今年の小麦がどうなるか、収穫を待って検査してその結果次第です。
もしダメな時は、飯豊山食パンも麦畑通信・136もみのりのパンも全部焼けなくなります。
それではあんまりだと思っていたところ、近隣の有機農家さんから昨年度産の小麦があるので使って見ませんかとご案内をいただきました。
収穫直後から低温貯蔵庫に保管されているとのことで、もちろん無農薬有機栽培で品質も万全です。
これをとりあえず60kg確保いたしました。
これで数か月は持ちそうです。
もし今年の小麦とライ麦がダメな時は、来年用の種も無いことになりますので、本当に大変なことになります。
農家の仕事は、来年再来年の為に今が重要ということが沢山ありますから、ダメかもしれないと思っても田畑を維持するために作付けだけは、いつも通りにやっている所がほとんどです。
これから次々と収穫の季節がやって来るのですが、先を考えると憂鬱で仕方が無いと、その農家さんも漏らしていました。
1束100円かそこらでしか売れない小松菜のために、1万円の検査代がかかるという理不尽さを、どこがどうしてくれるのかくれないのか、未だに何の目途もありません。
食工房も、小麦とライ麦の検査代合わせて3万円をどうしようかと、今から頭を悩ませています。
先日は放射線測定器を買ったばかりだし、会津は下手をすると補償の対象から外されるかも知れないし、否、だから今のうちからしっかりと声を上げておかなくては・・・。
ちょっと愚痴っぽい話しになりましたが、これが今の食工房と周りの農家さんたちの置かれている現状です。