情けない国になったもの・・・

停止中の原発の再稼働を導くレールが、着々と敷かれつつあります。
昨日のストレステストの結果を了承するための会議に、反対派の人たちが押しかけて大騒ぎになりました。

福島の事故の原因究明が完全になされ、新たな安全に関する指針が出ない限り、原発の再稼働は議論に乗せる段階には達しません。
それは、学者、有識者、あるいは現在現場で収束作業に当たっている方、またこの私も含めた多数の国民の共通認識です。

そしてまたこの時期に、原発の寿命を60年まで延長して認めることが、正式に決まりました。
何故、政界と産業界は、それほどまでに原発の稼働に執着するのでしょうか。


それはもう分かっていることですね。


原発を止めたら、全てのウソがバレるからです。


この前も申し上げたように、原子力発電は最初から経済的に破綻しているのです。
それが明らかになったら、何もかもがお終いですから、この国どころか世界がひっくり返ってしまいます。


国民の我々もこの際、本当の意味で賢明にならなくてはなりません。


このままでは、どんどんツケが溜まります。
その一方で、特定の人たちだけに、着々と富が蓄積して行きます。
どこにそんな仕掛けがあるのか、簡単には分からないようになっているのですね。


もう半ばそれは止められない流れになってしまったかも知れません。


何とかならないのか・・・。


日々の生活に追われて精一杯でも、知ることと考えることに出来る限り時間を割こうと思っています。


以前、阿武隈の山の中で一緒に過ごしたことのある知人の一人が
こんなな活動をしていることが分かって、うれしくなりました。