もうすぐ3・11ですね。
今年のその日は明後日の日曜日ですが、昨年のその日は曜日で言えば金曜日で、つまり今日というタイミングでした。
あの日、いつもの金曜日と同様にマフィンとスコーンを焼いて、午後、娘二人に配達を頼みました。
今まさに出かけようという時に、グラグラとあの長い揺れが始まりました。
車を店の前に止めさせて、様子を見ていました。
初めのうち家の中にいた私と連れ合いは、店の出入り口に近い所で外を見ていたのですが、あまりにいつまでも揺れ続けるので、中にいるのが不安になり外に出ました。
ゆっくりとした長い揺れだったので、どこか離れたところで巨大な地震が起こったのかも知れないと、その時はとっさに東海とか南海とかそのあたりが思い浮かびましたが、そうではなく東北だと分かった時は、真っ先に原発のことが気にかかりました。
しかしそれも、あの津波の映像が流れる中各被災地の状況が想像されて、とりあえず何事も無く済んだ我が家で、先ずは気を落ち着けることだと肝に銘じました。
そして今でも不可解なのですが、娘たちを配達に出しているのですね。
結局無事に行って帰って来ましたが、途中道路が凸凹していたり信号機が消えていたり、配達先のお店では棚の商品が落下して大騒ぎになっていたり、そんなところへ納品に行ったわけですから、よくまあ・・・とは思いますが、事の大変さが認識出来ないくらい、ここは何事も無かったわけです。
でもその後の大変さは、このブログでもお伝えした通り・・・・。
あれから一年、ここ会津の地では、見た目は全く何事も無かったような風景と生活です。
でも何かが違う・・・。
本当は、日本全体がなんでしょうね。
3・11以後、確かに何かが変わったと言うか、壊れたと言うか、もう元には戻れない状況が進行し始めたのだと思っています。
それが何なのか、どういうことなのか、追々語らせていただきます。
先ずは3月11日を前に、この一年間をじっくりと思い返してみようと思っています。