置いて、まずは温かいお茶だ!
これもまた奇跡に違いありません。


個展の準備が続きます。



 

雑貨コーナー・高野茶屋よりお知らせ

工房「かし」 <参照>の新作が入荷しました。
コーヒーや紅茶のカップに添えたいスプーンや
あたたかいスープやおかゆが食べたくなる木のスプーンがいろいろ。


今回はさらに、木のボタンとペンダントも入荷しました。


工房「かし」の奥さまの製作になる、草木染めのシルクスカーフもいろいろ。
植物の優しい色をお楽しみください。


 


いつも心あたたまる作品です。 



材質を活かしたデザイン 



 価格は、1200円~2300円 です。



 左端のスプーンのペンダント、すごく素敵!オシャレですね。 500円
木のボタンも、いいアイディアです。



 こちらは草木染めの、シルクのスカーフ



なかなかいい風合いが出ています。 



  Blue Lace の服も入荷してます。


着ていて肩がこらない、軽いウール地のジャケット。
今回は、Mサイズ(~11号くらいまでの方)のみの入荷です。
サイズ指定オーダーも可能ですので、ご希望の方はどうぞお問い合わせください。


 


黒っぽい色のジャケットが数枚 



このタグが、また何ともオシャレ! 



  個展の準備をしています。


連れ合いの個展が、いよいよ今週末から始まります。
私は、周辺サポートです。

昨日は、会場の茶房「千」さんにお邪魔して、照明器具の取り付け工事をして来ました。
カフェの一角ということで、下手をすると煩雑になってしまう環境の中で、作品の世界に浸っていただくための環境づくりとして、照明はとても大切です。

現場には今まで、特に作品のための照明設備は無く、展示者それぞれが自分で工夫することになっていましたので、今回オーナーさんに申し出て簡単な工事をやらせていただきました。

これがきっかけで、オーナーさんもいろいろイメージが湧いたらしく、次々とありがたいお申し出をいただき、一層満足の行く展示が出来そうです。


その他、ポストカード作りやパネル作りなど、まだまだ忙しい合間を縫ってやることがいっぱいです。


でも、楽しい・・・。
連れ合いの絵は、心の健康食かも知れません。