バックアップ


                デスクトップ用 3.5インチハードディスク 

私はパソコン(以下PCと略します。)に触り始めて2年半くらいで、まだまだ初心者です。
でも、店のお客様の中に高度な専門知識を持った方が何人かいて、いつも力を貸してくださるので、大変助かっています。
すでにもう何度も、貴重な勉強をさせていただきましたが、その知識を私よりもっと初心者の方に役立てていただけるかも知れないと思い、これはと思う情報を時々掲載して行きます。
お役に立てれば幸いです。
前置きが長くなりましたが、今回はバックアップについてです。
PCは大変複雑な構成の機器です。
部品の中の一つにハードディスクというものがあります。
PC上のすべての情報を記憶しておく場所です。
ほとんどが純粋な電子部品で成り立っているPCの中で、ハードディスクだけは物理的機械的仕組みで出来ています。
高速で回転する円盤とスキャンするためのヘッド、それを動かすためのアームが主たるパーツです。
と言うことは、時間の経過とともに確実に消耗していつかは壊れるということです。
事実、回転数の速くなった新しいハードディスクは、だいたい二年くらいで寿命だそうです。
そのハードディスクには、自分が作成した文書や画像、音声などのデータがいっぱい詰まっています。
また、システムそのものを動かすためのOSと呼ばれる情報もアプリケーションと呼ばれる情報も、とにかく全部ハードディスクの中にあります。
もしハードディスクが故障したら、大切なデータを取り出せないばかりか、システムそのものを作動させることも出来なくなります。
そこでバックアップの必要が出てくるわけです。
ところがこれがなかなか厄介で、自分で作成したデータはCD-Rなどのメディアにコピーしておけば良いだけのことですが、OSやアプリケーションデータと状況に応じて施してきたカスタマイズ情報を含むシステムデータは、一度失われると元に戻すのは至難の技です。
しかもシステムデータは、簡単にコピー出来ないのです。
データの安全ということを重要視するなら、最低でもハードディスクを二つ内臓出来るデスクトップタイプPCにして、システムまで含めたバックアップ体制をとっておくことです。
最近は、最初からそういう設定になっているPCも販売されていますから、これから先PCを購入する方はそういう条件も考慮したら良いと思います。
ちなみにノートPCは、スペース的にハードディスクを複数内蔵出来ません。
ノートPCの場合、バックアップの考え方はちょっと違ってくるみたいですが、私は詳しいことは調べていません。
さて、いま私がやっているのは、二つ目のハードディスクを増設して、そこに常時システムデータまで含めたデータをバックアップする仕掛けを作ることです。
一つ目のハードディスクが壊れた時は、すぐに二つ目が代わりをして短い時間で復旧可能となります。
そして、壊れた方を取り替えてまた同じ設定を作れば、ずっと安全性を維持出来るというわけです。
よく知られている方法として、RAID1というシステムがあるのですが、私は市販のバックアップソフトを使うことにしました。
ネットジャパンというところが出している「スタンバイディスク」というソフトです。
まだこれから設定するところなので、詳しいことはネットジャパンのホームページを見てください。
なかなか良く出来たアプリケーションだと思っています。
実はこれに先立ってファイルシステムの変換もやっているのですが、こちらはまた別な機会に説明することがあるかも知れません。
いずれにせよ、仕事上でPCを使う方はなおのことバックアップについてはよく研究しておくことをおすすめします。

 参考資料へのリンク
ハードディスク
RAID1
スタンバイディスク