所詮、体は一つ

今日は、知人のブログにあった「所詮体は一つ」と言う言葉に、妙に納得してしまいました。
続けて言わせてもらうなら、「所詮一日は24時間、1/3は寝る時間」ですね。


若い時は、やりたいこといっぱい、欲しいものいっぱいで、走り回り動き回り、時間もそしてお金も、足りると思ったことなど一度もありませんでした。


しかしこの歳になってやっとと言うか、足るを知るの言葉の意味が分かるような気がする私です。
足るを知る・・・その境地は、欲しいものが皆手に入った時ではなく、自分の欲求を整理し尽して欲から離れられた時に初めて辿り着くことが出来るのですね。


今でも、その境地には遠いかも知れませんが、気持ちはずい分楽になったような気がします。
その心は、何はともあれ60年に近い年月を無事に生きて来られたことへの感謝の思いです。
そしてまだこの先に、少しは時間的余裕がありそうに思えることです。


その時間を、自分以外の人(家族でも、店のお客さまでも、はたまた見知らぬ方でも)のために、何の代償も求めずに使えるなら、きっと人生に満足して死ねるだろうと思います。


ああ、そんな境地に辿り着くことが出来るでしょうか・・・?


所詮体は一つ、でも一つあれば十分。
そんな気持ちで生きていたいです。