ブラジル産・ホアキン豆、不作のため出荷休止

南半球のブラジル産、今入荷しているコーヒー豆は2009年収穫のものです。
昨年は、ブラジル全体では豊作だったようですが、ホアキン農場では天候不良の影響で不作に見舞われ、年度途中の5月で在庫切れ出荷休止となる見通しです。

悪豆拾いに泣かされているホアキン豆、豆の状態の悪さの原因の一つには、この不作の影響もあったかも知れません。

こんな時私たちは、他の銘柄を買って凌げば良いという対応をするわけですが、生産者にとっては収入が途絶えるわけですから、大変深刻な事態と言わなければなりません。
病気で倒れた父親に代わって農場を継いだ、若きファビアナ、フラビア姉妹は、どうしていることでしょう。


無農薬有機栽培の認証を取って、張り切っていたところだったのに、まさか無農薬に徹したことが裏目に出た結果だとしたら、私たちとしても申し訳ない心境になりますね。


最近、コーヒー豆生産者の間では、この有機認証を取り下げる動きが出て来ているそうです。
毎年の報告申請書類作成の煩雑さと、検査手数料などの負担が大きいことに加えて、せっかく有機認証を取っても、大方の消費者は相変わらず安く買うことにしか興味が無く、大したプレミアムにならないからだそうです。


そういう話を聞かされると、生産者消費者両者の間に入って仕事をしている者としては、大変複雑な心境にならざるを得ません。


消費者の身勝手も困りますが、生産者も苦し紛れに偽装に走ったりすることのないよう、今こそお互いが信頼しあうことの意味を、再確認しなくてはならない時ではないでしょうか。


 


   週末イベントのご紹介



Spring Share /スプリングシェア


4月3日(土)・4月4日(日)両日開催


@ Epinard /エピナール


神奈川県は湘南の地、大磯海岸の程近くにあるエピナール。
ここのオーナーご夫妻は、ご主人が建築デザイナーで建築企画設計施工をトータルにプランニングする工房を運営。
そして
奥さまは、カフェを経営しながらさまざまなイベントを企てる実行力溢れる方。
有名バンド・スピッツのサウンドプロデューサーをしていた作編曲家の元マネージャーだったという奥さまの企画力は、センス抜群です。

そのエピナールのカフェにて、毎年行われている春の大イベント、スプリングシェア。
年々参加者が増えて、今年は、ちょっとあり得ないほど盛り沢且つ贅沢な内容です。

そこに食工房の焼き菓子を並べていただくことになりました。
それも、エピナールで仕入れていただけると言う、願ってもないようないいお話しです。
飲み物、食べ物、スィーツももちろん、数多くの個性的な出展者の品物と肩を並べるわけですから、当然こちらも張り切らざるを得ません。


実はエピナールのオーナーご夫妻とは、かれこれ15年くらい前からの個人的なお付き合いがあって、今までにも度々食工房の品物を引き立ててくださった経過があるのです。
今までにもう何度も期待を裏切って来ましたが、ここ最近やっとお客さまにもいい評価をいただくようになって、まあその結果を見ての今回のお計らいだろうと思っています。


前置きが長くなりましたが、お近くの方、当日湘南方面にお出でになる方、そうでなくても興味の湧いた方、ぜひぜひスプリングシェアへご来場ください。
後悔はさせません。


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