食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

パンが無いとやっぱりさみしい・・・。

ここ数年、パン食の割合が高い食生活になっています。
と言うより、もうほとんど3食パン食です。
今年も秋になって、あちらこちらから新米をいただくことがあって、ご飯もおいしいのですが、どうしてもパンが無いと落ち着きません。


長い間に馴染んで来たということなのでしょうけれど、私の体調に今一番合っているのは堅焼き黒パンです。
プンパニッケルもいいみたいですね。


これらを主食に、ご飯の時と同じおかずで食事をしています。


みそ汁とバターを塗った堅焼き黒パンが、結構おいしくいただけます。


それでいつも食べているパンというのが、実はたいてい売れ残り品であったりするわけですが、この一週間ほどの間完売が続いて、溜まっていた売れ残りもとうとう無くなってしまいました。
そこで、ありがたく新米を炊いていただいているのですが、どうもパンが無いとやっぱりさみしい・・・。


明日はもう、自家用に少し取り分けて置こうというつもりですが、お客さまがいらして欲しいと仰られたら、それはやっぱりうれしいですから、差し上げないわけには行かないでしょう。
うまい具合に必要なだけ売れ残ってくれたらいいのですが・・・。


さてさて明日はパン焼き、シュトレンも焼きます。


シュトレンの試食もしていただけます。


皆さまのご来店、お待ちいたしております。


連れ合いの個展も、あと二日。こちらもよろしくお願いいたします。

初シュトレン

今日、今シーズン初めてシュトレンの試食をしました。
先週土曜日に、今シーズン初めて焼いたものです。


お客さまにももちろん試食していただくのですが、その前に私とスタッフ一同で試食して、出来具合を評価するのが目的でした。


結果は・・・、自慢するわけではありませんが、もちろん二重丸でした。


食工房のコンセプト、食工房のセンス、食工房のノウハウのすべてを注ぎ込んでいます。
ですから、シュトレンに納得が行かないと言うことは、他のすべての製品も?と言うことになってしまいます。


食工房のシュトレン、2005年に現在のレシピで造り始めて、今年で6シーズン目ということになります。
もう完全にマニュアル化した手順に乗って淡々と作業すればいいのですが、それでも細かいところに改良の余地があり、全く気を緩めてはいません。


今日の試食で、皆の顔が緩みっ放しだったのを見て、内心「よしよし!」と意を強くした私です。


この後、ご来店のお客さまにも試食をしていただきます。
どうぞ、ご遠慮なくお召し上がりください。


引き続き、ご予約ご注文承っております。



画像上クリックで拡大します。


 


  青木真知子作品展 「ドコノモリへようこそ!」

残すところあと3日となりました。
11月14日(日)が最終日となります。
これまでに、本当にたくさんの方々にご来場を賜りました。
会場には、置き切れないほど沢山のお花もいただきました。
連れ合いは、最終日まで休まず通って皆勤賞を狙うと申しております。
最終日、特に何もしませんが、いらした方とささやかにお茶会でも出来ればありがたいと思います。


私の方は、後の撤収作業が待っています。
ありがたいことに、何枚かの絵が売れたそうで、全部持ち帰るわけではないのが少しだけうれしい私です。


最後の最後まで、皆さまのお出でをお待ちしております。

本日もご来店多数御礼

今日は、午前中はシュトレンの仕上げをして、その後製品造りを考えていましたが、ミックスナッツ<参照>が減っていることに気づき、急遽ナッツのローストと粉砕そしてミックス、保存のための包装までやって午前中がつぶれてしまいました。


午後は、娘たちはお出かけ、連れ合いも個展会場に出かけましたので、食工房は私一人でした。
店番しながら製品造りはさすがに出来ませんので、午前中の後片付けや掃除をした後、PCに向かってイラストレーターの習熟のために、パンだよりの来月号にとりかかりました。


その間、次々とお客さまがいらして、何だかんだと落ち着いている暇はありませんでした。


いやありがたいことです。


おかげさまで、売れ残りの心配をするどころか、売るものが無くなる心配をしなくてはならなくなりました。
今日は何も造っていないし・・・、さてどーしましょー。
明日は、予定は立っていませんが、クッキー焼きたいですね。


コーヒー豆の焙煎もご注文いただいているし、体は一つ・・・、スタッフの方にいきなり出来る仕事ではないし・・・、困りました・・・。


小さい器に勢いよく水を注がれても、溢れるばかりで受け止め切れないの喩です。
結局売り上げを逃して、これはこれで悔しい・・・。


それでも、一向にお客さまの来ない店の中で暇を託って気を揉んでいるよりは、どれだけいいか知れません。
とにかく頑張ればいいのですから。


本日も多数のご来店、ありがとうございました。


今日一日で、店の棚はガラガラになってしまいました。


期待して来られるお客さまがガッカリなさっては申し訳ありませんので、こんなこともお知らせしておきます。
どうぞ悪しからず。

変りやすいお天気の中、来客多数

今日は、朝のうち雨かと思うと急に晴れたり曇ったり、午後になってやっと晴れました。

ここ数日来、雨模様でご来店のお客さまも少なく寂しい感じがしていましたが、今日は一転して多数の方々のご来店を賜りました。
遠く新潟から団体さんで二組、郡山から一家族とさらにお一人、その他にも遠来のお客様が多数、そして地元の方も。


連れ合いが個展のために出かけていますので、このところ店番もかねて造り仕事をしています。
おかげさまで今日は、最近にない忙しさでした。


今日の食工房は、今シーズン初めてのシュトレン造りをしていましたので、手を止められないタイミングもあり、店頭にお客様をお待たせしたままにする一幕もありました。
いやはや、申し訳ありませんでした。


おかげさまで今日は初めてにもかかわらず、満足な出来のシュトレンが焼き上がりました。
今年でもう5シーズン目になるのですね。
手が覚えていて、始めてすぐに去年の暮れの続きをやっている感覚で仕事してました。
でも今年は今年で、ちゃんとプラスアルファを意識してやっていますよ!
微々たる変化かも知れませんが、見た目も味も良くなっているはずです。
明日は、粉糖で化粧して仕上げます。


  そして個展にご来場ありがとうございます。


今日も、沢山の方がお出でくださったとのこと。
滅多に会えない方が幾人か、遥々訪ねて来てくださってうれしかったと申しておりました。
毎日良い出会いをいただいて、元気な笑顔で帰って来る連れ合いです。
明日も午後から会場に出かける予定でおります。

ホッと一息

木曜日は、食工房にとっては定休日明けで一週間の始まりです。

パンの仕込みも多いので、いくら慣れていると言ってもやはり緊張しています。
朝が早いので、昼前くらいになるとドッと疲れを感じる一瞬がやって来ます。


今は手伝いの方に来ていただいていますのでずい分楽になりましたが、以前はオーブンの前で居眠りしそうになりながら、朝飯も昼飯も食う機会を逃してしまうことが時々ありました。


今日は、昼食に下の娘が気合いを入れてつくってくれた、スープスパゲッティが特別おいしくて、おかげさまで午後からまた元気が出ました。


夕方までに残りの仕事と配達を終えて、夕食もいただいて、今はホッと一息というところです。


毎日毎日、一日はとても長いと感じますが、一週間、一ヶ月はアッという間です。

おしらせ、あれこれ

  トマト丸・終了のおしらせ

発売以来ご好評いただきました「トマト丸」は、原材料のトマトの収穫がとうに終わり、ドライトマトに加工しておいたものも在庫がなくなりました。
来シーズンの再開までしばらくの間、製造をお休みいたします。
皆さまのご愛顧に、今一度感謝! ありがとうございました!


  麦畑通信・136を木曜日焼きに・・・

これまで土曜日のメニューにしていました「麦畑通信・136」を当分の間木曜日に焼きます。
タイミングが悪くて注文出来なかった方もいらっしゃいましたので、よろしかったらこれからしばらくの間ご愛顧いただきますようご案内申し上げます。


  賞味期間を延ばします。

このところすっかり寒くなって、製品の日持ちも良くなりました。
パン、焼き菓子ともに、賞味期間が長くなります。
お買い求めの際は、賞味期限ラベルをお確かめください。


「パンだより」 Adbe Illustrator バージョン、ご覧いただけます。

ファイルサイズが大きいので、通信環境が遅い地域ではダウンロードが大変かも知れません。
食工房のホームページ・ダウンロードのページをご覧ください。 <こちら>
なお、今回印刷配布しているのは、ほとんど Illustrator バージョンです。


  コーヒーパンフレット、更新いたしました。

「パンだより」58号の中でも触れていますが、食工房テイストの根幹であったホアキン豆が取扱い終了となりました。
代わって「セラード・樹上完熟・晩秋摘み」が入荷。
大変良好な品質で、食工房テイストに合致するキャラクターを持っています。


全取扱い品目と価格詳細は、コーヒーパンフレットpdf ファイルをご覧ください。<こちら>  


  シュトレン製造開始

いよいよ本番です。
今週末から製造開始!
来週からは、試食品も召し上がっていただこうと思っています。
どうぞお楽しみに。
なお、ご予約ご注文を引き続き承っております。
どうぞよろしくお願いいたします。

<パンだより 58 ・初霜号・2010年11月>公開

やっと出来ました。
印刷して発送するのは明日以降の作業になりますので、先にネット公開することにいたしました。
例によって pdf ファイルになっております。

カラーバージョンになった関係で、ファイルサイズが大きくなっています。
ダウンロードに時間がかかる場合があるかと思われます。

どうぞ、悪しからずご了解ください。

なお今回公開するのは、 Microsoft Word で作成したものです。
Adbe Illustrator バージョンも、追って公開いたします。


<食工房のパンだより 58・初霜号・2010年11月>


 


  今週のクッキーとマフィン


今週は、わらいごま、くるみびすけっと、森のパン屋のビスケットを焼いております。


マフィンは、ココリスとスィートハートの予定です。

この夏の暑さは、やっぱり災いしている・・・

今日は、沼ノ平の農家さんへ小麦原穀を受け取りに行きました。
そうしたら、待っていてくださった I さんが曇り顔で説明してくださるには、小麦粒の中に黒ずんだ粒が混ざっているのを発見し、これでは売り物にならないとおっしゃるのです。

突然のご報告に、私の頭の中はパニックになりかけました。
この小麦が使えないとなれば、飯豊山食パンも麦畑通信・136もみのりのパンもトマト丸も、皆造れなくなってしまいます。
とにかく、先ずは現物を見せていただきました。

・・・確かに、胚芽の部分が黒く変質してしまった粒が混ざっています。
一番気になるのはにおいなので、両手で掬った小麦の中に鼻先を押し当ててにおいをかいでみました。
・・・そんなに悪くはありません。否、全然大丈夫じゃないでしょうか・・・。
全粒粉はともかく、小麦麺に加工する分には全く支障はないと思えましたので、30kg1袋引き取って来ました。


さて、今回のトラブルの原因を農家さんとあれこれ詮索してみましたが、この夏の暑さがやはり一番効いているのじゃないか、という結論に達しました。
何にしても農業は、自然相手の仕事です。
年々気候の変動が大きくなる状況に、農家も頭を抱えています。


来年の収穫に向けて、ちょうど種蒔きを終えたところだということでしたが、増産をお願いした関係で、今年の収穫のかなりの割合が種用に回ってしまい、パンづくりに使用出来る分がずい分少なくなっていました。


加えて黒変のトラブルで、小麦は早々に無くなってしまいそうです。


先日の「農産物を相手にしている実感」<参照>の中でも申し上げましたが、電話一本で注文出来るものとは違う緊張感を、早速思いっ切り味わうことになりました。


これからどう対応して行くか、思案しなくてはなりません。
一部のメニューは、この後来年の収穫までお休みするしかないかも・・・。


  


  本日も、ご来場ありがとうございました。


連れ合いの個展二日目の今日は、オープニングのお茶会をやりました。
午後3時前から次々とお客さまがお見えになり、たのしいおしゃべりに花が咲きました。


私も2時間余りその場にいましたが、連れ合いの絵を見に、また本人に会いに、こんなに沢山の方がいらしてくださることに、我が事のような喜びを味わいました。


置いてあるノートに書かれたご感想やメッセージ、テーブルに並べられているお花、晴れがましい気持ちにさせていただいて連れ合いもつくづく幸せ者だと、私からもお礼を申し上げたくなりました。


皆さま、ありがとうございます。


まだ二日目。
先は長い・・・。
出来る限り毎日、会場に居たいと申しております。

続・パンだより編集中


表側・カラーバージョンは、ほぼ完成。


何だかんだと忙しくて、パンだよりの編集が進みません。
カラーになった片面はとっくに目途がついたというのに、裏面はまだ原稿を起こしてもいないという段階。

まあまあ!忙しいのは、結構、結構!
やりますよ。やるしかありません。

否、どちらかと言うと、新しいツールも覚えてやる気満々なのです。
しかしながら、何しろ時間がない・・・。


画像は、Illustrator の編集画面です。


道具は、使うためにある!ならば使わなくては・・・。
いくつになっても、新しいことを覚えるのにほとんど抵抗のない私です。


まだまだ当分の間、ボケないで済むかも・・・。


新しい紙面、どうぞお楽しみに。



   ご来場ありがとうございます。


私は行っていませんが、連れ合いの報告によると、個展初日の今日、早々から沢山の方々がお見えになったとのこと。
また、直接あるいは付け届けにて、沢山のお花を頂戴いたしました。


そして昨日までの不安はどこへやら、夕方にはうれしそうな笑顔と共に、ご来場くださった友人ご夫妻の車に送られて帰って来ました。


本日の皆さまのご厚情に対し、この場を借りて、連れ合い共々厚く御礼申し上げます。


なお本日は、迂闊にもカメラを持って行くのを忘れてしまい、皆さまと一緒に写真に写るのを楽しみにしていたのにと、悔しがっている我が連れ合いです。
明日は、必ず!

造って、そして売れて何ぼと言う話し

先日、「造って何ぼ」と言う記事を書きました。 <参照>
モノづくりは、確かにつくって何ぼ、自分の手がする仕事以上の売り上げはありません。
そして実は、それだけではないのですね。


食工房のような製造販売業は、製品を造っただけでは仕事は終わりません。
それをお客さまに手渡して、代金をいただいて初めて売り上げになるわけです。
売れ残った分は、単に売り上げにならないだけでなく、材料代と手間代の分だけマイナスになります。


良いモノを造るための技能や創意工夫、向上心などは、もちろんいつでも求められるわけですが、それを買っていただくためには、リーズナブルな価格と売れ残りのロスを秤にかけて、綿密な計算もしなくてはなりません。
そして如何にしてお客さまの心をとらえて買っていただくか、その部分でも創意工夫とお客さまに接する心構えが大切になります。


商売は、バランス感覚が何より求められる職種だと思います。


ものごとに対し、総合的で偏りがないスタンスが重要。


若い頃は、飽きっぽいと言われながらザーッと浅く広く、興味の趣くままに何でも手を出して来て、還暦目前の今頃になって今度は「継続は力なり!」と力説している私の半生は、意外にも商売向きの性格を養うことであったような気がしています。


自分で造って自分で売って、これが一番性に合っています。
実際、いつも楽しんでやっている自分を、そこここに発見しています。


  ジャーン!

で、「パンだより」がカラーになります!?
本当です。
片面だけですが、連れ合いのイラストに色鉛筆で塗り絵風に色刺ししてもらいました。
近日中に発表です。
どうぞお楽しみに。

今回は、Word バージョンと Illustrator バージョンが出来る予定。
もっとも、どちらも外観上ほとんど差はありませんが、細かいところが違っているはず・・・。
両方公開しようかと思っています。