ずっと以前は、そんなことを考えもしないで気ままにやっていましたが、一定の評価をいただくようになって見ると、食工房のコーヒーの味を安定して維持することの大切さを自覚するようになりました。
そうしてもう何年もの間、大した問題も無くやって来られたのですが、今年はブレンドのベースに使っているブラジル産の豆・ジョアキン農園産が、天候が悪かったのかちよっと不出来で頭を抱えています。
最初は、選別を厳しくして欠点豆を徹底的に拾い出せば、あとはローストの腕でカバー出来るかも知れないと思って挑戦していましたが、舌の敏感なお得意さまから、やっぱりご指摘をいただいてしまいました。
多分他にも、すでにお気づきの方がいらしたのじゃないかと思います。
何しろ相手は農産物ですから、多少の出来不出来は仕方のないことではあります。
そしてこの豆の場合、単一農園産ですから、出来不出来はもろに出ます。
まあ、そういったリスクとも付き合ってこその第三世界支援の道ですから、来年の作柄の良いことを祈って、当分は辛抱するしかありません。
他に似たようなキャラクターの豆は無いかということで、別ルートでティジュコプレト(参照)やバージングランデ(参照)を見つけましたが、いずれもスポット商品だったようで、後の入荷が無く、間もなく食工房の在庫も終了してしまいます。
引き続き新しい豆を探していますが、なかなかこれというものが見つかりません。
明確な自分のコーヒーの味を持つのはいいのですが、維持するのは容易なことではないことを、改めて思い知らされています。
コーヒー豆にかかわらず、自然を相手にしているのですから、変化があって当然のことと思います。
その味の微妙な変化で、その年のその場所のことを想うのもいいのではないでしょうか?
hamさん、コメントありがとうございました。
そんな風に思っていただければ、それはもう理想ですね。
品質維持ばかりに気をとられて、そのあたりを率直に伝える努力が欠けていたかも知れません。
こんばんわ 偶然見つけました。喜多方は聞いたことがあるが行ったことはない。まして飯豊山なんて?ですが。自営業同士の親しみを感じ一言。
定番の味 これが提供できるのがプロですね。これがなかなか難しい、とにかく気持ちよく朝目覚めることが第一だと思っています。
arz2beeさん、コメントありがとうございました。
偶然見つけてくださったとは、これがネットの世界の面白いところですね。
リンクを辿って、そちらのブログも少し拝見しました。
今日の記事にパンのことを書かれていましたが、今ちょうどとびきり忙しいところなので、コメント差し上げることも出来ませんでした。
これをご縁に、時々拝見に伺います。
どうぞよろしく。