今朝、新地町の友人から電話がかかって来ました。
新地町と言えば、震災の時まともに津波が襲って来た所ですから、そして津波がどのあたりまで到達したかどうかでその友人の運命が決まってしまうような位置に住まいがありましたから、あの日以来案じはするもののこちらから連絡することが出来ずにいました。
それが先日パンだよりを発送する時、住所リストに友人の名前を見つけて、前回は届かないかも知れないと思って発送しなかったことを思い出し、今回は送っておいたのでした。
それを見てくれたことがきっかけで、向こうから電話がかかって来たというわけです。
今回の震災では、ちょっとしたことで生死が分かたれた話が沢山聞かれますが、友人の場合も、あと50メートルという所まで津波が押し寄せて来たのだそうです。
辺りの風景を知っている私の質問に、何も無くなってしまったよ!と、あっけからんと話してくれる友人の声から、壮絶な目に遭った人だけが到達し得るある境地と言うか達観と言うか、そんなものが感じられました。
よく、被災地にボランティアに行った人たちが、口をそろえて「自分たちの方が、かえって元気をもらった。」と語っているのを耳にするにつけ、ある意味それは当然のことじゃないかと思うのですね。
また、友人はこんなことも語ってくれました。
用があって他県まで出かけることがあった折、出会った人々皆が、自分とは違う人種に思えたとか・・・。
それも何となく分かるような気がします。
そしてパンと焼き菓子のご注文も・・・。
何はともあれ、電話を切った後何故だか元気になっている自分を発見した私です。
今週のクッキーとマフィンのお知らせ
今週は、ジンジャークッキー、バタービスケット、わらいごま、森のパン屋のビスケットを焼きました。
他に、どろんこクッキー、ナッツクッキー、パタポンの在庫があります。
マフィンは、シマリス君の朝ごはんとそば粉マフィンです。
明日、明後日は定休日です。
また草刈りと畑作業と・・・で、忙しく過ぎてしまいそうです。