放射能・近況


2012.01.28 室内にて


写真の線量計、入手以来ほとんどずっと電源を入れっ放しです。
部屋の中に置いている時も外に持ち出す時も、いつでも連続して測定しています。
最近の傾向として、大幅に線量が下がっています。

12月の降雪前に比べると、今日あたりは率にして40%近くも低くなっています。
0.06μSv/hは、もうほとんど平常値と言っても良いくらいです。
時々、0.05という数値が出ることもあります。

これは、予想通り雪の遮蔽による効果が現われているに違いありません。
他の場所でも、また私以外の別な方の測定でも同じ傾向です。
では、雪が融けたらまた上がるのでしょうか・・・。

残念ながらそうなると思います。

そして雪融け水の流れによって放射性物質が、移動したり地中に沈降したりする動きがあると思います。
それによって、ホットスポットが生じたり、逆に線量が下がる場所も出て来るでしょう。
田畑は、去年とは全く様子が違っている可能性があり、この春もう一度測定し直さないことには、実態は掴めないと思っています。


まだまだ全体像の掴めていない今回の原子力災害、これからまた新たに深刻な事実が判明するかも知れず、予断を許しません。


この一年間、ほとんど福島だけの問題のように扱われて来ましたが、関東甲信地域までも影響が及んでいたことが次々判明し、今後の対応は広範囲に渡らざるを得ないと思います。
実際、環境放射線量(μSv/h)を見る限り、東京周辺でも我が会津管内より高い値が出ている所が多数あります。


それにしても、事故原発本体の収束は、まだまだほど遠い状況のようです。
願わくは、大きな余震のないことを・・・。
ただただ祈ることしか出来ません。