ていねいに暮らしたい

暮らしの中の小さな事どもに、ていねいにに関わりたい。
そしてその中に、ささやかな楽しみや喜びを見つけて満足する、そんな暮らしがしたいといつも思っています。

今日は、休日を昨日と入れ替えたので、食工房の仕込みは娘とスタッフさんに任せて、家の雑用に時間を費やしました。

雪囲いの設置が何と言っても最優先なので、先ずは北側になる家の裏手に行ってみました。

雪囲いをすると言っても、その前にいろいろ配慮しておかなくてはならないことがあります。
例えば、プロパンガスのボンベが置いてあるのですが、雪囲いをすると交換が出来なくなりますので、一冬持つだけのボンベを置いてもらいます。
だからそれが終わるまでは、囲いを閉じられないのです。

あまり早い時期にやってしまうと、春までガスが持たないかも知れませんし、遅いと雪が降り出してしまうし、タイミングは難しいのです。

しかし案ずることはありませんでした。
何と今日、ガス屋さんがやって来て、ボンベを交換して行きました。

グッドタイミング!

でもこれは、今日のタイトルとは関係ないお話しです。

もう一つ配慮しておかなくてはならない重要なこと、それは下水のメンテナンスです。
やはり雪囲いをした後は、下水溝の溜桝が開けられなくなり、万一詰まったときは台所も風呂も使えなくなってしまいます。
実は二年前の冬に、このことで痛い思いをしていますので、懲りているのです。

そこで今日はまず、下水溝のメンテナンス、つまりドブさらいをやりました。
でも始めて見ると、これが簡単ではありませんでした。

夏、草刈りした時の草が枯れてそこらじゅうに散乱していて、邪魔なことこの上ありません。それを片付けながら、一輪車に泥を救い上げては運び、繰り返すこと十回近く。

さらに、崩れた石垣の石が溝を塞いでいましたので、それも退かして・・・。
いやはや前段の作業で、すっかりくたびれてしまいました。

その後一休みして気を取り直し、やっと雪囲いを設置。
まだ一部ではありますが、取っ掛かりが付いたのでやや安堵というところです。

それで今日、何が一番うれしかったかと言うと、掃除の終わった排水溝を水が流れていくのを見た時です。

もう掛け値なしに・・・。

こんな、何と言うか、一銭にもならないことに、時間を費やしてていねいに作業する、その喜び・・・分かりますか?

実はこれ、食工房病の原点です。

あと余談ですが、白菜の収穫もしました。

嗚呼、豊か豊か!