震災発生以来40日、原発が危機的状況になって以来35日、国の情報公開に対する態度には全くガッカリさせられどおしでしたが、市民からの要望、海外からの圧力、また民間有志による自主的な測定データの公開などに促される形で、最近では詳しい測定結果が公開されるようになって来ました。
中には、「何だ、早くから測定してたんじゃないか!どうしてもっと早く公開してくれなかったんだ!」と言う例も・・・。
そんな中、一昨日あたりに発表された地域別の環境放射線モニタリングメッシュ速報値は、各市町村の複数個所において地上1m地点と地表面(地上1cm)の二地点の測定結果が出されているので、自分の居住地域の実態により近い汚染状況が分かります。
それによると、我が山都町の相川地区のデータも見られ、自分が密かに予想していたものと符合する結果でありました。 <参照>
それにしてもこうしたデータを見るにつけ、ますます線量計が欲しくなります。
放射線は目に見えないのはもちろん、においもまたその他何の実感も伴わないのですから、検知器以外に存在を確認する手段はありません。
ところで、測定器を入手したいと思いネットで検索していますが、需要が殺到しているためかどこも在庫切れになっています。
また混乱に乗じて、使い物にならないと思われる機種を販売しているケースもあり、なかなか油断がなりません。
いずれにしても、特需のせいか価格も高めで、しばらくは入手をあきらめるしかないと思っています。
それにしても思うことは、もっと早くにこうした情報は公開されるべきだったということです。
中には、いち早い避難の判断の参考になったはずだと思われるケースも見られるからです。
そして今出されたデータをどう判断するか、それは私たちが自分で引き受けるしかないと思っています。
そのために少しでも勉強して、自分の行動を自分自身決定するのでなければ、情報公開を要求する意味がありませんから。