秋分の日を境に、毎日毎日刻々と日没が早くなって行くように感じます。
今、午後5時半を過ぎるともう薄暗く、6時にはすっかり暗くなります。
それで、うちの犬の散歩を夕方させているのですが、今日は配達から帰って来てからだったので暗がりの中を歩くことになりました。
ヘッドライトを装着したものの、先ずは点灯せずに歩きましたが、全く支障はありませんでした。
犬もにおいの方が頼りのようで、どんどん先へ進もうとします。
歩きなれた道でもあるし、ところどころ街灯もついているし、糞の始末をするとき以外は灯りの必要を感じませんでした。
人間の目って、暗さにも慣れてものが見えるようになるのですね。
これは、山暮らしの時から分かっていましたが、今日また久々に味わう感覚でした。
それでやはり怖いのは熊ですね。
いつものコースを変えて、山懐には近づかず、川の方にも下りませんでした。
それでも出る時には出るかも知れませんので、これからは何か武器になるものを持って行こうかなと思っています。
・・・と、物騒な話を申し上げましたが、夕暮れ時の山の様子がまたいいのですね。
暗さが、何だか分かりませんが、安心感をくれるような気がするのです。
そうだ!武器ではなく楽器を持って行きましょう。
こんな話し、書いていたんですね。<参照>
今日読み返して、我ながらなるほどと頷いていました。
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嵐の前の・・・
百姓市、本日もご来店ありがとうございました。
駐車スペースを確保したのはよかったのですが、
何だかスッキリし過ぎの感じがしないでもありません。
台風が来てるんですね。
方向からすると、福島県も直撃コースに入っています。
でも、インターネットで雨雲のレーダー画像で見るとおり、日中はこちらのエリアは雨は降らず、薄曇りで風も無く至って静穏な一日でした。
夜に入って、先ほどから急に雨が降り出しました。
わずかに風が出て来た気配がしますが、まさに嵐の前の静けさと言った感じです。
それより、風向きが変わったのか、日中少し蒸し暑かったのに、雨が降る少し前から急に涼しくなりました。
明日は、一日雨の予想。
今夜これから明日にかけて、一時荒れるのかなと思っています。
・・・と思ったら、急に振りが激しくなって来ました。
台風と言うと、子どもの頃を思い出します。
故郷高知の台風は、それはもう激しかったですから。
夜中に台風が通過する時は、怖くて布団にもぐり込んで、じっと息を殺していました。
ゴウゴウ雨が撃ち付ける音と、雨戸が風でガタガタ鳴る音、時々家全体がミシミシときしむ音、怖かったですねぇ。
それに比べると、東北の台風はずい分おとなしく感じられます。
そうは言っても、被害が出ないことを祈っています。
野菜たちにとって、恵みの雨となりますように・・・。
明日のイベント・少し先のイベント
真夏のカレーパーティーでお世話になった、下北沢のシヴァのオーナー・ナオミさんとディネーシュさん、覚えているでしょう。
今日またステージイベントの案内が舞い込みました。
「お時間ありましたらお越しください。」とメッセージ付きで。
いやー・・・、行きたい!行きたい!でも、東京は遠いですよ、さすがに。
お近くの方、また当日この方面にお出での方、よろしかったらお立ち寄りください。
ステージと料理と両方楽しめる、まさにまさにタノシムナイトになることでしょう。
画像クリックで拡大します。
さて打って変わってもう一つは、ご当地会津の定番イベントになりつつある「あぐり・カフェ」です。
10月6日(土)ですよ!お忘れなく。
お天気良くても悪くても、よほどのことがない限り決行ですから、どうぞお誘い合わせてご来場ください。
そして今週末の百姓市もよろしくです。
小屋の完成ということで、何かあるかもですよ・・・。
熊出没
今年は、旱魃のせいでしょうか、山の木の実の成りが悪いらしく、昨年とは打って変わって早々から熊出没の情報が飛び交っています。
今日は、喜多方市内で82歳の女性が、熊に襲われて亡くなりました。
場所を知っている私としては、あんな人里のど真ん中に熊が出没するようでは、自分の居場所など到底油断していられないはずと、俄かに緊張感が走りました。
実際、至近距離に熊出没の痕跡はあるし目撃情報もあるし、いつもお互いに「気を付けろ」と言いあっているのです。
こうなって来ると、どうやって熊を遠ざけるか、日頃から心がけておかなくてはなりません。
私が効果があると考えているのは、火を焚くことです。
これは、どんな動物も一様に警戒します。
煙を漂わせることも、同じく効き目があるでしょう。
今日夕方、裏のお稲荷様の側で、杉の葉とまわりの青草を焚いて、煙を立てました。
飼い犬の抜け毛を集めておいたものも、少しですが燃やしてみました。
焦げ臭いにおいと火の気には、野生動物は近寄らないのじゃないかと思うのですね。
それからもう一つは音を立てることですが、やはり太鼓の音とか低く長く唸るように響く音がいいと思うのですね。
先住民たちが使う楽器の中には、そういう音を出すものが多いですね。
多分、猛獣を避けたり、逆に獲物を引き寄せたり、いろいろな効果があったのだと思います。
私は、とりあえず竹でこしらえたディジュリドゥ(アボリジニの楽器・本物はユーカリの木で出来ている)を鳴らしてみました。
上手く行けば明日の朝まで、煙の匂いが残っているはずですから、それなりの効果はあると思います。
ところで、熊に限らず野生動物が人に対して警戒することなく近寄って来ることは、私たちにとってはこの上なくまずいことです。
このように野生動物との間の緊張関係が崩れたのは、私たちの生活スタイルがすっかり変わってしまったからです。
火を焚かなくなったし、山に入らなくなったし、街にばかり人が集まって、周辺はもはや野生動物に乗っ取られつつあります。
昔、野生動物は例外なく人を恐れるもの、という常識が通用していましたが、それは人類の長い間の努力の成果だということを、今の私たちは忘れていると言うか、そもそも知らないのですね。
もはやそんな常識は通用しないと知るべきです。
そして、これからどのような努力をすれば、再び野生動物に警戒される人になれるのか、今それを知る最後のチャンスのような気がする私です。
今朝の風景
白菜がこんなに育ちました。
大根も双葉を出しました。
昨日夜間工事までして仕上げました。
こんな仕上がりになっています。
とりあえず終了
百姓市の小屋建て作業が、とりあえず本日で終了となりました。
建て増し分の屋根掛けが終わったのです。
いやはや本日最後の工程は、灯光器で明かりを確保しながらの作業となりました。
何でんかんでん(会津の方言~どうしてもこうしても・・・)終わらさんなんねェ!今日で終わらなかったらもう後がないとの思いで、どうにか波板張りを終えました。
この次の百姓市は、雨でも大丈夫。
細かいところが少し残っていますが、それはまたボチボチと合間を見てやればよろしいということで、本日を以て締めとしました。
写真も撮っておきたかったのですが、そんな暇があればこそ!
気が付けばもう、あたりは暗くなっていました。
さすがに疲れました!
あとが続きません。
雨、続く
今日は、今シーズンでは初めて、雨の中の百姓市でした。
畑の野菜にとっては、ちょうど良い恵みの雨ではありますが・・・。
それにしても先週、小屋の建て増し分の屋根が仕上がらなかったのが、痛恨となりました。
それでも何とかかんとかスペースを確保して、いつも通り開店しました。
雨の中を、案外お客さまもお出でくださって、テントの中で雨をしのぎながら、長居されるお客さまもいらっしゃいました。
百姓市は、物を売ることは一つの目的ではありますが、もう一つはいらした方同士の交流の場としてお役にたつことを目指していますので、今日の雨の中のゆったり感は、何だかいいなと思いました。
一旦降り出せば、なかなか止まない雨になりそう・・・と申し上げましたが、本当にそんな流れになり始めたかも知れませんね。
まあでも、まだまだ降ってもらって大丈夫。
おっと!でも稲刈りが出来ずに困っている人も少なくないのでした。
うまく行かないものですね。
小屋の屋根も仕上げたいし、とりあえず明日からまた何日か晴れてくれないかな・・・と、我儘なことを思っている私です。
どうやら大根の芽も・・・
一昨日、昨日、そして今日と三日間、雨模様のお天気が続き、大地もすっかり潤ったようです。
そして、真夏の余熱で熱かった地表もずっと冷やされて、今日はもうオーブンの余熱がむしろ心地良く感じられるくらい涼しくなりました。
夕方、雨が上がってお天気も回復の気配が見えましたので、畑に行って見ました。
白菜が二回りくらいも大きく育っていましたし、大根の芽も出ていました。
涼しくなったとは言え、例年に比べればまだまだ暖かいですから、蒔き遅れた分を取り返すくらい育ってくれると思います。
今年は、久しぶりに沢庵漬けてみようかな・・・。
実は沢庵も、私流と言うか食工房病と言うかこだわりがあって、干し加減、塩加減、漬け込み期間、そして食べる時には切る厚みまで、本当はうるさいのです。
でもだから、ここしばらくやれていないと言うのも、無理のない話しなのです。
まあそれはおいて、こうしてちょっとの合い間に自然の計らいに触れる機会があるおかげで、自分を保っていられるという気がしています。
この次晴れたら、星空も秋の星座が次々見られることでしょう。
ではでは、明日もまたパン焼きということで、かぼちゃあんぱんもプッラもその他いろいろ焼き上げて、皆さまのご来店をお待ちしております。
明後日、百姓市をお忘れなく!
昨年ご好評いただきました、福島市の大内さんの梨が入荷します。
どうぞお楽しみに。
今日から、お彼岸
明後日は、秋分の日ですね。
仏教の世界では今日から彼岸入りで、死者の霊が現世に一時帰って来るとされています。
茶化すわけではありませんが、一時帰郷・・・ですかね。
古民家に住んでいると、住人は私たちだけではないという感じが、時々ですがします。
そして、お彼岸やお盆の時は、人口が増える傾向があるようです。
我が家の裏手に、この集落の墓地がありますので、そんな時期には、普段見かけない人が、スッと視界の端を過って行くことがあります。
そうかと思うと、気配だけですが、何人か団体さんで家の敷地を通り抜けて行かれます。
皆、この場所にご縁のあった方々に違いないと、そっと手を合わせます。
こんな話を始めると、気味悪く思われるかも知れませんが、私は今まで、嫌な感じがしたことは一度もありません。
もちろん、害を受けたこともありません。
この家に引っ越してくる前、片づけのために事前に何度か、一人でやって来て泊まったことがありますが、ここに住まわせてもらって良いかどうか、ここにご縁のあった方々の許しをいただくことがむしろ大事だと思って、心静かに祈ったものです。
ここは本当にいいところです。
降りました
当たり前ですが、何も草一本も生えていません。
先ずは、まだ印刷前のチラシ画像をいただきましたので、第一報として掲載しておきます。
※9月20日 画像を正式のものに入れ替えました。
そして10月6日(土)は、ぜひぜひ「あぐり・カフェ」とご記憶ください。
今週も建築作業
本職は、今でも墨ツボを使うのかな・・・?
素人の私は、鉛筆でやります。
寸法もミリだし、英語表記も混ざります。
これだけでも、一応どこにノコを入れるかは、分かります。
こんな具合です。
ノミで仕上げます。
材料を継いでいます。
こんな接合でいいのか、
私流のやり方です。
本当は、こんな手の込んだことは、やるものではありません。
でも、強度は出せると思っています。
このあとどうなるか?
来週のお楽しみと言うことで。
定休日の今日、またいつものように百姓市の小屋の建築作業の続きをやっていました。
今日は、私だけが午前中から一人で墨付けをして、午後から3人で刻みと組み立てをやりました。
最初、まあ甘い見積もりではありましたが、今日中にトタン張りまで全部終わらせるつもりで、大ちゃんにポリカ波板を用意してもらったのですが、到底そこまではたどり着けませんでした。
刻みは全て終わりましたが、先週取り付けた垂木が、一週間強い日差しに照らされ続けたせいでねじれが生じており、組み立ての時スムーズに接合出来なかったのです。
本日は二列組んだところでタイムアウト。
でも、組み上がった所だけ眺めると、なかなかいい気分です。
この数か月間、ずっと一緒に作業して来た仲間もずい分手慣れて、細かく難しい作業もスムーズに進むようになりました。
いやー、これこそ百二姓の実感ですね。
祝いの酒が、ちょっと先になりましたが、来週またがんばります。
「あぐり・カフェ」参加決定
10月6日(土) 10:00~15:00 野口英世青春広場にて
会場・時間とも、これまで通りの設定になっています。
詳しいことは、追ってお知らせ。