パン生地に追いかけられる!

おかげさまで、このところは、そこそこの数のパンを焼いています。
それにしてもまあ、毎週木曜日の忙しいこと!忙しいこと!
それでもちゃんと時間内に仕事がこなせるなら、むしろ嬉しいくらいです。
ところが力量不足というか、修行が足りてないというか、あるいは・・・、そもそもこれが限界なのか、どうしても時間が押して来るのですね。

そして6月、7月と少しずつ気温も高くなり、作業場は朝一番から25℃以上、オーブンを使っている時は30度超ですから、パン生地は保温しなくても、どんどん醗酵が進みます。
時間調整のために、醗酵が遅くなるよう涼しいところに置いたつもりが、全く予測が外れて醗酵が進んでしまい、次の工程を作業しなくてはならなくなって大慌てすることもあります。
それでも手が間に合えば、どうってことはありません。
ハイテンションでバリバリ仕事をするのは、体の調子が悪くない限り、私にはむしろ快感です。

ところが今日は、もう一つ困ったことが起こりました。
手順良く生地の成型を終えたところまでは良かったのですが、次々焼き上げていくうちに最後になって、先に焼いているものが釜から出る前に、もう次のパンを釜に入れるタイミングになってしまったのです。

食工房のオーブンは、上下二段あってそれぞれ独立して使えますので、こういうことは滅多に起こらないのですが、今日は二段とも塞がっていました。
いやはやこういう時の気分は最悪ですね。
自分のがんばりでどうにかなるものではありませんからね。
ただ気を揉みながら待っているしかありません。
それでも今日のところは、全部自家用という最悪の事態は避けることが出来ました。
もっとも、幾つか自分たちのおやつになりましたが・・・。
このところ醗酵がスムーズなおかげで、全体としてはパンの出来がとてもいいのが何より嬉しいです。
この次からは、またもう少し手順を考えてやろうと思っています