どこまで進む?コンピューターの能力


CPUクーラー
高度な電子機器でありながら、このようなモーターで回る扇風機のような
パーツが必要なところが、私にはとても愉快です。
頭を冷やさなければならないのは、人間だけではないというわけです。


PCに触り始めて丸三年になります。
何も知らずに譲ってもらった中古PCがそこそこのスペックで、今でも私の用途には満足して使っています。
しかし使い込むほどに仕事上での依存度が高まり、今はPCが動かなくなったら、ラベルの発行や「パンだより」の編集、ホームページやブログの更新など、すぐにも支障を来たします。
二台目のPCをいつでも使える状態で待機させて置きたいと考え始め、そのためにいろいろとPCについて情報を集め勉強していますが、まず驚くのが、止まることを知らぬスペックの向上です。
もうすでに40年以上も前に、半導体メーカー「インテル社」の創設者の一人、ゴードン・ムーア氏が提唱した「ムーアの法則」に、コンピューターの能力は2年で2倍になると言われたとおり、私がPCに触り始めてからでも、2年くらいの間に何もかもが2倍以上になっています。
CPUの処理能力、メモリーの容量と伝送速度、ハードディスクの容量などコンピューター本体に関わるスペックはもちろんのこと、プリンターの印刷精度や印刷速度など周辺機器も同じくらいスペックが向上しています。
ところで、コンピューターにチェスや将棋を覚えさせ、人間と対決させて能力を測るという話題を、どなたもよくご存知のことと思います。
単純には言えませんが、コンピューターはすごい勢いで強くなっていて、チェスではすでに人間を負かしてしまいました。
将棋でも時間の問題と言われますが、ここで注目されていることは、勝負の勘所は理詰めの計算だけではなく、センスが介在するということです。
これはある友人から聞いた話ですが、近い将来、コンピューターにそのセンスを持たせることが出来るようになるそうです。
もしコンピューターがセンスを持ったら、どういうことになるのでしょうね?
一言で言えば、コンピューターが人間のように振舞い始めるということだろうと思います。
画面の向うに、一人の人間あるいは複数の人間がいて、語りかけて来るかのように思えることでしょう。
ユーザーのニーズを十二分に察知して、満足に余る情報を提供してくれることでしょう。
しかし・・・です。
少し穿った見方かも知れませんが、人間とコンピューターの関わりがさらに深くなり、コンピューターがそこまで発達した時、コンピューターはマインドコントロールのための絶大な力を秘めた道具となる可能性がありますね。
誰が誰のために使う道具なのか、誰がその巨大なシステムの主導権を握るのか、何も知らないユーザーは、ただ便利さに興じている間にモルモットにされてしまっているかも知れません。
例えば、道具好きの私などが、先ず一番のカモかも・・・。