災害の少ない会津には珍しく、直撃コースで台風が接近しているというニュースに、昨日から少し緊張していました。
でも、思いのほか大したことはなくて助かりました。
ここ高野の地は、本当に良い地の利に恵まれていて、風の害も雨の害も心配ありません。
それにしてもこういう時思い出すのは、山暮らしをしていた時のことです。
4kmの未舗装の林道は、雨が降ると大なり小なり必ず傷みます。
ましてや台風ともなると、あふれた沢の流れに道が押し切られて無くなってしまうことも、珍しくありませんでした。
台風接近のニュース(ラジオのニュース以外、情報はありませんでしたが・・・)を聞きつけると、先ず車を一台、林道の出口に置きに行きます。
こうしておけば、林道が不通になってもとりあえず外出できるわけです。
帰りはスコップを手に歩きで、途中の要所要所に水切りのための溝を掘ったりしながら戻って来ます。
台風が行ってしまった後は、車検の切れたオンボロの四駆の軽トラに、スコップ、ツルハシ、ナタ、チェーンソー、ワイヤーなどを積み込んで、林道の出口まで道を直しながら出て行きます。
木が倒れかかっていれば伐採して片付け、路肩が崩れていれば土嚢を作って補修し、水が流れて出来た溝があれば埋め戻し、一度に全部出来ない時は後々何日もかかることがありました。
あの頃はどういうわけか、毎年のように、それも多い時は二度三度、台風が襲って来ていましたね。
おかげで私も、我が家の四人の男の子たちも、すっかり鍛えられました。
今でも、この先、もしどうしてもと言うことになったら、どんな場所の悪い所でも、何とか生きて行けるだろうと思っています。
いやぁ。なんか淡々と書いてますがとんでもないですね。笑
すごいなぁ青木家。
こみけんさん、コメントありがとうございます。
初めのうちの数年間は、本当に大変でしたが、その後行政の協力もあり、年々楽にはなりましたね。
他にもまだ、大変と言うか、面白いと言うか、いろいろなことがありました。
追々、紹介することもあると思います。
お楽しみに。