ヴァルティナ、ヴァルティナ、ヴァルティナ!
フィンランドで人気のバンドと言えば、ヴァルティナです。
そして、ヴァルティナを知っているとしたら、あなたは相当なフィンランドびいきです。
ここ20年くらいの間、世界中で伝統音楽、民俗音楽などいわゆるルーツミュージックの再興が、大きな流れになっています。
そして北欧こそはルーツミュージックの宝庫であり、今では魅力ある、また実力あるミュージシャンが沢山現れて、音楽界をにぎわしています。
以前一時、北欧のミュージシャンたちは、国際的に認められようとしてわざわざ英語の歌詞で歌うことが多かったのですが、今は逆に、母国語の響きや韻を大切に考え、それぞれの国のそれぞれの地域や民族の言葉で歌っています。
そんな中でヴァルティナは、今から24年前にフィンランドのカレリア地方の小さな村で、9歳から16歳くらいまでの女の子のグループとしてスタートしました。
その後すぐに男の子たちも加わり、当初は男の子6人を含む総勢21人の子ども達の、元気のいいバンドでした。
そしてやっていたのが、カレリア地方のルーツミュージック。
1987年にはファーストアルバム「ヴァルティナ」を発表していますが、まさに子ども達が元気な声を張り上げて、カレリア地方の伝承歌を歌っているのが、何とも愉快です。
その後いろいろと変転があり、それを語ればキリがありませんが、現在は当初からのメンバー3人を含む、女性3人男性6人で活動しています。
女性3人は専らヴォーカル、男性6人が楽器の演奏やコーラスでサポートしています。
ところで、フィンランド語の韻は、いわゆる西洋音楽の定型のリズムに乗りにくいらしく、彼らの曲には変拍子がところどころに現れます。
それが、聴いていてとても新鮮ですが、一方どこか日本の民謡の間の取り方に通じているようにも聴こえて、不思議と違和感がありません。
それで今、うちの娘たちがヴァルティナにフリークしていて、つい先日20周年記念アルバム「iki・イキ」(最高の、の意)を手に入れました。
まさにタイトル通り、背筋に震えが来るような興奮と感激を味わいました。
さすがに人気バンドだけあって、インターネット検索でもいっぱい出て来ます。
皆さんにも知って欲しい、フィンランドの一面が見えるかも・・・。
先ずはオフィシャルサイトは<こちら>
You Tubeでライブビデオクリップも沢山見られます。
リンクは<こちら>
さてさてこの週末は、ヴァルティナでお楽しみください。