風邪が回って来たなと感じてから一週間近くになりますが、その間、医者を訪ねることなく、薬を飲むことなく、特別なこともしないで、動くに耐えられなくなったら休み、自然の計らいに任せていました。
少し気をつけていたのは、睡眠不足にならないようにすることと、食事の量と質的なこと、それから夜寝る時に鼻や喉が乾いて息苦しいので、マスクをして寝たことくらいです。
そうやって自然治癒に任せていると、病気の経過に伴って体が様々に反応しているのが分かって、とても興味深いものです。
鼻が詰まったり、痰が絡んだり、咳が出たり、喉が痛かったり、頭が痛かったり、声が出なくなったり、食欲がなくなったり、熱が出たりと、次々あるいは同時にそれらが体を襲撃して来ます。
実際にはかなり辛い時もあるわけですが、そういう時こそ自分の体が何を欲しているのか、本当に必要としているものが分かるチャンスだと思っています。
今回もまたたいていいつでもそうですが、私は風邪をひいていても、風呂に入るのは休みません。
物凄い高熱で、息も絶え絶えというなら別ですが、もう何十年来そういう状態になったことはありません。
体の節々が痛くなるような熱を出すことは時々ありますが、体温を測った覚えはほとんどないので、何度くらいだったのか定かではありません。
つまり熱のことは気にしないで、風呂には必ず入っているわけですが、そういう時は低温長時間浴にしています。
そして好みの香りのハーブを入れることもあります。
私が、風邪に感染したなと感じた時先ず注意していることは、出来るだけ睡眠を多くとることと食事量を減らすことです。
そして食事は、動物性食品、乳製品、甘味品、油脂分の多いものを避けます。
食物繊維の豊富な玄米や黒パンを主食に、徹底して粗食小食にしています。
これを、はっきりと回復期に入ったと自覚出来るまで続けます。
体はとても正直で、回復して来ると、心底空腹を感じるようになります。
でもそういう時、食欲に任せて手当たり次第に食べると、失敗することが多いので気をつけなくてはなりません。
体は、時間をかけて少しずつ回復して行くのだということを、意識していることです。
一度炎症を起こした鼻や喉の粘膜は、元の状態に戻るのにさらに何日かかかるわけですから。
まあそのようにして、今回はだいたい一週間ほどで回復して行くようです。
あと一日、二日、用心して過ごせば、その後は逆に積極的に体を動かすことで、完全に治ると思っています。
実はここ何日間、こんなことをブログに報告したせいで、多くの方々にご心配をいただいてしまいました。
私のこのような対処法が、皆さまに何かのご参考になるなら、それがせめてもの報いです。