むしろ問題は精神的疲労

震災以来一か月余りが過ぎています。

福島を除く他の地域では、着実に復旧復興に向けて動きがありますが、原発事故を抱える福島は未だに今後を思い描くことが出来ずにいます。


このことが、多くの方の精神的疲労を限界に近づけています。


毎日毎日、ふと気が付いて見ると、原発と放射能のことばかり考えたり話したりして一日が終わっている、そんな日々が続いているからです。


食工房にご来店くださる方々のお顔にも、お疲れの様子が見られます。


お迎えする私たちも、ひょっとすると疲れた表情をしてはいなかっただろうか、ふと思い出しては気にかけています。


無理もありませんね・・・。


こんな時、やはり一番の慰めになるのは、自然の営みに触れることじゃないでしょうか。

福寿草まつりは中止になりましたけど、福寿草を見に来られる方は沢山いらっしゃいます。
もうすぐ沼のほとりの「鏡桜」も咲くことでしょう。
逞しい植物たちは、何事も無いかのようにいつものように芽吹き、花を咲かせるのですね。


昨日、郡山からいらした方も、こちらはまだ空気が清々しく感じられると仰って、深呼吸をしていました。


まだ真っ白に雪をいただいた飯豊山の姿が、ことさらに美しく見えるのもこんな状況だからでしょうか。


放射能の害は物理的で割り引きの仕様は無いのかも知れませんが、心の疲れは癒す方法があるような気がします。


 



2008年春・地元、相川の桜です。






  今週のクッキーとマフィンのおしらせ


今週は、ジンジャークッキーとどろんこクッキーとバタービスケットを焼きました。
他に、コーヒークッキーの在庫があります。


マフィンは、シマリス君の朝ごはんとココリスの予定です。