半減期


Cs137換算で計算して見ました。


8月も早や半ば。
明日8月15日は、太平洋戦争が日本の敗戦で幕を閉じた日です。
先日6日は、広島原爆の日、9日は長崎原爆の日でした。

オリンピックの話題の陰に隠れて、この二つの大切な日の話題も、どこか影が薄かったような・・・。

今世界では、ヒロシマ、ナガサキ、フクシマと、認知されているのですね。
今の日本では、ヒロシマとナガサキは遠い過去の出来事、フクシマは早く忘れてもう考えたくない出来事、そんな感じでしょうか。

原発事故以来、半減期と言う言葉を頻繁に耳にするようになりましたが、人の記憶の半減期は本当に短い・・・。

いかなる理由があろうと、フクシマのことを忘れてしまわない限り、再稼働なんて結論は導けないはずですもの。

ところで、半減期ってどういうことだか、ご存じだとは思いますが・・・。
あるものの数量、効力などが1/2になるまでに要する時間のことですね。
もうどなたも良くご存じでしょうが、放射性セシウムはCS134が2年、Cs137が30年です。

半減ということは、文字通り半分になることなので、0になるのではありません。
Cs137の場合なら、30年経つと半分に、さらに30年経って60年が経過すると1/4になるというわけです。

そうやって30年ごとに半分のそのまた半分・・・と言う具合に減衰して行くと、約400年で1万分の1になります。
1万分の1なら、もう何も心配いらないと言う気分になってしまいそうですが、ちょっと待ってください。
あくまでも、元がどれだけあったかが重要です。

今回の事故では、一説には100京ベクレルの放出と言われていますから、その1万分の1は100兆ベクレル!?
もっとも話はそう単純ではなくて、半減期の短いCs134が半分近くを占めていますから、実際にはもっと早く減衰して行くでしょうが、一方でプルトニウムは、半減期が2万4千年ですから、我々の時間ではほとんど永遠と言っても良いほど先まで無くならないのですね。

そして、現在日本国内だけでも、使用済み核燃料が130万本・・・!
その放射能の総量は、一体何ベクレル?
それが無害になるまでの時間はどれほど?

そのリスクをさらに増大させながら、全てを未来に先送りしながら動いているのが、今の原子力発電です。
冷静にフクシマのことを考慮するなら、今すぐ全機停止廃炉のプロセスに入らなくてはならないと思います。

電力が足りないとか、そういう問題ではないでしょう。
それに、電力が足りないというのは、ウソのようですし・・・。

足りないのは、明らかに我々の思考能力。
つまりちょっとおつむが足りないのですよ。
世界の物笑いになる前に、考え直しましょうや!





  あとは「真夏のカレーパーティー」だけ

イベント続きのこの一ヶ月でした。
あとは今度の日曜日の「真夏のカレーパーティー」を残すだけとなりました。

実はまだ定員まで余裕があります。
ギリギリまで予定が立たないなどの理由で、参加を決めかねている方が多いらしいのです。

昨年は、当日朝のお申込みにお断りの対応をしましたが、今年は受け入れ可能かも知れませんので、思い立たれましたら先ずはどうぞご連絡を。

皆さまのご参加、お待ちしています。

ご案内は、<こちら>をご覧ください。