相変わらず、悪豆拾いに泣かされてます。


ペルー産・コチャパンパ生豆、選別済み



二度焼きの一回目完了



ペルー産・コチャパンパ、焙煎完了


ホアキン休止以後、生豆選別作業もグッと楽になるかと思きや、それがそうでもありません。
他の銘柄も、最近何だか欠点混入割合が高く、選別に意外なほど時間を食っています。
思い出せる限り、以前はこれほどではなかったのに・・・、一体何があったのでしょう。
考えられることは・・・


1.たまたま、食工房で仕入れているコーヒー豆の産地で天候が悪く、元々品質が良くなかった。
(ブラジルでは、全体的に不作だったとの報告があります。)

2.産地での選別が甘くなった。(現地の人たちと私たちの感覚的なズレかも?)

3.自分たちの選別基準が、いつの間にか厳しくなった。


さてこの三つのうち、1.は事実に基づいているのですが、現地で厳しく選別されていれば、欠点の割合が多くなるはずはありませんね。


では2.の可能性はというと、これはありそうな気がします。
元々日本人の品質に対する要求が高すぎるのかも知れません。
粒揃いとか欠点異物の混在に殊更神経質なのが、他ならぬ我々日本人だと言われていますから。
それにしても不満は残るわけですね。


では3.の可能性ですが・・・、あるかも知れないがそのせいにはして欲しくないと言うのが、私の本音です。
そのあたりは、他の焙煎屋さんの事情を聞けば分かることですが、私もずっと一匹狼でやって来ましたので、腹を割って話し合える焙煎屋仲間はいないのです。
否まあ何にしても、自分の要求は一つにはお客さまの満足度に関わることですから、妥協はしたくないのですね。
かくして苦労が絶えないのは、半分は自分のせいもあるかもしれないと思う私です。


カフェ・ヴィーニョも危ない・・・

ホアキン休止で、カフェ・ヴィーニョを代わりに充てたわけですが、そのカフェ・ヴィーニョも該当する品質のものが少なく、入荷は極少量との告知がありました。
今期のブラジル産コーヒーは、よほど打撃を被っているようです。
そんなこともあってただ今、オーガニック認証付の別銘柄のサンプルを取り寄せたところです。(ブラジル・前年度産)
これからテスト焙煎とカッビングをして、仕入れるかどうか判断します。