コーヒー一杯のお値段



もう何度もご紹介している
駅カフェの店内


今、喫茶店で飲むコーヒー一杯のお値段は、いくらと言えばいいのでしょうか。
昔とちがって、お客さまのニーズつまりコーヒーの飲み方もいろいろ多様になり、それに合わせて喫茶店の形態も多様化しています。
ところで、話しがちょっと脇にそれますが、喫茶店の「喫」は喫煙を意味していることは、どなたもご存知と思います。
近頃は、タバコの有害性への認知が徹底したからでしょうか、公共の場所はすべて禁煙が原則となりました。
飲食を提供するお店も、今やほとんどが禁煙です。
喫茶店という類別は、どうやら意味がなくなってしまったようですね。
だからでしょうか、「カフェ」とか「茶屋」という呼称が流行っています。
確かに、店名に喫茶〇〇とあって中に入ると禁煙というのでは、チグハグな感じがしますね。
それでついでに思い出しましたが、「純喫茶」という類別もありましたね。
こちらは、飲食営業許可上の類別で、一般食堂とちがって、コーヒーや紅茶など飲み物だけを提供する店ということで、厨房設備も簡易なもので良いことになっています。
いずれにしても、タバコの煙の苦手な私にとっては、どこに行っても原則禁煙の方が、安心でありがたいですね。
と言うわけで、喫茶店ではなくカフェで飲むコーヒー一杯のお値段の話しに戻りましょう。
それで、お店が多様化したと申し上げましたが、当然コーヒー一杯のお値段も多様です。
ファーストコーヒーでは、100円台があるかと思えば、何から何までこだわりの超個性派カフェでは、一杯1000円超のメニューも珍しくありません。
そうは言いつつ、だいたいほとんどのお店のコーヒーは、一杯300円から500円超くらいの範囲にあるのじゃないかと思いますが、純粋に飲み物としての材料原価からすると、ずい分高いと思われるかも知れません。
でも、カフェは各々、一杯のコーヒーと共にそのお店ならではのくつろぎの時間と空間を提供するわけで、そのための店内設備や家具調度、食器や器具などに、お金と手間ひまをかけているのですから、コーヒー一杯のお値段の中身は、むしろその部分に払う代価の方がウェイトが大きい、と考えた方が当っています。




二階にギャラリーがあり、
食事も出来る、茶房びおとーぷ


近ごろは本当にいろいろなスタイルのカフェがあって、食工房のコーヒーをお付き合いいただいているお店も、それぞれ皆、異なるスタイルの素敵なお店ばかりです。
そして、それぞれのコーヒー一杯のお値段の中に込められたプラスαは、それがあるからこそわざわざ訪ねたくなる魅力なのです。




散策が楽しい美坂高原の中、
向うの赤い屋根が空色カフェです。



会津平らを見下ろす素晴らしいロケーション
ハーブガーデンもある、「けむりの木」



仙台にある、民家をそのままカフェにしてしまった、
「グラティチュード」


それぞれのお店に関する記事があります。
店名でブログ内検索してみてください。
あと一軒、「くさの根」さんは、残念ながら画像がありません。
またそれぞれのお店の記事を、新たに書いて行きますのでどうぞお楽しみに。

コーヒー一杯のお値段」への4件のフィードバック

  1. どーむはうす

    NHK見ました!!
    成長したシンゴ君の活躍ぶり頼もしいですね。
    ジャンベもすっかり板に付いているようで…

  2. nori

    喫茶店が喫煙の意味を持っていたなんて初めて知りました。うちは一応「茶房」にしていて良かったです。今では昼食も出していますが。
    禁煙のお店なのでタバコを吸いたい方には申し訳ないと思っていましたが、タバコの煙が苦手という方や、赤ちゃんまで安心してご来店いただいているので良かったと思っています。
     今は街の中で営業していますが、いつか自然の景色が素敵なところでやってみたいという気持ちがあります。畑もやってみたいです。

  3. Mikio

    どーむはうすさん、コメントありがとうございます。
    そうですか、見ましたか。
    とっくに親の手を離れて、着々と自分の世界をつくっているようです。

  4. Mikio

    noriさん、コメントありがとうございます。
    お恥ずかしい話しですが、喫茶と喫煙は関係ないそうです。
    私は、もうずっと勘違いしていたわけです。
    一人で確信していたので、よく調べることもしませんでした。
    この場を借りて、皆さまにもおわび申し上げます。

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