投稿者「mikio aoki」のアーカイブ

SINGIAKADI/シンギアカディ ご一行様


 シンギアカディ ご一行+1名(うちのカミさん)


事の次第はまず、9月1日のエントリー<こちら>をご覧ください。

昨夜遅い時間に喜多方入りした彼らは、私の手回しで近くの温泉宿(現在は廃業)に一泊したのでした。
今回のことでは、本当にいろいろな人の縁が功を奏していることが分かり、自分もまた、いつどこで誰に助けられることになるか分からないのだからと、もうすっかり本気になっていました。
そしてまた一つ、素敵なご縁をいただきました。


自分の息子が関わっているから・・・?それはもちろんありますが、それだけではありません。
何と言ったら良いのでしょう・・・。
今年は、とにかく身辺の動きが活発で、次々といろいろなことが起こって、その度に新たな人の縁が結ばれて行きます。


大切にしたいと思います。


さて今夜、これから彼らのライヴを見に出かけます。
アフリカのリズムとダンス。
興奮に満ちた時間を過ごして来ます。


このブログをご覧になって、まだ間に合うという方、ぜひぜひ会場へ。無料です!


そしてそして、「相川の日曜市」、明日も開店しています。
新鮮なお野菜とパン。
皆さまのご来店をお待ちしています。


ご案内は<こちら>

トマト丸、デビュー!


ジャーン! トマト丸です。



真上から見ると、四葉のクローバー



一番美味しそうに見えるアングルで一枚


ドライトマトをアレンジした新しいパンが出来ました。

試作の段階から何度もご紹介して来ましたから、もうすでに多くの方がご存じのはずですね。
駅カフェさんからは、発売を楽しみにしていると催促までいただいていました。


レシピも固まって原価計算もして価格が決まりましたので、本日から発売です。


その名も 「トマト丸」。

覚えてくださいね、赤いお顔のトマト丸ちゃん。
食工房のパンの中では、一番やわらかくてふんわりしているかも知れません。


焼き立て二日目くらいまではそのままで、二三日経ったら軽くトーストして、どちらでもおいしく召し上がれます。
何もつけなくても、やさしいおいしさがお口をほころばせます。


お食事でもおやつでもOK。


一個 300円で新発売!


「トマト丸」をよろしくです。


  


  少し涼しくなったような・・・

先日来三日ほど雨模様で、今日は晴れてまた暑くなったものの、もう以前ほどのパワーを感じませんでした。
作業場の温度計も、6~7度は低い位置を指していましたし、パン生地の発酵に煽られるということもありませんでした。
おかげさまで今日のパンは、とても良い出来栄えでした。
これからしばらくの間、発酵にちょうど良い気候です。
パンが一段とおいしくなります。

焚き火を囲んで

昨日の夜は、近所の知人で二小プロジェクトのメンバーでもあったGENさんの呼びかけで、焚き火を囲んで宴会をやっていました。


近頃は、焚き火は全面的に禁止になっていて、自分たちとしては何の戸惑いもなく燃やせる火でも、消防署に届けを出した方が良さそうだということで、事前に届けを出しておきました。
そうしたら消防署の人が「いいな、オレもまざっちいな!(まざりたい・仲間に入りたい、の意)」と言っていたとか・・・。
場所が国道沿いの空き地ということもあり、通りかかる車は皆速度を落としながら何事か?という風情。
目立つことこの上ありませんでした。


幸い雨で!延焼の心配もなく、心置きなく火を大きくすることが出来ました。
雨の中で焚き付けに少し時間がかかったものの、
一旦燃え上がった火は大きな火柱となり、夜空に火の粉を吹き上げながら天に届く勢いでした。
たっぷりとオキがたまったところで、にわか作りの炉にオキを運んで、肉を焼きました。
飲んで食って、食って飲んで、おそくまで騒ぎました。


ところでその昔、焚き火には重要な役割がいくつもありました。
煮炊きをしたり暖を取ったりすることはもちろん、例えば茅葺き屋根の家だったら、家の中の湿気を追い出したり、煙が回ることによって材木の防腐効果があったりしたのですね。
また、外で焚き火をすることは、家のまわりに猛獣や害獣を近寄せない効果絶大でした。
野生の動物たちは、そもそも煙のにおいには一様に警戒しますからね。
肉が焼けるいいにおいも、動物たちにとっては山火事で逃げ遅れた仲間が焼け焦げるにおいなのですから。


そしてもう一つ、人間が焚き火をして煙が漂うと森の木々が喜ぶ、という言い伝えをご存知でしょうか?
これを科学的に解釈するなら、煙の殺菌作用や防虫効果によって、森の木々が健全に成長出来るのかも知れないということです。
宗教においても、煙は浄化の意味をもって使われていますね。
科学的実際的意味においても、符合しているはずだと思います。


まあ理屈はどうでも、火を焚くことはとても気持ちが高揚しますし、また厳粛な気持ちになったりもします。


火を眺めながら飲む酒は、また格別でした。
普段飲まない私でさえ、結構いただきましたし、他の皆さんはもうどんどん進んでいましたね。


いい加減飲み食いしたところで、私が持って行ったディジュリドウ(オセアニアのアボリジニ族の民族楽器)を吹き鳴らして、あたりにいるに違いない獣たちにメッセージを送りました。
炎と煙、肉の焼けるにおい、そして長く低く唸る音。
その心は、ズバリ脅しです。


カモシカも熊も通るけもの道がすぐ側、民家もすぐそこなのですから。
あまり近寄るなよ!と伝えたのです。


「いいねぇ。来年もやるしかないね。」
「雪が降った頃にやりっちいなぁ!(やりたいね。)」
「来月、またやんべぇ。」
そんなやりとりで、多分近いうちにまたやります。


よかったら、まざらんしょ。(仲間に入ってください。)

パタポン、ドライトマト、悪豆拾い

7月以来、日曜市に出店しているため、製造仕事の時間が減っています。
クッキー類の在庫切れの原因の一つにもなっているわけです。
とは言え、この有意義な発案と取り組みに協力することを止める気は今のところありませんので、何か妙案が出て来るまでは出来る限り頑張るということでやって行くしかありません。


今日は、パタポン<参照>を焼いてそれからドライトマトの加工をやりました。
その後、コーヒー豆の選別をするつもりでしたが、それがいろいろ手間取っているうちに時間が過ぎてしまい、結局手が出せませんでした。


しかしまあこうしてみると食工房の仕事というのは、本当に細々とした手先の仕事が多いのですね。
農作業のような体力を使うわけではありませんが、かと言ってじっと立ちっぱなしで手だけ動かしているのも案外疲れます。
首筋が固まって来るのですね。



ずっとそればっかり続けていられる辛抱強さが、何より求められる。



下手なピザソースより、気が利いているかも・・・。


それはさておき、今日はドライトマトが上手に仕上がって、これはこれで素直にうれしくご機嫌の私です。
お昼に食べた、ドライトマト入りのピザ台で焼いたピザもなかなかのものでしたし・・・。
このドライトマトを取り入れた新しいメニューは、イケそうな気がしています。
パンにピザ台に、まだ他にも思いつきそうです。


来年は早いうちから、トマトの確保とドライ加工に取り組まなくてはなりませんね。
先ずは、ドライトマト入りのパンを新発売させましょう。
「トマト丸」に決定、1個300円です。


それでは、今週のクッキーとマフィンのお知らせです。


今週は、新たに焼いたのはパタポンだけです。
他に、わらいごま、森のパン屋のビスケット、バタービスケットの在庫が少しずつあります。


マフィンは、ココリスとスィートハートの予定です。


それからもう一つ、間もなくライ麦が100%沼ノ平産のものに切替わります。
現在、残っているカナダ産オーガニックのものを混合していますが、間もなく使い切りそうです。

本日もご来店ありがとうございました。

今日は、これまでにも増して完璧な晴天。
日曜市の上空はほぼ最後まで雲一つありませんでした。
気温もグングン上がったようですが、空気が乾燥しているらしくそれほど不快感はありませんでした。
やはり秋が近づいているのだなと感じました。


 



大ちゃん手書きのPOPがなかなか気が利いています。
それにしても美しいと思うほど見事な赤いトマトです。



人参、玉ねぎ、ピーマン、どれも皆JAS認証オーガニックです。
こういう認証を取るための、農家の苦労をお察しいただきたいです。



初ものは仏様に・・・、そーですよ。
大ちゃん、信心深いんだね。



こちらのトマトは生食用、完熟の色の美しいことと言ったらありません。



会津丸なすがとっても旨いと、生産者同士でひとしきり盛り上がっていました。
このところのおすすめです。



オクラも人気の品の一つ。



会津にはいくつか伝統野菜があります。そのうちの一つ。



食工房のパン、今日はちょっと品数が少なめ。
コーヒーサービスは、アイスとホットを用意しましたが、
ほとんどの方がアイスをご所望でした。暑かったですからね。


さて、板橋店長の意気込みが通じたのか、朝からご来店のお客さまが続き、野菜が勢いよく捌けて行きました。
運動会に出場のため一時出かけて帰って来た店長、野菜が少なくなっているのを見て、顔がほころんでいましたね。


いや何たって、物がいいのですよ。
今日も途中から、今掘って来たばかりのジャガイモが店頭に並ぶというサプライズがありましたからね。
その畑は、日曜市をやっているところから歩いてすぐなのです。


また仲間の生産者メンバーも、お客さまとご対面が叶うことを願って、入れ替わり立ち代わり顔を見せております。


食工房もおかげさまで、パンはほぼ完売。
今日は、本店よりも出店の方が売り上げが多くなってしまいました。


相川の日曜市、来週もよろしくお願いいたします。


お野菜とパンのセット、お届けしています。
無農薬有機栽培のお野菜1500円分と食工房のパン1500円分+送料(クール便)込みで4000円(関東、東北及び近県)です。
ご注文お申し込みは、毎週金曜日までに。
日曜日発送で、お届けは月曜日(関東、東北及び近県)になります。

明日も、日曜市やります。


先週は、近所の子どもたちが店番を手伝ってくれました。
そのおかげかどうか、来客数は21人+団体さん(約十名)


今年の夏の暑さと少雨傾向は、農業生産現場にもうすでに影響が出ています。
そんな中、野菜の安定供給は至難の業です。
相川の日曜市の仲間たちは、四苦八苦して野菜の出荷に協力してくれています。


それでまた明日は町民運動会があるのです。
いっそ休みにしようかと決めていたのですが、店長の大ちゃんが「一人でも、目指して来てくれる方がいたら、申し訳ないじゃないですか。」というわけで、いろいろやりくりしていつも通り開店することになりました。


道端の露店だって店は店、自分の営業に責任を感じている大ちゃんにエールを!


明日も、相川の日曜市はいつも通り店開きしています。
どうぞ、ご来店ください。


場所のご案内は<こちら>


ドライトマトのパン、テスト販売します。
試食も召し上がっていただけます。
商品名をどうしようか・・・と思案していますが、第一案は「トマト丸」です。
それから、同じ生地でピザ台も造ってみました。
ピザソースの要らないピザクラスト。
二枚しかないので、自前でテストして結果が良ければ、来週沢山造ります。
お楽しみに。

今月も届きました


全部で15種類!がんばってますね。


ひとつぶ農園の野菜が、今月も届きました。
夏野菜、まだまだ盛りのようです。
どれも皆おいしそう!
とうもろこしと枝豆、ナスなど、早速いただきました。
とにかく、味が濃いのですね。
野菜って、こんなに美味しかったんだ!って納得します。


会津の仲間たちの野菜もおいしいですが、信州の高冷地で育った野菜は、また別の個性があります。
それぞれいいですよ。


それでこの前、野菜便の代金を送金したところ、次から食工房のパンと交換で良いと、ありがたいお申し出をいただきました。
電話で「ええっ、本当にいいの?」と問い直したところ、食工房のパンに元気づけられていると言うお話し。
しみじみとご縁に感謝する私でした。


ところで、いつまでも後を引くこの暑さ、今頃になってパンの売れ行きが落ちてます。
・・・、皆さんが体調を崩されて、食欲が回復しない・・・、なんてことでなければ良いのですが。
本当に、お気をつけくださいませ。

日が短くなりました

日中の暑さは、まだまだ真夏の雰囲気ですが、日没は一日一日確実に早まっています。
今日、配達から帰る頃にはもう日が暮れて、ヘッドライトを点灯して帰って来ました。
そこらじゅうで秋の虫が鳴いています。
あと何日でしょうか?多分、秋はいかにも急にやって来ることでしょう。


あちこちの道端には、コスモスが咲いていました。


猛暑の中でのパン焼きも、あと何回でしょう・・・?


過ぎて見れば、きっと話の種になるに違いないこの夏の暑さです。
最後までしっかり味わっておきます。


そして暗い夜には、お空眺めがおすすめです。
暑さが引いた外の空気が心地良いです。
このところ晴天続きで、星がきれいですョ。

SINGIAKADI2010 ・喜多方WORKSHOP

我が家の四男SHIGOがアフリカの太鼓ジェンベの演奏をしていることは、以前触れたことがりましたが<参照>、実は三男もジェンベにはまっている一人です。

山暮らしをしている頃から先ずは太鼓造りで始まって、外に出てからは演奏も腕を上げ、仲間に出会っていろいろと活動もしています。

今回、関わりの深いチームのワークショップが、何とこの喜多方で行われることになり、連絡が入りました。
そして、事前の一泊の世話もすることになり、にわかに忙しくなって来ました。


    


画像クリックで拡大画像がポップアップします。


SINGIAKADI(シンギアカディ)2010 ・喜多方WORKSHOP

9/11. 9/12. 9/13 の3日間

11日の夜には、無料のライヴイベントも開催されます。

場所は、喜多方市岩月町 夢想館


地元の若い人たち何人かにサポートもお願いして、大いに盛り上げてやりたいと、ちょっと親バカの私です。


ワークショップに参加してみたい方、ライブを見たい方、ジェンベに興味がある方は、<こちら>をご覧ください。



  「食工房のパンだより 56・ 案山子号」を公開しました。
     <こちら>からご覧いただけます。


移住8年目は、益々身辺の動きが活発になりそうです。

7年前のこの日

私たちが、会津のこの場所に引っ越して来たのが、2003年9月1日でした。
もう丸7年が経とうとしているのですね。


7年前の今日8月31日、その家で最後の夜を過ごしながら、またしても引っ越すことになった自分たちの運命を思い、来し方を振り返っていました。
蒲団と身の回りの品物だけになった家の中は、やはり哀しかったです。
そして夜半、降りだした雨の音を聴きながら、万感の想いを噛みしめていました。


開けて9月1日の朝、出発前に家の前で最後の記念写真を撮りました。
新しい場所での生活に希望もあったはずですが、写っている自分たちの姿は、あとで見てショックなほど沈んだ顔をしていたのですね・・・。


それはそれとしてこの7年間、それはもう生活のために無我夢中でした。
でもおかげさまで、食工房も何とか潰れずにやっていますし、ここでの生活の中身の濃さはそれまでとは比較にならないほどです。


6人の子ども達のうち、2人が結婚し孫が3人、さらに4人目5人目も出産予定です。
運転免許も、6人全員が取得しました。


それにしても、未だに借家住まいの身の上。
先の保証は何もありません。


実は今年、畑にほとんど手がつけられなかったことが結構ショックで、こんなことでは土の人になれないと、厳しく反省しているところなのです。


今日、そんな思いを噛みしめながら畑に行ってジャガイモ掘りをしました。
草に埋もれて、それは惨めな有様でしたが、小さいながらもコロコロと芋が出て来たので、何かもう涙が出そうなほどうれしかったです。
明日から8年目の会津暮らし、今一度心新たに過ごしたいと思っています。



2003.09.01