食工房のパンだより」カテゴリーアーカイブ

今日のパンごはん・その2


 


その昔、「貧乏人は、麦を食え。」と言った総理大臣がいましたが、私にすれば結構結構!パン大好き、麺類大好き、お米がなくたって平気です。
誤解のないように申し上げておきますが、決して米の飯が嫌だと言うわけではありませんよ。
今日まで五十何年間の人生で、どちらかと言えば米の飯を食った方が多いですからね。
でも、白米食は二十歳の頃までで、その後は玄米食または分搗き米です。
話しがずれましたけど、パン食でも白パンよりは黒パンの方を好んで食べて来ましたから、若い頃からもうずっと健康食志向だったのですね。
おかげで、病弱だった子どもの頃と違って大人になってからは病気知らず、病院にも行かずに過ごして来られました。
それが玄米食と黒パンのおかげだったかどうかは、もっと年をとってみないと分かりません。


 



 汁の味は、大方塩鱒の塩分ですが、少し醤油を足しています。
それから、魚の生臭味をとるために酒と生姜も加えています。




我が家では煮物の味付けに砂糖を使いません。
たいていは醤油(うすくち醤油)だけか、あるいは酒や味醂を使います。
必然的に薄味になっています。

ちなみに酒は、いわゆる料理酒ではなく純米酒を使っています。
良し悪しはともかく、余計な添加物が入っていないことが最優先。



刻み生姜をごま油で炒めたところに牡蠣を入れ、酒浸しにして煮ます。
途中、味醂を加え、次に醤油を加えて味付けをします。
そのまま焦がさないように煮詰めて出来上がり。



ちなみに我が家では、小豆は砂糖を入れず薄い塩味だけで煮ます。
この辺は、頑固にマクロビオティック流にこだわっています。


さて今日は、忙しい私に代わって連れ合いが調理担当です。
まず、塩鱒の切り身を使って大根や豆腐などと一緒に、のっぺい汁を作りました。
それからイカ大根の煮物。
牡蠣の生姜煮と小豆カボチャ。
パンは、プンパニッケルと堅焼き黒パンです。
アレンジとして、プンパニッケルの上に牡蠣の生姜煮、カマンベールチーズをそれぞれのせてみました。


今日のメニューは、油気の少ない物になりましたのでお腹に軽く、その分パンを多目に食べました。
汁を二杯、パンはプンパニッケル2切れと堅焼き黒パン3切れ。

明日は早起きなので、あまり食べ過ぎない方がいいのです。

今日のパンごはん・その1


今日からしばらく、パンごはんです。
国産、地元産小麦とライ麦で焼いたパンです。


予定どおり、買い物に行って材料を揃えて来ました。
今日の夕食は、シチューと塩鮭の油焼きに野菜炒めを添えて、もうあと二品、それに堅焼き黒パンとピストーラという取り合わせでした。
シチューは、豚のバラ肉(ブロック)を角切りしたもの、玉ねぎ、人参、じゃがいも、しいたけ、そしてごぼうも入れました。
シチューにごぼうは、聞いたことがないと言う方が多いと思いますが、案外おいしく食べられますし、風味上も全く違和感がありません。
要は、豚汁と同じで、具を大きめに切ることと、味付けを味噌ではなくトマトペーストと塩とスパイスですると言うだけの違いです。
パン食のお供なので、汁気たっぷりになるよう、水は多目に注して煮込みます。




塩鮭の油焼きは、オリーブ油を使って焼きます。
フライパンにオリーブ油をたっぷり垂らし込んで熱し、塩鮭の切り身を並べ、蓋をして中火で焼きます。
片面が焼けたら裏返して、しいたけの薄切りを加えて、また蓋をして少し火を弱くしてしばらく焼きます。
焼き上がったら胡椒を振りかけます。


野菜炒めは、キャベツとモヤシでした。
塩と胡椒で、薄めの味付けをしています。
ここで、一つ覚えておかれると良いことは、肉や魚を柔らかく焼くにはオリーブ油を、野菜炒めをパリッと仕上げるにはゴマ油を使うことです。
マクロビオティックの陰陽論の応用です。
もう一つ、野菜の水切りは、玉ねぎが入っていたネット袋に入れて、脱水機にかけると最高です。
30秒以内で完璧です。



あと二品は、一つが大根を一晩塩漬けしたものを極薄切りしたもの。
もう一つは、サツマイモと紅玉の合わせ煮です。


ちなみに私の腹に収まったのは、シチューが二皿とご紹介した料理、そして堅焼き黒パン2切れとピストーラ2切れ。
これですっかり満腹で、大満足。
それにしても、自分で言うのも何ですが、パンがしみじみおいしいと思いました。

明日はお休み

毎週火曜日と水曜日が定休日ですから、今日月曜日は、私にとっては週末のような安堵感があります。
と言っても、明日はまたしてもやることがいっぱいあるのですけれど・・・。
どうやら外は雨が降り出しているようで、明日もこのまま雨模様のようです。
外仕事は、出来ないかも・・・。


今週は、予想外にパンの売れ残りが出てしまいましたので、これから一週間ずっとパンごはんです。
ここは、おいしいパン食レシピの開発の機会と受け留めて、明日はまずシチューと決まりました。
そうですね・・・、今週は毎日、「今日のパンごはん」をご報告いたしましょうか。


 


  今週のクッキーとマフィン


クッキーは、パタポンを焼きました。


マフィンは、スィートハートの予定です。

穏やかな一日

ここ何日間、厳しい冷え込みもなく穏やかな日が続いています。
今日も、風もなく晴天で、気温以上に暖かく感じました。

シュトレンのためには冷え込んだ方がいいのですが、それでもさすがに11月、一番冷える部屋に置きましたので、バターはしっかりと固まっていました。
今朝は、それに粉糖でお化粧をして仕上げました。
明日まであと一日置いてから包装し、一週間ほど熟成させればもう食べられます。
もちろん、もっと長い時間寝かせた方が、ドライフルーツの水分が滲み出して中がしっとりして来ますし、風味も馴染んでなおさらおいしくなります。


さてそんな穏やかな空の下、皆さん外へと誘われたようで、食工房にも次々とお客さまがお出でになりました。
遠く新潟から、会津若松市内から・・・。


度々お出でいただく会津若松市内の方は、今日はご家族一同連れ立って、飯豊山麓の大滝<参照>に行って来られたそうで、帰り道に立ち寄ってくださいました。
今シーズン、私たちは行けないままで過ぎてしまいそうなので、お話しを伺いながら想いを馳せていました。


これから冬までの間に、こんな日はもうないかも知れません。
明日は曇り、それ以降しばらくは雨模様の予報が出ています。
もう、いつ雨が雪に変わってもおかしくない季節です。


そう言えば、タイヤの準備がまだでした。
明後日のお休みの日にやるしかないですね。


冬がやって来る前の、このつかの間の晴天が、私はとても好きです。

シュトレン、初仕事

今日は、パン焼きのスケジュールの中に、シュトレンを組み込んで一日を忙しく過ごしました。

先ずは朝一番、何を血迷ったか寝ぼけたか、今までやったことのない計量ミスをやってしまいました。
地粉角食パンの塩の量を計り間違えたようで、他の食パンより30分も遅れてなお膨らみが不十分なまま釜に入れて焼きましたが、見事に失敗でした。

それ以外は調子良く進んで、いつもどおりに焼き上がりました。一年ぶりのシュトレンも手が覚えていて、一個成型するのに一分半だったと、娘が時計を見ていて教えてくれました。
そう、このペースが大事なんです。
1個か2個なら問題になりませんが、数が多いと、最初と最後の時間差が効いて来て、醗酵が揃わないのです。
昨年は、1分20秒まで縮めていましたので、まずまずのスタートです。

今年は、試食品も沢山用意して、新しいお客さまにも出会いたいと、意欲満々です。
試食を召し上がりたい方がいらっしゃいましたら、どうぞご遠慮なくお申し出ください。
店頭で、あるいは直接お届けまたはお送りするなどの方法で対応いたします。


先日の告知以後早速、メールにてご注文が入り始めています。
早々とありがとうございます。


なお、シュトレンの製造期間中、定番商品の一部がお休みになったり、在庫が切れになったり、何かと不備があると思いますが、どうぞご容赦を。


それから、今月のパンだよりに載せ切れませんでしたが、雪の日ご来店時のポイント2倍プレゼントを、今シーズンもやります。


皆さまのご来店、お待ちしております。

FM喜多方・街角生中継

事前にお知らせしませんでしたが、実は今日の夕方、地元喜多方のFM局の番組に出ました。
いつもテレビはお断りしていますが、ローカルのラジオ局はむしろチャンスを利用させていただいてます。
番組の冒頭、思わぬハプニングで中継がつながらなかったりしたのですが、その後つながって何とか時間内に収まりました。


ライヴだったので、少しドギマギしましたけど、いい宣伝にはなったと思います。
たまにはこんな機会も、刺激になっていいですね。


FM喜多方のホームページに、早速写真入りで紹介されています。
<こちら>


今日も順調にパン焼きを終えました。
明日は、スコーンとマフィンを焼きます。
皆さまのご来店、お待ちいたしております。

シュトレン、よろしくお願いいたします。

習刊 コーヒー通信 お休みです。



外側をバター、グラニュー糖で固め、粉糖をまぶして化粧しています。



ドライフルーツがとにかくたっぷり。
自慢の文旦ピールも沢山入っています。
何と言っても、香りが自慢です。



ご好評いただいているギフトパッケージ。
今年も同じデザインを継続いたします。


このところグッと冷え込むようになり、バターがしっかりと固まる気温になって来ました。
今週末からいよいよ、シュトレンを造り始めます。
ご注文の受け付けも、開始いたします。
先日、告知に先立って早々とご注文第一号をいただきました。
いい呼び水になることを願っています。
価格は、昨年より100円上げさせていただき、1本2700円です。
1/2カットは元々割高でしたので据え置き、1個1500円となっております。
昨日公開しました「食工房のパンだより48・晩秋号」の紙面にも、詳しくご案内しています。 <こちら>
ご贈答用にお使いいただけるよう、ギフトパッケージもご用意しております。
ご依頼先への直送も承ります。


皆さまからのご注文、心よりお待ちいたしております。


さてさて明日はまた、恒例の忙しい木曜日。
先週のようなことがないよう、出来るだけ早めに就寝のつもりですが、まだしなくてはならない仕事が少し残っています。


ではでは、また明日。

静かな一日、ご来店多数御礼

ここ二三日のうちにも初雪が降るとの予報に、にわかに緊張感が走る周辺ですが、空模様も空気も至って静かでした。
食工房はいつもどおりに営業で、畑や冬支度のことが気にかかっても、全く手が出せません。
それよりそんなことを気にしていられないペースで、次々とお客さまが見えました。
店をやっていて、こんなうれしいことはありません。


食工房にご来店くださる方々は、本当に多方面からお出でです。
地元喜多方市山都町はもとより、会津若松市他会津管内各地から、郡山市、福島市等々、年間通せば、遠く千葉、東京、長野、愛知などからいらした方もありました。


今日もその例にもれず、多方面からいらしたお客さまから、色々なお話しを伺うことが出来て、こんな田舎にいても本当に刺激的で退屈するどころではありません。
私たちは、売り上げの他にもいっぱい色々なものをいただいていると、常々感謝申し上げております。


さてさて、先日の風邪はあれは一体何だったのでしょう?
もうすっかり元気です。
何の支障もなく、気持ち良く動けます。

そうでした!
いよいよ来週末から、シュトレンづくりが始まります。
レシピと手順書を引っ張り出して来て、イメージトレーニングをしました。
今年も、どうぞよろしくお願いいたします。
ご予約ご注文は、今からでも承ります。


食工房のシュトレンに関する記事は、<こちら>からご覧いただけます。

大丈夫です。

ご心配をかけてしまったかも知れません。
インフルエンザではなかったようです。
風邪様の症状の病気はいろいろあるので、一体何だったのかなと思いつつ、ひょっとして心身症的疾患ではなかったかと、訝っているところです。
いわゆる、お仕事嫌々症候群・・・。
だとしたら、まだまだ自覚が足りませんね、私。

疲れが溜まって来ているなという感じは、確かにあったのですよ。
でも一昨日は、張り切ってパン焼きの支度をして、よもや休むなどとは思っていなかったのです。
僅かに変調を感じていなくもなかったのですが、それはこのところデスクワークが多くなっているので、そのせいだと思っていました。

そうしたら夜半、喉の痛みと寝汗で目が覚めました。
風邪だ!と思い、うがいをして喉を湿らせ体が冷えないようにして、再び床に就きました。
一眠りして午前4時に目覚ましが鳴って、さてどうしようかと。
今までなら、無理に起き出してとにかくパン焼きだけは終えて、配達と後片付けをパスして、寝床に倒れ込めばいいという判断でしたが、何しろ今時、新型インフルエンザのことが頭にありますから、大事を取って休むことにしたわけです。


昨日一日横になりながら、どこでうつされたかな?と思い出しても、何も思い当りません。
そんなこんなで今朝まで微妙な体調でしたが、起き出して見たら楽に動けるのですね。
それでも少し用心しながら、マフィンとスコーンを焼きました。
午後になって、娘に配達を任せて後片づけと明日の支度を終わらせた後、少し横になって休みました。
お腹が空いて夕食もおいしく食べられたし、気持ちもしっかりして来たし、明日は4時起きでも大丈夫かなと思っています。


明日は、焼き立てパンあります。