定休日の今日、ありがたいことにいいあんばいで、ポカポカと暖かい陽射しの下で、午前中は雪囲いを外したり、自動車のタイヤを取り替えたりしました。
それでも、「この暖かさならきっと・・・」と思い、いつもの場所(と言っても、半径50メートルの中ですが)に行って見ると、予想通りすみれの花が咲いていました。
うす紫の、まさにすみれ色の可愛らしい花を見るたびに、私が決まって口ずさむメロディーは、あの「すみれの花咲く頃」です。
私が子どもの頃には、もう何度か耳にした覚えがあるこの歌は、1930年(昭和5年)に宝塚歌劇団で歌われた歌だそうです。
私が知っている一節は、
すみれの 花咲く頃
始めて 君を知りぬ
君を思い 日ごと夜ごと
悩みし あの日の頃
すみれの 花咲く頃
今も 心奮う
忘れな君 我らの恋
すみれの花 咲く頃
これだけでしたが、この記事を書くに当って「すみれの花咲く頃」でネット検索して見たところ、NHKのドラマのことが冒頭に出て来たり、歌詞はもちろん、試聴も出来るし、まあにぎやかなこと!私は、何も知りませんでした。
ところで、すみれは可憐な姿からは想像出来ませんが、とても生命力の強い植物で、やせた土地を好んで生息しています。
山道や川沿いの土手に行くと、わりあい簡単に見つけることが出来ます。
野生のすみれにもいくつか種類があるのですが、互いに交雑して次々に亜種が生まれるので、正確に種を特定するのが難しいです。
ここに咲いているのは、多分「タチツボスミレ」で間違いないと思います。
すみれの花を見つけて、元気をもらったような気になりましたので、午後から買い物に出るついでに、春を見つけに回り道をして来ました。
会津平らと呼ばれる平野部は、川がいくつもあって、蛇行を繰り返しながら合流するので、川沿いの眺めはどこでも本当に絵になります。
まだまだ、ほとんど知らない所だらけですが、今日一番気持ちの良かった所の写真です。
私は、こういう場所に立っているだけで、だんだん元気になって来ます。