多品種、少量製造です。


食工房では、メニューの数は増えることはあっても、減ることは先ず滅多にありません。
いつの間にか、この頃仕事が重いなァと感じるようになっていましたので数えてみたところ、パンと焼き菓子が季節商品のシュトレンとアニスシードケーキを入れて39種類、それにコーヒー豆が10品目とライ麦コーヒーとカリーマサラでした。
さすがに、年中すべての品目を品切れさせないように揃えておくことは出来なくなりました。
先週末から新しく仲間入りした、クリングラ2種類を今日も焼きましたが、その代わりカネリプッラはお休みせざるを得ませんでした。
というわけで、当分、カネリプッラは木曜日にクリングラは土曜日に焼くというスケジュールになります。
その他、季節によって登場したりお休みしたりするメニューがありますので、その都度お知らせしています。
ご利用の前に、最新のメニュー表をチェックしてくださいね。



Kringla / クリングラ・プレーン


Kringla / クリングラ・チーズ入


ところで今日は、クリングラを焼く時また一工夫しました。
生地を延ばす時、全部同じ太さにしないでわざと端の方を細くしました。
こうすると、まん中でひねったその先がカリカリに焼き上がるので、太いところはパン風に、細いところはクラッカーのような食感になります。
一つ食べるうちに、二つの食感を楽しめるというわけです。
スウェーデンではクリングラですが、アメリカやその他の国ではプレッツェルと言うそうですね。
これからもっともっと研究して、いろいろなバージョンを造ってみたいと思っています。

それで、チーズ入りの方の塩加減が、ビールのお供に良さそうだなァと思ったら、本当にドイツではプレッツェルをかじりながらビールを飲むそうです。
それも、レモネードで割ったビールを、大きなジョッキに浪波と注いで。
そうそうそれで話しが脱線しますけど、ドイツやベルギーなどビールの本場では、ハーブやスパイスを入れたビールがあるのですね。
ホップもハーブの一種ですが、それ以外にもいろいろなものを入れることがあるらしいです。
今度、ゆず果汁とハチミツを炭酸水で溶かして、ビールと混ぜ合わせて飲んでみようかなと思っています。
ホップの香りと柑橘系の香りは相性がいいと思いますから・・・。
近いうちにご報告いたします。


さて今日は、週末ということもあり、お客さまも三々五々お見えになりました。
これから三月も中後半になると、山都寒晒しそば祭り、福寿草祭りと、イベントも始まって、静かだったこの辺りもにわかに活気が出て来ます。
そう言えば昨日、フキノトウを見つけたと聞きました。
春はもうすぐです。