秋深まり、やがて雪

今日も朝からずっと雨でした。
台風の影響もあるのでしょうが、どちらかというと日本海側の気候のここ会津では、これからの季節、ぐずついた空模様が多くなります。
そして一雨ごとに冷え込みが強くなり、やがて雨はみぞれに、そして雪に変わります。
私は、五十過ぎまでずっと太平洋側の気候帯に暮らしましたので、秋から冬の間はいつも晴れている風景に馴染んでいます。
ですから、まだこちらの気候には、すっかり慣れたというわけには行きませんが、それでもこちらにはこちらの良さがあり、けっこう気分良く過ごせるという気がしています。
雪とのつきあいは、確かに大変なこともあるのですが、一方、雪が会津の豊かさを保証する大切な水資源であることは間違いありませんから、私は雪が降る度に、一人密かに手を合せて「ありがたい、ありがたい・・・。」と唱えています。
うす暗い空から雪が落ちてくる様子を眺めていると、正直、飽きることがありません。
ただ、そうぼんやりと雪を眺めているわけには行かないことがほとんどですから、いつも思いを断ち切るように止めなくてはならないのが、残念でなりません。
子どもじみていると言われればそれまでですが、私の場合、いくら歳をとってもこの気持は無くならないと思います。

それで先日河原に行った時、雪の季節になったら「顔たち」にも会えなくなるし、第一、春までそのまま残っているわけもないと思い、写真を撮りました。
「顔たち」は、今年の春から今まで壊されもせずに、ずっとそこに居ます。
その一つに誰かが、砂を固めて作った見事な玉をお供えしてくれたのを見つけた時は、しみじみ嬉しかったですね。
両頬にお化粧もしてくれてました。
それでは、面々の姿をご覧ください。