今日は一日コーヒー屋さん


黒光りしている天板が選別皿として役に立ちます。

選別は、感覚と判断力とそして豊富な
経験の必要な、とても奥の深い仕事です。


コーヒー焙煎のご注文が重なって今週は大変なことになりそうなので、今日は一日ずっと選別作業でした。

3人で朝から夕方までかかって、約18㎏の生豆を選別しました。
そして選別で落とした豆は約2㎏。

この作業をする時いつも思うのですが、こんなに時間と手間を食う仕事を、他のコーヒー屋さんも本当にやっているのだろうかということです。


コーヒー豆の販売価格から逆算すると、決して割のいい仕事ではありません。
食工房の場合は副業と割り切っていること、他ならぬ私自身の為に、おいしいコーヒーへのこだわりを最優先していること、この二つの理由から元々採算は度外視しています。


それより第一こんなに時間と手間を食って、コーヒー焙煎が本業で毎日5kgも10kgもあるいはもっとそれ以上に焙煎するとしたら、選別作業をどうやって間に合わせるのだろうかということです。


私の選別は、元々基準が厳し過ぎて必要以上なのかと思うこともありますが、自分としては悪いと思うものを弾き出すと、どうしてもこの結果になってしまいます。


それでも続けているのは、私自身がおいしいコーヒーを飲みたいが為、あと一つはこのコーヒーをご贔屓してくださる熱烈なファンがいらっしゃるから。


考えてみると、とても幸せなことです。



  今週のクッキーとマフィンのおしらせ


今週は、わらいごまを焼いたのみですが、いろいろ在庫があります。
ナッツクッキー、コーヒークッキー、どろんこクッキー、バタービスケット、その他少しずつでも全種類揃っています。


マフィンは、シマリス君の朝ごはんを焼きます。他の3種類は、先週製造分の在庫があります。