いいあんばい!?



国道459号線 相川地区 藤沢地内


「いいあんばい」とは、本当は、春や秋の過ごしやすい季節のうららかな晴天のことを言うのですが、一昨日の夜から今朝にかけて、ほど良くまとまった雨が降り、日中は雲間から日差しもあり、畑の野菜や野山の草木にとっては、まさに「いいあんばい」だったと思います。
実は一昨日、ブログの記事にはしませんでしたが、県下一斉に河川のクリーンアップ作戦と称して、地域の水周りの清掃作業が行われました。
我が集落でも人足として招集がかけられ、朝の5時から、集落内で合流する一の戸川と五枚沢川の河川敷の、草刈りやゴミの回収を行いました。
川の合流点付近には、蛍の繁殖が確認されていましたので、そこだけは草刈りしないで残すという素敵な計らいも実行されました。
多勢の力というものはさすがに凄いもので、わずか1時間あまりで作業を終わらせることが出来ました。

そして朝食休憩をはさんで、8時から国道沿いの花植え作業をやりました。
こちらは、強制力のない自由参加のボランティア作業でしたが、ほぼ全所帯から参加者があり、前回地ごしらえをしておいたところに、マリーゴールドやサルビアなどの花の苗を植え付けました。
その直後から、当日は真夏日の晴天となり、水やりのために数人の方が後作業をしていました。
それでも夕方には、苗はしんなりとしてしまって、とても心配しましたが、夜半から雨が降り出しホッとしました。
翌日、散歩がてら見て回ったら、皆しゃんとしていたのがことさらうれしく思えました。
そして昨日から今日にかけても、いいあんばいに天が水やりをしてくれています。

私は、今回もまた、地域で暮らす「土の人」の底力を見せてもらったような気がしています。
日差しが高くなり暑くなリ始めて、いいかげん疲れも出て来た頃なのに、苗が残っているうちは新たに場所を作ってでも、植え終わるまでは止めない心意気に、これが百姓魂なのかなと感じ入った次第です。
「これが全部咲いてみろ、見事なもんだぞ!」と満足そうに語る笑顔は、何物にも代え難いにちがいありません。
そんな思いが通じたからこそ、いいあんばいに雨も降るのだと納得せずにはいられない私です。


 食工房からおしらせ

今週は、木曜日クリングラ 土曜日カネリプッラ の予定となっております。
ナンも沢山焼いて、ご来店をお待ちしております。